白昼の死角
はくちゅうのしかく
高杉彬光の推理小説、または同作を原作とした映画及びTVドラマ。
概要
昭和34年~35年に「週刊スリラー」にて連載された推理小説(連載時のタイトルは「黄金の死角」)で、同年カッパ・ノベルス(光文社刊)にて単行本が刊行。
昭和54年に本作を原作とした映画が公開、TVドラマも昭和38年にフジテレビ系で、映画の公開された昭和54年にTBS・毎日放送系で放送された。
作品解説
戦争帰りの東大法学生らを中心とする学生金融会社「太陽クラブ」の残党・鶴岡七郎が、大企業を相手に法律の盲点を突いての手形詐欺など完全経済犯罪を目論むピカレスクロマンで、実在の事件である「光クラブ事件」をモデルに実在の人物からの取材を基としたオリジナルの物語となっている。