「大丈夫ですよ。私がついていますから、安心してください」
概要
無職転生のヒロイン。ミグルド族と言われる魔族の魔術師。A級冒険者。
光の加減では緑髪に見える青髪を三つ編みにしたジト目で小柄な女性。長命な種族なので外見年齢は14歳くらいだが実年齢は初登場の時点で30代。
主人公ルーデウス・グレイラットの家庭教師として魔術を教え、その才能を開花させる。前世のトラウマに怯えるルーデウスを外の世界に連れだした恩人として神のように想われている。
スピンオフ作品『無職転生~ロキシーだって本気です~』では主人公を務める。
人物像
礼儀正しい勤勉な努力家。吟遊詩人の詩になるほど優秀だが、物事に無駄に時間を掛けず、最速に事を終わらせようとする性質が災いして間が悪くドジな一面がある。
ミグルド族は念話(所謂テレパシー)で意思疎通を図る民族だが、念話が生まれつき使えず周りと意思疎通ができずに孤独な日々を送っていた(両親からは愛されてはいたが)。
そんなある日、里を訪れた魔術師から魔術を習い家出同然で冒険者になった。ラノア魔法大学で水聖級魔術を習得した後、職を求めて放浪しルーデウスの家庭教師になった。
見た目で侮られることと魔術の才能から自己顕示欲の強い性格をしていたが、ルーデウスの才能と謙虚な姿勢を見て思い上がりを正す。
魔族であることや子どもに見える外見で何度も差別を受けながらも周りに受け入れて貰えるよう努力しそれがルーデウスが尊敬する理由になっている(スピンオフで敬語を使うのは相手を不快にさせないためと明かされている)。自分のことを家族のように受け入れてくれたグレイラット家への思い入れは非常に強い。
作者によるとヒロイン唯一のルーデウスの弱い部分の担当で、過大評価されがちなルーデウスに弱いところがあるのを理解している。
戦闘能力
水の魔術を得意とする水聖級魔術師。後に水王級魔術を習得し水王級魔術師となった。
詠唱短縮で通常の魔術師よりも早く魔術が使用でき、長い間一人で冒険者をやっていたため、戦闘経験が豊富で接近戦の知識もあるなど剣士一強の現代では珍しい単独で強い魔術師。(基本的に魔術師は戦争で大軍を相手にしたり、集団戦で真価を発揮する)
強さはシルフィエットと同じくらいと聖級剣士並みの実力があるが、対人戦の経験はそれほど多くなく魔物相手の戦闘が得意。
主な使用魔術
- 氷霜撃(アイシクルブレイク)
中級水魔術。氷の槍を前方に撃ち出す。
- 氷槍吹雪(ブリザードストーム)
上級水魔術。氷の槍を周囲全体に撃ち出す。
- 土砦(アースフォートレス)
上級土魔術。土のドームを作り出す。
- 豪雷積層雲(キュムロニンバス)
聖級水魔術。広範囲に強烈な大雨と雷を落とす。街一つを水没させることもできる。
- 雷光(ライトニング)
王級水魔術。轟雷積層雲を一点に収束させて雷を落とす。
- フロストノヴァ
水蒸(ウォータースプラッシュ)と氷結領域(アイシクルフィールド)の混合魔術。水蒸で対象を濡らし、氷結領域で温度を下げることで凍結させる。
フロストノヴァを高威力・高速化し、水蒸で周囲を濡らす手順を踏まずに、一気に広範囲を凍結させるのが水帝級魔術「絶対零度(アブソリュート・ゼロ)」。
御神体
ルーデウスは土魔術でロキシーのフィギュアを劇中で作っており、脱着ギミック採用とかすかなエロスによりザノバは感銘を受けている。
パックスが購入して偶然モデル元のロキシーが見つけ、呪われるのではないかとドン引きしている。
このフィギュアに関しては劇中のみでの描写かと思われたが、コトブキヤで彩色フィギュアとして登場しザノバが感銘を受けた劇中のギミックをほぼ完全に再現している。
マントのパーツを外す(劇中では衣服と同じように分割線が入っている)と外した隙間からもう一つの腕がでており、服がない状態がある。しかもザノバが最も感動したほくろの造形も完全に描写されている。さすがコトブキヤ・・・・。