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ヘラクレス(終ワル)の編集履歴

2022-08-11 01:11:00 バージョン

ヘラクレス(終ワル)

しゅうまつのわるきゅーれのへらくれす

『終末のワルキューレ』の登場人物の一人。

「オレが恐れるのはただひとつ。正義を失うときだけだからだ!!」

「それでもオレは人間を愛している」


概要

終末のワルキューレ』におけるギリシャ神話最強の英雄と謳われる半神半人ヘラクレス

神VS人類最終闘争(ラグナロク)において神側の闘士として選ばれ、第4回戦にて出場し、人類側の闘士であるジャック・ザ・リッパーと死闘を繰り広げた。


人物像

赤茶色の神をした大柄の青年で、右半身には刺青を入れている。

性格は爽やかな好青年で、ワルキューレ達からも「兄様」と呼ばれ、他の神々からも同じく元人間の神とは対照的にヒーロー的存在として慕われている。

元人間であるが故に、多くの神々とは違って人類の終末には反対しており、ラグナロクでが自身が神代表として勝った際は人類を守るべく働きかけるつもりでいる。


義兄弟であるアレスからは、その強さの本質は神であるアレスのみならずゼウスにすら不屈を通した「強靭な心」であると言われており、何者にも屈せずに何度でも立ち上がることから『不屈の闘神』と呼ばれている。


一方でブリュンヒルデは内心でその強い正義感を見下していたらしく、彼の対戦相手には最初からジャックを選んでいたらしい。

しかし、実際は見下しというより「かつて誰よりも人間の可能性を信じていたはずのヘラクレスがラグナロク時に神側に着いた事への失望」の方が正しいと言え、ヘラクレスが死亡した際にブリュンヒルデは人類側の闘士達と共に弔い、ラグナロクが終わった後にはヘラクレスの後を追って死ぬ様な発言をしていた。

ヘラクレスは後述の過去にて「神に堕ちよう」と言っていたが知らず知らずの内に文字通り「神へと堕ちて」しまっていたのである。


過去

神話ではゼウスが人間との間にもうけた息子となっているが、本作ではゼウスとの血縁関係はない

人間時代はアルケイデスの名で、ギリシャの都市国家・テーバイで暮らしており、当時から正義感の強い性格だったものの、今とは正反対に非力だったらしく、悪いことをした相手に立ち向かっては返り討ちに合うことが日常茶飯事だった。

それでもそんな性格ゆえに、親友・カストルをはじめとした多くの人から慕われており、自分の正義を貫くためにと時間があれば己を鍛え続けた。


そんなある日、天界の人類存亡会議で人類を少し痛めつけようという判決が出たため、テーバイを縄張りとするアレスが軍勢を連れてテーバイへと降臨する事態が発生。

カストルを含めたほとんどの人間が絶望し怯える中、アルケイデスは屈することなく立ち向かうため、テーバイの神殿に納められていたゼウスの血(アムブロシアを飲む。

人間が飲めば肉体が耐え切れずに崩壊してしまうアムブロシアに耐え抜いてゼウスの力を手にすると、単独で神軍の先鋒を壊滅させ、大将であるアレスと互角に戦い抜いた(アレス曰く、長引いていれば自分が負けていたとのこと)。

見かねたゼウスに介入して戦いを止められるが、手元に置いておいた方が良いと考えたゼウスから神になるよう提案され、それを了承する代わりに今後一切人類に仇さないことを誓わせた。

以降は神となる証として十二の難行を見事成し遂げ、ゼウスの正妻であるヘラに因んでヘラクレスの名を与えられることになった。


戦闘スタイル

神話通り怪力を誇るが、無論これは屈強な筋肉を持つゼウスの血を飲んだ結果と言える。武器は先端部がライオンの頭部を模した棍棒


独自の能力として、十二の難行を成し遂げたことで習得した十二の災禍と罪過(エルキュール・エクソダス)があり、前述した刺青はこの能力によるもの。使用するたびにこの刺青が身体に広がっていくが、1mm広がるだけでも普通の神なら失神するほどの激痛に苛まれ、全身に広がってしまえば完全消滅するというリスクを抱えている。


技一覧

  • 第一の御業:大地を喰らう咆哮(ネメアの獅子)

棍棒からライオンの頭部を模した凄まじい衝撃波を放つ。

由来は勿論、第一の難行であるネメアの獅子の討伐から。


  • 第六の御業:飄風を呼ぶ鳥(ステュムバリデスの怪鳥)

棍棒の先端部を鳥の頭に変化させて突風を放つ。

由来は第6の難行であるステュムパーリデスの鳥の討伐から。


  • 第七の御業:怒れる奔牛の蹄(クレタの牡牛)

棍棒の先端部を牛の頭に変化させる。ジャックの攻撃により不発となったため詳細は不明。

由来は第7の難行であるクレタ島の牡牛の捕縛から。


  • 第十二の御業:冥界より出でし厄災(地獄の番犬ケルベロス)

棍棒を上空に投げて、冥界へとつながる空間からケルベロスを召喚してその身に纏わせる。「十二の災禍と罪過」の中でも屈指の破壊力を生む反面、刺青の広がりも一番大きいため、相手を屠るかヘラクレス自身が死ぬまで御業が終わらない禁断の技。

由来は第12の難行であるケルベロスの生け捕りから。


  • 大英雄の拳(アフェリス・ヘロス)

巨大化させた拳で殴り飛ばす。

ギリシャ語で「純真な英雄」を意味する。


余談

  • アムブロシア

本作では「ゼウスの血」となっているが、神話上では不死の効能を持つ神々の食物であり、英雄アキレウスも軟膏として肌に塗っていたことで知られている。


  • スピンオフでは…

本作の第1回戦にて出場した呂布奉先の生前を描いたスピンオフ作品『終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝』では、ローマ編において「ヘラクレスの血を承けし者(リターン・オブ・ヘラクレス)」と謳われる剣闘士・オクタヴィヌスが登場する。

暴君コンモドゥスのお気に入りで50戦連勝という戦歴を誇ったことからこの二つ名で呼ばれるようになったものの、他の剣闘士たちと違って呂布の実力を見抜けず、異民族(バルバロイ)と侮った結果瞬殺されるという噛ませ犬であった。


関連タグ

終末のワルキューレ ヘラクレス

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