概要
SNKプレイモア(現SNK)がニンテンドーDSで発売したロールプレイングゲーム。
同じくDSで発売された『どきどき魔女神判!』シリーズと同じく松下佳靖がプロデューサー、藤ノ宮深森がキャラクターデザインを務めており、キャストも同作と同じく京都を拠点とするオフィスCHKの声優が中心となっている。
タッチペンを駆使するシステムの評価が高い『どき魔女』に対し、本作はDSでは珍しくタッチペン必須の場面が一切無い(全部ボタンで代用できる)。
「1日30分で遊べるRPG!」をコンセプトとしており、ストーリーは30分程度でまとまった全25話に区切られている。実際にはサブクエストも沢山あるので網羅しようとすると1時間くらいかかる。
ストーリーの大筋は「伝説の勇者が仲間を集めて魔王を倒す」という如何にもなものだが、勇者が携えている「セイケン」が聖なる剣ではなく鍵の形をした星鍵だったり、マップ上で操作するのが勇者本人ではなく従者の女の子だったりと、王道を押さえつつもお約束を敢えて外した要素が特徴となっている。
システム面で作りの粗い部分もあるが、オリジナルのRPGとして手堅くまとまった一作であり、プレイヤーからは一定の評価を得ている。