概要
プロフィール
漫画『終末のワルキューレ』におけるギリシャ神話の最高神・ゼウス。
神々の中でも屈指の権力の持ち主でヴァルハラ評議会の議長も務めており、全宇宙の父(ゴッドファーザー・オブ・コスモス)の二つ名を持つが、同時に神々の中でも屈指の戦闘狂でもある事から、戦闘愛好嗜虐変態神(エロジジイ)とも揶揄されている。
どれくらい戦闘狂かというと…
- 神VS人類最終闘争(ラグナロク)におけるブリュンヒルデ達の裏切りを知っても「全宇宙創造以来の興奮じゃわい」と歓喜していた
- 次兄・アダマスが謀反を企てた事実を息子ヘルメスから知らされるも、全宇宙を揺るがしかねない事態でありながら乗り気だった
- 祖母ガイアによって引き起こされたギガントマキアで明らかに神側が劣勢でありながらも、久々に全力が出せると歓喜していた。
…などと、息子のアレスからも「ついていけん」と呆れられるレベル(ヘルメスの方はむしろこの享楽的な性分を受け継いでいる)。
普段の外見は小柄な老人だが、戦闘時には全身の筋肉が肥大化し見上げるばかりの巨漢へと変貌する。なお、かつては整った顔立ちの偉丈夫だったのだが、現在では兄達の方が若々しい姿となっている(実際の神話でも兄達の方が若々しい顔付きとなっている事が多い)。
一般的な創作物では雷神として雷属性の戦闘スタイルで知られるが、本作でのゼウスは戦闘スタイルはその巨体から繰り出す肉弾戦で、まさに肉体を雷として顕現させていると言える。
活躍
本来は最高神であることからラグナロクでも終盤に出場する予定だったのだが、第1回戦の激闘に昂っていたところで第2回戦の人類側闘士がアダムと知り、第2回戦に出場予定だったシヴァに「貸し一つ」で譲ってもらい出場する(そもそもラグナロクが始まった原因がシヴァが人類全滅を提案したからなので実際にはゼウスは貸していた借りを返して無しになったのであるが)。
あらゆる攻撃を一瞬で模倣する「神虚視」によって優位に立ち回るアダムの強さを認め、自身の肉体への負荷を顧みず最強形態「阿陀磨須」で対抗。お互いの限界を待つ我慢比べとなる。壮絶な殴り合いの末、耐えきれずに尻をつくものの、アダムが殴り合いの最中に既に死んでいたため勝者となる。
とは言え最期まで父祖として全人類のために拳を振り続けたアダムの強さを純粋に賞賛していた。
登場時の謳い文句
アダムを全人類の父(ファーザー・オブ・ヒューマン)と呼ぶならば この御方はこう呼ばざるをえないだろう
神々の父・・・ 否!!
『G』『F』『O』『C』!!
『全宇宙の父(ゴッドファーザー・オブ・コスモス)』と!!
気まぐれに0から1を生み——
気に入らなきゃあ全てを0に戻す!
まさに暴君 絶対唯一神!!
かつて・・・正真正銘の最強神決定戦『ティターノマキア』を巻き起こし・・・
あえて父殺しの汚名をその身に受けた
戦闘愛好嗜虐変態神(エロジジイ)!!
まさに・・・・・・ ・・・神の中の神!!
その名は・・・
ゼ・ウ・ス
余談
ワルキューレからはラスボス扱いされていたが実際のゼウスの役割は議長であり、人類殲滅を主導しているのはシヴァとアフロディテである。
つまりは『ラグナロクを提案されたから久しぶりにバトル出来ると興奮している』だけであり、それ以外は非常に中立的なスタンスを取っている。
公式スピンオフ「終末のワルキューレ禁伝 神々の黙示録(アポカリプス)」で 意外な 秘密があきらかになる・・・?