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子供部屋おじさんの編集履歴

2022-07-08 19:57:14 バージョン

子供部屋おじさん

こどもべやおじさん

実家暮らしの男性のうち、年齢を重ねている人の事。差別的意識を含み、使うのは好ましくない表現である。

概要

結婚適齢期か、それ以上の年齢でも実家暮らしを続けている男性。「子供おじさん」「こどおじ」などの略称で呼ばれることも多い。女性の場合は子供部屋おばさんとなり、意味合いは一緒である。


ニート無職を指すこともあるが基本的には「成人しても未だ独立せず親元で過ごしている男性」を指している。また、実家から独立していようが結婚していようが精神年齢が低い男性への煽りとして用いられることもある。「子供部屋おじさん」「子供部屋おばさん」とも強い侮蔑嘲笑を含んだ語であり、煽りとして用いられることから、相手に対してこの言葉を発するべきではないし、自虐として使うと強い卑下のニュアンスが伴うので、自称するのも好ましくない。


日本社会において、男性は実家からの自立が求められる傾向があり、社会人になっても実家に住み続ける男性が良く見られないのは、この言葉が誕生するずっと以前からのことである。


発祥

発祥は2ちゃんねる

2014年格闘ゲーム板の「ウメハラ総合スレ」において、当時放映されたテレビ番組に出演していた梅原大吾の部屋について「まるで子供部屋」と一部の住人から酷評され、それに対し「実家暮らし子供部屋おじさんがプロゲーマーのライフスタイルに説教垂れるって歪んでない?w」とレスがつけられたのが初出とされる。2019年の春頃から再び注目を集めるようになり、5ちゃんねるでは自虐的に自分の部屋の画像を晒す人々も現れた。



背景

成人男性の実家への同居が増えているのには、経済的な背景がある。


バブル崩壊以降、日本人の給与水準は殆ど上がっておらず、反対に税金・保険料・年金などの負担は増え続けているため、「若者の貧困」とニュースなどで言われている通り、現代の若者は昔と比べて経済的余裕がない。よって、一人暮らしをしたくても出来ず、いつまでも実家暮らしを続けざるを得ない人が多いのである。同じ理由で晩婚化も進んでおり、昔であれば20代で早々に結婚して実家を離れる所が、現在では結婚資金の調達もままならず男女ともに実家で私生活をこなすのに精一杯という事情もある。


また、今に始まったことではないが、持病があったり体が弱いため、独身のうちは実家で同居した方が家族に頼れて安心という人もいる。経済的(健康的)余裕のない社会的弱者と見るか、それとも頼れる実家があるだけ幸せ者と言えるのかは見方が割れるところである。


なお、逆に子供に十分な経済力があるが、親が経済的・精神的に子供に依存しているため別居できなくなっている場合も少なくない。さらには家業地域・親族の事情空き家対策家族の介護のために実家暮らしを選ぶ人もいる。つまりは、このように同居をもって解決が期待される問題もいくつかあるのだ。単に外から見える事象のみをもって非難や揶揄の対象にする事は許されないことである。「子供部屋おばさん」が比較的叩かれにくいのは、(実態はともかくとして)女性は家庭内で介護家事を担うイメージがあることによるだろう。


諸外国の事情

香港シンガポールなど家賃が高額になるような都市ではやはり独立できない人が多いという。また台湾イタリアのように家族関係を重んじる国では成人しても実家に住む人は多く、むしろそれがバカにされるという風潮はない。


逆にアメリカ合衆国ドイツのように日本以上に実家からの自立を求める風潮が強い国でも、日本と同様に経済・健康面での事情から実家から独立できない男性はいる。アメリカではManchildと蔑まれることもあるという。


類義語

パラサイトシングル


関連項目

結婚 独身 ネットスラング

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