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高木彬光

たかぎあきみつ

高木彬光(1920-1995)とは癇癪もちの本格推理小説家である。そのため(?)糟糠の妻には頭が上がらなかった(と思われる)。
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高木彬光は、昭和の三大名探偵の一人である神津恭介の生みの親。
分類としては本格派推理小説家に当たるが、社会派の作品も多く手掛けている。

プロフィール

生年月日1920年9月25日
没年月日1995年9月9日
本名高木 誠一(せいいち)


概要

小説家になる発端が占い師の「中里介山に骨相が似ているから書いて見ろ」というアドバイスであり、「刺青殺人事件」で華々しいデビューを飾った。
この出来事が余程衝撃的だったのか、小説よりも占いの年季の方が長く、小説家として成功しなければ占い師になろうと考えていたほどであり、占いの本も出版している。
将棋が好きで物語に実在の棋士をもじった登場人物を出している。(青柳→高柳敏夫名誉九段)

小説家としてはほかにも「捜査検事」シリーズ(高橋英樹主演で2時間ドラマシリーズ化されたことがありBSジャパンほかで放送された)や「検事霧島三郎」シリーズ(1作品のみだが宇津井健主演で映画化されたことがある)なども発表している。


エピソード


・忍法帖シリーズで有名な山田風太郎とは親友。
江戸川乱歩曰く「山田君は変人に見えて常識人、高木君はその逆」だそう。
どちらも医者の家系で、名前も「誠一」と「誠也」と非常に似ており、2歳年の差もあって兄弟同然の仲だった。
作風は全く異なるが、探偵小説では難しいとされている合作「悪霊の群れ」を完成させている。
また当時まだまだ珍しかったヨーロッパ旅行に行ってその時のエッセイを本にしたりもしている。
どちらかが死んだ時は、生きている方が葬儀委員長をやろうと約束していたが、高木が亡くなった時、山田本人も闘病中だったため、約束は果たされなかった。

江戸川乱歩戦後派五人男に数えられた、いわゆる戦後からの推理作家というくくり。だが諸々の事情があり、同じ五人男の一人である大坪砂男には並々ならぬ敵意を抱いている。
一番決定的だったのが、大坪の他の推理作家をこき下ろす座談会の発言であり、激怒のあまり彼の作品を燃やした火で風呂を焚いて入浴したという。
その後の同人会などでも他の3人とつるむことはあっても、大坪だけは絶対に省いていた。
大坪には他にも鮎川哲也の作品の批評や、資金横領の件もあり、恨み骨髄に達している。エッセイでは生まれ変わってきたらぶん殴ってやりたいなどと語るほど嫌い抜いているが、後年作品の質自体は評価している。

・癇癪持ちで、編集者との打ち合わせ中に気に入らないことがあると水をぶっかけていたらしい。
その度に妻が新品のシャツを持って謝りに行っていた。
割と好戦的な質なので、結構喧嘩のエピソードは多い。師の江戸川乱歩とも一度誤解が元と言えどやりあっている程。

・探偵小説家として見出してくれたのは江戸川乱歩、作家として成長させてくれたのは横溝正史ということで、二人を父と母に見立てて尊敬している。特に横溝は度々短編の作り方を請うたり、反対に海野十三の途絶した小説の続きを頼まれたりと、親交が深かった。
だが猫好きの横溝と違い、猫恐怖症で、横溝の飼い猫が膝の上で香箱を作りだすと、冷や汗ものだったという。ちなみに子息にも引き継がれている。

関連タグ

小説 戦後 推理小説 ミステリ 本格 社会派

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