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ここでは主に、主要人物の神を除いた神達(通称、モブ神)の特徴を中心にして説明する。

概要編集

終末のワルキューレ(以下、終ワル)における敵役であり、いつまでも進歩しない人類に愛想を尽かして人類を滅ぼそうとしている超常的な種族。


超常ゆえに科学では説明しようのない存在であるため『生物』といってもいいのかすら不明だが、作中の様子を見る限り『死』はちゃんと存在しているので生物であることは(一応)間違いない。ただし、生物と言っても1000年間は優に生きられるほどの超長命の生命力を有しており、年月の経過による外見の変化はほぼ皆無(ゼウスだけは例外的に老けている。それも1000年前から)。その上、同族にでも殺されない限りは不死なので生物と言うにも余りにも逸脱している。まさに神。


寿命のみならず力も当然の様に逸脱しており、人間では決してできない超能力の数々と人間と人間が作った人器では決して傷つくことは無い無敵の肉体を持っている。これだけでも充分だが、これらはあくまで神としての基本能力なのでそれこそ名無しの神(モブ神)ですらも当たり前の様に有している。まさに神。


その正体は、現実の神話に登場するあらゆる神々や悪魔や仏であり(本作オリジナルの神もいる)ギリシャ、北欧、中東、日本といった世界中の神々達が天界なる世界で暮らしている。ただし、神話には載っていない様な無名の神達が大多数を占めているので「人類存亡会議」で一堂に会したら会議場を埋め尽くすほどの人口率を誇っていた。多数を占めているが故に神同士でも格の違いがある様で、神話に載っているネームド神が格上の主神として扱われている。


その神たちが何を思ったのかは不明だが人間(アダムイヴ)を天界(エデンの園)で創造した。その後は色々とあって地上界に追放されたアダムとイヴの子孫が人類となり、その人類を正しく導きつつ1000年に一度だけ「人類存亡会議」を開き、次の会議まで生存を許すか、今すぐ滅ぶすかを決めてきた。

しかし、一話で行っていた存亡会議にて700万年の月日が経ちながら進歩の兆しが見えない人類に愛想を尽かし、満場一致で終末の判決が卸された。これによって終末のワルキューレという物語が始まる。


また、人類の管理者を務めている他にも地上界の管理者を務めており、人類を滅ぼそうとした直接的な原因の一つが地上界が人類に汚染されていることを憂いたことでもある。


外見編集

基本的に人間と同じ姿ないし似た姿をしたものが大半だが、神であるが故に異形の姿をしている者もいる。しかし、『旧約聖書創世記第1章27節』に書かれている通りなので人型から完全に逸脱した姿をした者は一人もいない。また、世界中の神々がいるので一堂に期すと非常に国際色豊かになる。


人物像編集

人類の創造主であり圧倒的な力をもっているのだが、それが傲慢に繋がり、露骨に人類というものを見下している者が大勢集まっている愚人の集いであり、神でありながら人類が敬愛するに足る性格をした者は余りいない。

それ故に大半の神は腐敗貴族的な感性を持っている輩体質の連中であり、悪い意味で神らしい性格をしている。

中には同じ神ですらも平気で見下している者すら存在している。ポセイドン曰く「神は群れぬ、謀らぬ、頼らない。原初より完全無欠の存在」とのこと。


同族以外に天敵がいない事から自身が創造した人間と半神(人間と神のハーフ)には崇められて当然の態度を取っており、基本的に人間のことを生意気な下等生物としか思っていない。しかし、その傲慢故に人間と半神からの罵倒に非常に打たれ弱くブリュンヒルデの些細な挑発で怒髪天を突くほどブチキレており非常に沸点が低い。

それだけならまだしも、(この手のキャラにありがちな)沸点の低さに反比例するほどプライドが無駄に高く、そのせいで挑発をしたブリュンヒルデを不敬罪にでもしてやれば丸く収まるところを、欲をかいてブリュンヒルデに大恥をかかせるためにブリュンヒルデの口車に乗った形でラグナロクを開催してしまい、ポセイドンやヘラクレスといった有力な神を失うといった前代未聞の大失態をやらかしてしまう。


よく漫画や小説では「神を自称する、ろくでもない人物」は沢山見かけるが、こいつらに関しては「正真正銘の神だけど、ろくでもない奴ら」とでもいうべき度し難い存在。

今でこそ偉大な神らしい態度を取っているゼウスシヴァですらも人類闘士との激戦を乗り越えるまでは軽薄で恐ろしい存在として描かれており、特にゼウスに関しては八つ当たりで1000年間の付き合いであるペットの鼻をもぎ取るといった最低な暴挙に出ていたほど醜悪な老人だった。


当然、こんな性格をしているものだからヘラクレスを除いた親人類派の神と半神からの人望は皆無であり、ブリュンヒルデからは死ぬほど嫌われ、釈迦に関しては土壇場で人類側に裏切るといった暴挙(快挙?)に出るほど嫌悪されている。特に釈迦の神嫌いは病的らしく、ブリュンヒルデが自身を差し置いて「天界一の神嫌い」と称しているほど。

温厚で邪心の無いゲルからも激戦の末に敗北した人類に対して敬意を払わずに野次を飛ばす神達を見て「まるでガキ」「あれでも神か!?」と苦言を呈している。


しかし腐っても神であり、ラグナロクで白星を重ねていく人類を見て一部の神は人類への評価を改めていく。


余談編集

以上の様につらつらと終ワルの神の傍若無人っぷりを記載したが、その一方で一概に悪とは呼べない部分もある。


概要で述べた通り、ラグナロクが開催される事になったそもそもの原因は進歩を怠った人類の専横と暴虐であり、神が一方的な加害者という訳では無い。

1話の存亡会議の折、熟考せずあっさりと人類を見限る態度こそ可愛くなくなったペットを捨てようとする無責任な飼い主のようだったが、言っている事自体は割と正論でこの点に関してはブリュンヒルデも同意しており、同意した上で「芸が無い」という理論武装と挑発でラグナロクにこじつけたほどだった。

ただし、人類が地上界にて暮らすようになったそもそもの原因はイヴに濡れ衣を着させた蛇神とその蛇神を全面的に贔屓した神々のせいであり、その点に関しては神々側に非がある。しかし、真実は蛇神の手によって隠され、蛇神はアダムによって倒されているのでそれを顧みる神はいない。


ちなみに、神側の観客席に某冒涜的なタコっぽい神がいたりもするが、これは恐らくは他人の空似だろう(もしあれそのものなら、下級神と一緒にしていいはずがないため)。


…その他の神々、終末のワルキューレ禁伝参照

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