データ
全長:33.5m(スターキャリア時)
全高:39.8m(スターファイブ時)
重量:292t
出力:160万hp/t
テーマソング:「兄弟ロボだぜ!スターファイブ」(高原兄)
概要
高速宇宙船「スターキャリア」から、「変形・スターラウンド」のコールとともに変形し完成する。青を基調としたファイブロボに対し、スターファイブは赤をメインカラーとしており、後述の理由からファイブロボとは「兄弟」とも言える間柄のロボットでもある。
スターファイブの登場に伴い、マグマベースの背面にも専用の発着台(※1)が新たに設けられ、出撃の際にはそこから発進するようになった。
固有の武装として、スターキャリア時には機首の下に装備された2連装のビーム砲があり、これはスターファイブへの変形後も手持ち武器の「スターガン(※2)」として活用される。またスターガンは連結状態の他、分離させて二挺拳銃のように扱うことも可能で、この状態ではスターハングビームと呼ばれる捕縛光線を右手に持った方から発射し、左手のガンからの銃撃で敵に止めを刺す必殺技「ハングビームエンド」も使用できる。
その他の武装としては、分離した機首の底面をそのまま活かした「スターシールド」を駆使する他、ゴリワシギンとの戦闘においてはメンコ好きの相手に合わせ、自らの写真が印刷された巨大メンコを持ち出して勝負を挑んだ事もある。
兄弟ロボであるファイブロボとは、合体してスーパーファイブロボへとパワーアップすることもできるが、機体のトラブルで合体不能に陥った際などには、スターキャリアにファイブロボを載せて高空からの連携攻撃を行うなど、単なる合体に留まらず幅広い戦術を取る事も可能である。
(※1 後付の設定ゆえか、DX玩具では固定用のガントリーが再現されておらず、後に発売された超合金版にて反映される格好となった)
(※2 DX玩具では「ジ・エンドカノン」と呼称)
兄弟ロボの秘密
スターファイブが初めてファイブマンの前に姿を現した際、これを分析したアーサーG6は、使用されているエネルギーや装甲の材質、それにエンジンの回転数などがファイブロボと同じであると断定しており、その事実(と、両親が生存しているという可能性)は学たちを驚愕させた。
それも当然のことで、スターファイブの設計・開発者は他でもない星川夫妻であり、元々はシドン星から逃げ延びた彼らが、銀河系のP16惑星において地球への帰還のための手段として作り上げたものであった。
しかし完成から間もなくして、スターファイブは星川夫妻に助けられた宇宙の暴れ者・グンサーに無断で持ち去られ、それから銀河No.1にならんとの野望を抱く彼と共に様々な星々を渡り歩くこととなるが、やがてサイラー星においてかつてファイブマンに助けられたサイラギンと遭遇。彼を通してファイブロボという未知の強豪の存在を知ったグンサーは、スターファイブを駆って地球に降り立ったのであった。
星川夫妻の意図とは異なる形とはいえ、こうして対面を果たした「兄弟ロボ」であるが、そこまでの経緯が経緯なだけにすんなりと学たちの手に渡るはずもなかった。元よりグンサーはファイブロボ(と、それを操縦するファイブマン)に挑戦するために地球に現れた上、彼を利用しようと目論むゾーンの思惑も絡み、スターファイブは銀河皇帝メドーから授けられた槍を武器に、一時は「兄」であるファイブロボと干戈を交える事態に陥ってしまう。
しかし紆余曲折を経て、非常事態に陥ったファイブロボに反応してスターファイブに仕込まれていたシステムが作動。そこに録音されていた星川博士からのメッセージが再生され、2体のロボットが合体可能であるという事実を学たちに伝えた。さらに学の両親に対する思いに心を動かされたグンサーの助力もあり、スターファイブは晴れてファイブマンの手に渡り、ここに彼らの新たな戦力として加わる事となったのである。
その後ゾーンとの最終決戦の折、ファイブマンは再度姿を現したグンサーから、前述したスターファイブ持ち逃げの経緯と星川夫妻の所在を知る事となり、全ての戦いが終わった後夫妻の待つP16惑星へ向かうための手段として、スターファイブも活用されたのであった。
関連タグ
ゴミジゲン:『鳥人戦隊ジェットマン』に登場する敵怪人の一体。登場エピソードにおいて、スターファイブのDX玩具(スターキャリア形態)が小道具として登場