刀について詳しくは→大典太光世を参照
プロフィール
「あんた、俺を表に出して良いのか?俺は封印されて、蔵にいるべき剣だぞ…」
「戦は好きじゃないが蔵に戻るわけにもいかないしな」
「俺が何で蔵に封印されていたか分からないようだな!」
「…これで、鳥にはますます恐れられてしまうか」
概要
2016年8月5日に「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket 150万DL突破記念 RTキャンペーン」対象として実装発表。事前に、指定ツイートが10万RTされて新刀剣男士実装と告知。5日17時に指定ツイートが投稿され、42分で10万RT達成された。18時に名前と全身イラストが発表された。
2016年8月16日~8月23日の期間限定鍛刀キャンペーンで先行実装。
その後2018年7月に大型アップデートが行われ、通常ステージ7-3の通常マスでドロップできるようになった。
同時実装のソハヤノツルキとは同じ刀工であり、彼の台詞によると兄弟の関係。
公式Twitterの紹介
天下五剣のひとつで、三池典太光世作の太刀。
同時代の刀剣とは作風が隔絶しており、その異質さからか枕元に置けば病も治るとされた霊刀。
小鳥などの動物が恐れて近寄れないほどの強い霊力を持つ。
普段は厳重に蔵に仕舞われていた正真正銘の蔵入り息子。
性能
特での最大打撃が76であり、太刀では単独トップ。これは槍である蜻蛉切と同値である。
生存が初期58、特初期値で64と太刀の中で1位。この値は大太刀と並ぶほどの高さ。
必殺の値は最大37と太刀の中では髭切特三に次いで2位。
その代わり機動は特最大でも35と太刀の中では低め。
レア度5のため装備スロットは3つであり、装備によってより強力な力を発揮する。
同じレア5の太刀である三日月宗近がバランス型、数珠丸恒次が防御特化型であるとすれば、大典太光世は重量系攻撃特化型。
キャラクター像
担当絵師の実装祝い非公式イラストでの言及によると、「ネガティブ系天下五剣」とのこと。(参考ツイート)
癖のある長い髪に赤い瞳、長身痩躯(ただし真剣必殺で見る限り腹筋は凄い)かつ強面で、刀剣男士の中でも屈指の威圧感を醸し出している。
しかしヤクザのようなワイルドな見た目に反してボソボソと小声で喋りがちで、そのギャップから度肝を抜かれた審神者も多い。
詳しくは大典太光世の記事に譲るが、キャラクターの元となった刀剣は並外れた強い霊力を持っていたとされる。あるとき、前田利家の娘・豪姫が重い病にかかり臥せってしまった。利家が豊臣秀吉から大典太光世を借りて枕元に守り刀として置いたら病が好転した。またあるときは、彼が封印されていた蔵には小鳥などの小動物が近付くと急死して屋根から落ちていった。などなど、様々な伝説がある霊刀である。
「怪異も病も俺を恐れるが、誰も俺と触れ合えない。どうせ俺はそんな刀だよ」
「あんた、俺を表に出して良いのか。俺は封印されて、蔵にいるべき剣だぞ」
しかし、その強大な霊力に本人は否定的な考え方であり、初対面でいきなり「あんた、俺を封印しなくていいのか?」と問いかけてくる。
どうやら強い霊力を持つが故に封印されていた過去がある所為か、自分を「蔵にいるべき刀」と捉え、誰とも触れ合えないで過ごすことを自らに強いている様。
しかし一方で、蔵の中に閉じ籠ることは本意ではないのか、「戦は好きじゃないが、蔵に戻るわけにもいかないしな」「何かを斬らなきゃ、外にいられないんでな」と、蔵の外で過ごすことを望むような台詞を吐くことも。
