CV:緒方恵美(リメイク版)
概要
LIVE A LIVEの原始編の主人公。
幼い頃に家族を亡くし、長老に拾われて育った原始人の少年。
原始人であるため、その行動原理は各シナリオの主人公中でも特に本能的かつ野性的である。
愛も怒りも体いっぱいに表現する表情豊かな主人公で、彼に限らず原始編は言葉が一切出ないにも関わらず、ストーリーがよくわかるキャラクターの感情表現が豊かなシナリオである。
言葉が無い時代のため、吹き出しの絵や身振り手振りが言葉の代わりになっているのが特徴。
ある日、村で相棒のゴリと気ままに暮らすポゴの前に一人の少女が現れる。
少女べるに一目惚れしたポゴは生贄に捧げられる彼女を守ろうと決意するが、村の掟を破ってクー族のべるを匿い、村に他部族の襲撃という災いをもたらしてしまった事を長老に許してはもらえず、ゴリ・べる共々村から追い出されてしまう。
その後、クー族の戦闘隊長ざき達に連れ去られたべるを救出するために後を追うが、ざきとの最後の対決の際に仲間やざき、クー族司祭共々生贄を捧げる崖から落ちてしまい、そこに現れた恐竜おーでぃーおーにゴリとべる、そして敵同士だったざきと共に立ち向かって撃破する。
この時の共闘がきっかけとなってクー族との和解を成立させた事で、長老にも再び迎え入れられると同時にべるとの仲も認められ、彼女とようやく一緒に暮らせるようになった。
原始編のEDは彼が人として初めて発する事になる、とても大事なある言葉で締め括られる。
最終編のトゥルーエンディングではべるとの間に赤ん坊を儲け、一児の父親となり幸せな家庭を築いていくことになった。
戦闘能力
初期能力→レベル:1 HP:144 力:17 速:10 体:17 知:4
能力成長→HP:28~55 力:3~6 速:1~5 体:3~5 知:1~4
LV補正→被側面攻撃時:-4 被背面攻撃時:-6
回避属性→悪の技
※場の属性と回避属性が一致すると、その次に喰らう攻撃のダメージを半減する
パワフルな野生児らしくHP・力・体の伸び率が高く、速・知の伸び率も若干劣るが悪くない。
能力的には前衛タイプなのだが、習得可能な技は意外にも威力が知依存のものが多く、相手を毒・眠り・麻痺状態にしたり、全体攻撃をしたりと中々にトリッキーな性能を持つ。しかし、それらが能力成長(得意分野)とやや噛み合っておらず、溜めがあったり威力がイマイチだったりと、微妙に使い難い一面を持つ。最強技『ドデゲスデン』は溜め無しで999ダメージを叩き出せるほどの瞬間的な火力を誇る半面、使用後に自身のレベル・力・体が大幅に下がるという副作用も併せ持ち、半端なレベルで使うと一気に無力化してしまうので、使いどころをよく見極め、アイテムを活用して能力を上げながら使うなどの工夫が必要。
ちなみにレベル60を超えた辺りから、バフ・デバフ共に効かなくなってくるので、そこまでポゴを鍛える事が出来れば、副作用無しで速攻999ダメージを連発できる様になる。
範囲攻撃は状態異常や向き変え効果がある代わりにいずれも威力が低いため、雑魚戦よりはボス戦で真価を発揮するキャラと言える。
また、原始編でポゴが入手できる装備は隠しアイテムの「モノな石(知力+50&「天使のリサーチ」使用可能)」、キングマンモー撃破報酬の「コーラのビン(速+20&「ばりばりどりーん」使用可能)」、「王者のキバ(力+20&毒・麻痺・眠り・酔い・石化無効)」などが非常に強力なため、ポゴにこれらを装備させて持ち込む事で最終編の戦いが非常に楽になる。
特に王者のキバは状態異常攻撃に滅法弱い高原日勝を使うならば、ぜひとも欲しい一品である。
そのためか、装備だけ剥がされて哀れにも放置されてしまう事がしばしば…?
最終編で仲間にする場合は戦って倒す必要があるが、キングマンモーを倒せるくらいまで鍛えていると返り討ちにされてしまう事もある。
ただし、レイ・クウゴが主人公の場合はデレデレと懐かれてしまうので、無条件で仲間になる。お前嫁さんいるだろうが。
余談
他のシナリオに比べても下ネタやギャグが多く、装備品の「カチンコケース」や技の「ウホぷぅ」などがその代表である(イラスト参照)。
イラストを担当した小林よしのり氏が描かれた作品にも似た描写(例:おぼっちゃまくんでは、「屁ー国道!」とおならで攻撃し、その威力は猛獣や恐竜すら倒すと言うギャグシーンがある。おなら技のウホぷぅは、おーでぃーおーやキングマンモーにも有効)があるが、関連性は不明である。
リメイクに際して小林よしのり氏より、「今見ても我ながらキマってるデザイン。重力に逆らうような装飾品を付けているのでこんなの現実では動けないと思うが、漫画で描いてみたかったキャラ設定だ。」とのコメントが寄せられており、氏にとっても中々会心の出来だった模様。
リメイク版ではポゴを緒方恵美氏が担当しているわけだが、セリフらしいセリフがない原始編の中でも特にラストのあの絶叫を熱演(?)している。