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神は群れぬ。神は謀らぬ。神は頼らぬ。それこそが神…はじめから完璧な存在なのだ…

余の動きを読んでいる…のではなかったのか?雑魚が


概要編集

プロフィール編集

出身/出典ギリシャ/ギリシャ神話
キャッチコピー大海の暴君(タイラントオブオーシャン)
武器三叉槍(トライデント)
好きな物特になし
嫌いな物自分の美学に反するもの
天敵佐々木小次郎
CV櫻井孝宏
相馬圭祐

人物編集

漫画『終末のワルキューレ』におけるギリシャ神話海神ポセイドン


本作では「大海の暴君」「海のゼウス(ゼウス・エナリオス)」の異名を持つ。整った顔立ちの美青年の姿をしており、老体の実弟・ゼウスとは対照的。


普段は寡黙で無愛想だが、その性格は甥であるアレスヘルメスから「誰よりも神らしい」と称されるほどに傲岸不遜で冷酷非情。「神とは原初から完璧な存在」という考えの持ち主で、故に努力も絆も不要なものと見做しており、他の神々への仲間意識も皆無。自分が認めない相手には目を合わせることすらせず、人間と目を合わせただけでヘルメス達も驚いていた。また、謎の鼻歌を歌っているが、この癖は長男のハデスと共通している。

かつて、実兄である征服神・アダマスがゼウスへの反乱を企てて協力を求めてきた際は、真っ向から彼の在り方を否定した挙句、自らの手で殺めている(そもそもポセイドンは生まれた直後から、アダマスのことを見下していた模様)。兄の死後は、最初からその存在をなかったことにしたほどで、他の神々からも「最恐神」として恐れられている。

一方で長男のハデスに対してだけは一目置いており、ティターン神族を単身で食い止めて以降は兄上と呼び慕っていた。ハデスの方もポセイドンを「誰よりも王の称号に相応しい神」と称しており、彼が死んだ際には仇討ちに駆けつけている。また、アダマスに対してもけじめとして殺しはしたものの、その後ハデス達が蘇生したことを知りながらも、(兄弟想いのハデスを気遣ったこともあるだろうが)新たな神アダマンティンとして立派に行動しているので放置しており(そもそもヘルメス曰く「(ポセイドンが)本気だったら塵も残らない」らしいので、明確に手加減していた)、嫌ってはいなかった様子が見られる。

意外にも部下からは慕われていたようで、従者のプロテウスは泣きながらハデスに仇討ちを頼んでいた。


戦闘スタイル編集

三叉槍(トライデント)を武器にしていることから分かるように、戦闘スタイルは槍術。技の名前は実際の神話上での妻や愛人に因んでいる。


  • 怒れる波濤(アムピトリテ)

前方に向かって超高速の連続突きを繰り出す。

名前は神話上の正妻・アンピトリテから。


  • 荒海に振る神雷(キオネ・テュロ・デーメテール)

上空から雷雨の如く降り注ぐ連続突き。「怒れる波濤」と異なり、ポセイドン自身も高速移動しながら繰り出す。

名前は姉の一人で愛人でもある豊穣の女神・デメテルと、同じく愛人の一人であるキオネーとテューローから。


  • 四十日四十夜の大洪水(メドゥーサ・アロペ・デーメテール)

最速の動きで前後左右上空全方位から繰り出される突きの嵐。ポセイドン自身と攻撃が速すぎて周囲からは残像がドーム状に見える程。

名前はデメテルに加え、愛人の一人であるメドゥーサとアロペーから。


劇中での活躍編集

三回戦にて神側の代表闘士として出場し、人類側の闘士である「史上最強の敗者」佐々木小次郎と対峙する。


小次郎の持つ最速の先読み「千手無双」で前髪を斬られた時は久々に他者と目を合わせることになったが、直ぐに「怒れる波濤」を繰り出すなどで底知れぬ強さを見せつけて彼を「雑魚」と嘲笑う。その直後自身に声援を送ってきた神々への嫌悪心を小次郎に咎められると、前述した「神に仲間など不要」と語ったことで、逆に彼から「哀しい」と憐憫の情を向けられる。これに激昂して「荒海に振る神雷」を繰り出し、圧倒的な力で戦乙女フリストが神器錬成した備前長光三尺余寸をへし折る。


だが、小次郎はフリストの能力で折れた刀を大小二本の刀へと「神器再錬」することに成功し、加えて生前に戦った剣士達の技術を駆使する「二天岩流」で再び挑んできたため、「四十日四十夜の大洪水」によって小次郎の心を折りにかかるも、逆にそれが小次郎に神の手すらも完璧に先読みする「萬手無双」を開眼させてしまい、攻撃を躱され続けた末に奥義「双燕斬虎万刃撩乱」によって両腕を斬り落とされ、それでもなおへし折られた穂先を口で咥えて襲い掛かる執念を見せたが、上半身を叩き切られたことで遂に敗北。神側で最初の敗者となってしまった。


他者との絆を軽んじていた故に、他の神々はその敗北に動揺しつつも哀しむ素振りを見せず、弟・ゼウスからも「ポセイドンより小次郎の方が強かっただけ」と称されていた。

とは言えゼウス達ギリシャの神々も何も感じていないわけではなく、「ギリシャの借りはギリシャに返させてもらう」と4回戦の闘士としてヘラクレスを出場させた。

更に、長兄である冥王ハデスもその訃報を聞いて久々に天界へと赴き、ポセイドンの仇討ちのために急遽第7回戦に神側の闘士として出場を決意している。


登場時の謳い文句編集

ゼウス様が"全宇宙の神"であるのならば

全ての海を統べし この御方こそは——

"大海の暴君(タイラント・オブ・オーシャン)"!!

神々でさえ その逆鱗に触れることを恐れる——

最恐神!!

天界最強三兄弟の次男にして—— 人呼んで海のゼウス!!

その名は——


ポセーイドーン!!




余談編集

海神であるポセイドンの敗死は、現在までに人類が七つの海を制覇し、マイクロプラスチックなどによる海洋汚染が深海にまで及んでいることへの暗示とも取れる結果となった。


舞台版でポセイドンを演じる相馬圭祐氏だが"海"の幸に縁のある侍自らを"神"と称し、世界を破壊と殺戮で満たそうとした某組織の長を演じている。後者に関してはその怪演で話題となったが本当に神になるとは。


関連イラスト編集

[Poseidon | 3]海の神


関連タグ編集

終末のワルキューレ ポセイドン オリュンポス十二神


エルエルフ…性格つながり。

マクギリス・ファリド…中の人つながり。イメージカラーが同じ青で、髪の色も一緒。

ノエル・シルヴァ…属性つながりの一人。ポセイドンと同様水属性だが、トライデントを持たず、水魔法を使う。

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