「決まった!俺ってひょっとして、キマりすぎだぜ!」
「サバじゃねぇ!」
演:萩野崇
概要
自称「何代も続く名門探偵事務所」である涼村探偵事務所の所長。
グータラ、女好き、遊び好きといったどうしようもなくいい加減でやる気のない性格。「ふんわかいこうよ、ふんわか」が口癖。バナナパフェが大好物。愛車はガタの来ているシトロエン2CV。
生活力もなく浪費家なため多額の借金を抱えており、所持金が20円しかない。秘書への給料が数ヶ月未払いになっているなんてザラで、金が入ればすぐ遊びに使ってしまう等基本的にダメ人間だが人当たりがいいらしく、多くの登場人物が彼を受け入れている。寂しがりな一面もあり、秘書が事務所を去った後は寂しさを紛らわすために女性を集めて遊び倒したり、部屋がゴミだらけになってしまったりといった堕落ぶりを見せたが、そんな情けない姿が母性をくすぐるらしく数十人ものガールフレンドを持っている。
とある失踪事件をきっかけに人間の生命エネルギー「ラーム」を喰らう闇生物ダークザイドの存在を知ってしまい、ダークザイドと戦う組織S.A.I.D.O.Cの輸送車との事故に巻き込まれてクリスタルパワーを得て超光戦士シャンゼリオンに変身出来るようになった。
だが偶然手にしたこの力を「俺って超ラッキー!これで退屈な生活とはおさらばだーい!!」と大喜びで受け入れており、正体を隠す気もなくむしろ他人に自慢したがる。
ただヒーローとしての使命感は一切持っていないため、ダークザイド達はおろか味方である速水達すらも平気でだまくらかし、ヒーローオタクのダークザイドからも(あまりにも自身が理想とするヒーロー像からかけ離れてるとして)失望されてヒーローの在り方について説教されるレベルである。それだけでなく
- 知人のクレジットカードをだまし取って豪遊。
- 自分の名を騙り敵を呼び寄せ同士討ちを狙う。
- 借金を返してくれと泣きついてきた銀行員を探偵事務所に引きずり込み、さらに融資しろと要求。
- 敵に対抗するため「消費税0%、都民全員にお小遣い支給」をマニュフェストに都知事選に出馬。対抗馬のスキャンダルを掴むために知人を利用。
- 「変なにおいがする」というダークザイドへの手掛かりを「相手は化け物だから臭かろう」と流す。
- 速水と一緒に橋から落ちそうになった時に自分のズボンにしがみついている速水をズボンを脱いで蹴落とそうとし自分だけ助かろうとする。「見りゃわかんだろ?ズボンを脱ぐんだ!!」
といったヒーローとしてかなり問題のある行動や発言を数多く行っている。特に銀行員からの借金は裁判沙汰になるレベルである(因みにこの時の裁判長はダークザイドの幹部だった為、当初は公平に事を進めていた彼も暁がシャンゼリオンである事を知った瞬間同族達を葬ったとして死刑宣告した)。
とはいえ彼なりに良心と正義感は持っており、弱者や他人の心、特に女性を傷つけるものには激しい怒りを燃やし驚異のパワーを発揮した事もある(後に自身の秘書となるるいの思いやりを踏みにじられた際は、4対1、それも内2人は幹部又はそれに準ずる実力の持ち主という不利な状況にもかかわらずに圧倒したほど)。また母を探してほしいと依頼してきた子供が依頼料として渡してきた千円札を「今の俺には大金だ」と遠慮もせずに喜々として受け取ったものの、事件後に「俺の依頼料は高いんだ。大人になってから正規の料金をいただくぜ」と返してあげたりもしている。
また社会をシビアに見ている面もあり、それ故自分に甘く楽に人生を過ごそうとする事のみを求めている為、邪心があるというわけでもない。確かに問題のある行動や発言は数多いが、いざというときに見せるやる気と行動力、瞬発力は敵からも一目置かれている。
最終回にて登場した「もう一つの世界」では生真面目な性格のS.A.I.D.O.Cの隊員となっており、能天気な自分(これまでの暁)の夢を見ていた。
激しい戦いの中次々と仲間を失っていくも、ダークザイドの総攻撃の中シャンゼリオンの変身ポーズを取る場面で物語は完結した。
関連タグ
イアン・ヨークランド…趣味がナンパ。大量のガールフレンドが居て、その全員から本気で好かれているというヒーロー
浅倉威…演者が同じ。しかしこちらは正義のヒーローでも何でもない。