卑屈的な台詞が目立つ一方、褒められても中々言葉通りに受け取らなかったり、面倒臭いこじらせ方をしている。「どうせ……」という言葉がゲーム内で頻出しているので、最早癖のような考え方なのかもしれない。
胸や足の赤い紐は封じられていた事を象徴するものと思われる。真剣必殺の際には紐が解け、霊力を発現させている。
兄弟関係であるソハヤノツルキとは、1-2「維新の記憶:会津」に一緒に出陣すると回想其の34が発生する。また、内番「手合せ」でペアで組み合わせると特殊会話が発生する。
前田家に所蔵されていた繋がりのある前田藤四郎とは、一緒に出陣すると回想其の36が発生する。
他にも元主の前田利家公が『親父殿』と呼び慕っていた柴田勝家の所有刀であり霊力絡みの刀であるにっかり青江と、同じ前田家繋がりかつ同じ県立美術館に保管されている白山吉光も登場するが、現時点で彼との絡みや関わりは不明。
メディアミックス
続「刀剣乱舞-花丸-」
第五話より登場。山姥切国広によりソハヤノツルキと同時期に顕現された。
メインとなるのは第十話。自らの霊力が強すぎる為、本丸にいる動物たちを怖がらせてしまうとして、刀であった時同様に蔵で静かに暮らすことを選んでいた。以後は前田藤四郎の世話を受けていたが、抱える懸念を仲間の協力で解消。ようやく本丸で日々を過ごすようになる。
活撃 刀剣乱舞
第一部隊の隊員として登場。永禄の変以後、怪事の続く京へと出陣する。
現地で農民と交渉して食材を贖うかたがた情報を集めた結果、先頃暗殺されたはずの足利義輝が時間遡行軍を率いている事が明らかとなる。
戦闘においては、時間遡行軍の喉首を掴んでぶん投げて屠り、刀を抜きにしてもなお強さを見せた。そして雷鳴とどろく中で「俺は雷が鳴っている時が一番調子がいい」と、見るものを震え上がらせる笑顔を見せながら呟き、襲いかかって来た大太刀を一撃で両断している。
最終話では第二部隊の増援として駆けつけ、蜻蛉切と並び立ち時間遡行軍の大群を相手に大太刀回りを演じた。
舞台『刀剣乱舞』
「慈伝 日日の葉よ散るらむ」より登場。
「悲伝」で起きたある出来事により、新たな本丸への引っ越しで起きる様々な騒動に関わる事となる。
山姥切長義が本丸にやって来た事で起きる悶着も冷静に観察しており、本丸全体を使った演練では別チームとなったソハヤノツルキを相手に、全力で戦う事の喜びを露わにする。
そして終盤、五虎退がなくしてしまった『あるもの』を探す為、霊力を全開にした結果……
ミュージカル『刀剣乱舞』
「東京心覚」にて初陣。
後に東京となる江戸を巡り、様々な時代へと出陣。その中で南光坊天海による守護結界の作成を助ける事となり、死後に大怨霊として恐れられた平将門と七体の分身を相手に、壮絶な戦いを繰り広げる。
また、過去作でたびたび言及されていた「三日月宗近という機能」について「俺に言わせれば、それは呪いだ」と語る。どうやら、何かを知っている様子だが……
外の人がHBB(ヒューマン・ビートボックス)を得意としており、第二部で披露する。
「真剣乱舞祭2022」では、千子村正と入れ替わる形で、福岡公演から参加。
MCで毎回HBBを披露するが、開催地に合わせた民謡を取り入れたり、大千秋楽では蜻蛉切の歌唱と合わせて「東京音頭」を共演。本人曰く「怪異も病も、まとめて斬ってやる!」との事で、特に水心子正秀は目をキラキラさせて見入っていた。
心覚のMCでも真顔で面白い事をやっており、野球や駅伝の解説、フィギュアスケートのBGMを担当。ツッコミ不在の状況下でおおいに笑いを誘う事となった。
余談
ソハヤノツルキと共に「刀剣乱舞-花丸-」に登場することが決まった際、公式サイトにて浪川大輔(CV大典太光世)と誤って掲載。
中の人が刀剣男士になるという極めて異例の事態が発生した。