大規模反攻上陸!トーチ作戦
だいきぼはんこうじょうりくとーちさくせん
概要
「大規模反攻上陸!トーチ作戦!」とは、合同会社EXNOA(DMM GAMES)のオンラインSLG『艦隊これくしょん』の期間限定イベントである。2022年8月26日深夜(27日未明)に前段作戦が、9月10日のオンメンテを経て同日深夜(11日未明)に後段作戦が、それぞれ開始された。10月上旬終了予定。
なお、前段作戦は夏イベ、後段作戦は初秋イベとして位置づけられている。
仕様
新システム
突破褒賞新システム
今回から、海域突破報酬の一部にも選択式のものが採用された。
選択肢は以下の通り。
海域 | 選択肢1 | 選択肢2 | 備考 |
---|---|---|---|
E1 | 改修資材5個(甲)もしくは勲章1個(乙以下) | 明石 | |
E2 | 燃料5000~8000(量は難易度で変化) | 速吸 | |
E3 | 改装設計図1枚(乙以上)もしくは勲章1個(丙) | 新装備『熟練甲板要員』(数は難易度で変化) | 丁はなし |
E4 | 大発動艇(II号戦車/北アフリカ仕様)(甲・乙)もしくは勲章1個(丙以下) | 改修資材(数は難易度で変化) | |
E5 | 新装備『熟練甲板要員』(数は難易度で変化) | 給糧艦アイテム「間宮」(数は難易度で変化) | 丁はなし |
E6 | 16inch三連装砲 Mk.6+GFCS(甲) 16inch三連装砲 Mk.6 mod.2(乙・丙、改修値は難易度で変化) | 試製甲板カタパルト | 丁はなし |
基本的に、E3では選択肢2を、それ以外では選択肢1をとり、鎮守府の状況次第ではそれら以外の選択肢をとるという形になるだろう。
特にE1突破報酬にいる明石は、装備の改修を行う上で必須であるため、難易度丁でもクリアさえすれば確定で入手できるというのはありがたい。
もっとも、ボスマス出現ギミックの段階で大きな壁が立ちはだかっているのだが…。
ちなみに一見E1の甲やE3の乙以上の難易度を選ぶと勲章を選べなくなるように見えるが、E1の甲およびE3の乙以上は通常の突破報酬に勲章が追加されるのでその点は心配する必要はない。
ボス前能動分岐
読んで字のごとく、ボスマスとそれ以外のマスのどちらに向かうかを選択できる。E3の第一ゲージにおいて実装された。
これまでのボス前の分岐はルート選択がランダムだったり、制御できたとしても特定の編成や一定以上の索敵値が要求されたりしていたため、そうした要素を排してボスマスへ向かうことのできる分岐の仕組みは今回が初となる。
ちなみにボスマス以外を選んだ先にはまた別の交戦マスが存在しており、この海域にある資源マス(Gマス)に到達しギミックを解除することで第二ゲージボスマス出現用のギミックマスがその先に出現する。
輸送作戦ゲージが最終ゲージ
E-4においては戦力ゲージと輸送ゲージが1本ずつ存在している。これまでの海域攻略においては、輸送ゲージを攻略すると戦力ゲージが現れる、といったように輸送ゲージを同ステージのその後の戦いへの前哨戦とするケースがほとんどであったが、今回のE-4ではボスマスA勝利以上を重ねて輸送ゲージを削りきるとその時点でステージクリアとなる。当然、S勝利はおろかボスを撃破する必要さえない。
難易度による札と編成の並列ルート分岐処理
艦これのイベント海域においては、特定の海域に出撃させると認識票(いわゆるお札)が付与され、それ以外の海域における出撃が制限されるのが通例である。一方で、始めたばかりの初心者提督たちにとってみれば運用可能な艦娘をそこまで駆り出せる状況に無いことも考えられるため、丙以下は全海域、乙は最終海域のみ出撃制限が撤廃されるというのが通例である。この際、札がつかないのではなく、ついても無視して出撃可能(上書きはされない)というのが味噌であり、丙以下、あるいは最終海域乙と甲を絡めて攻略する提督たちにおいては堀や後々の投入箇所を考えて先に札をつけておく等の戦略が求められた。
一方、近年のイベントでは1海域でも作戦方面や内容によって複数の札が付与される状況が一般化しており、最終海域ともなれば前の海域で付与された札の投入も含めて3~4枚の札が対象となることも珍しくなくなってきた。
札の枚数に余裕がある場合は出撃形態(通常艦隊、遊撃艦隊、各連合艦隊)によって付与される札を分けるという手段が取られがちだったものが、ここまで1海域における札の種類が多く、また単純に連合艦隊ごとに分けると攻略に支障をきたす場合もあるということで緩和が行われた結果、増援輸送作戦!地中海の戦い以降は既に付与されている札によってルート制御をおこなうという例が見られるようになっている。
しかし、乙以下でもこの部分に対する扱いが変わらないため、札制限はないと謳われていながら特定局面へ投入できない艦娘が生まれてしまうことが問題視されていた。これらの艦娘は最終局面に限って投入できないことがほとんどであるため、「後だしじゃんけん」「実質札制限あり」と、批判の的となっていた。
今回のイベント最終海域においては『甲は付与されている札並びに編成によるルート制御、乙以下は編成のみによるルート制御』という難易度別のルート制御が行われている箇所があり、本当の意味で札制限が撤廃されている。
ただし、E5において1枚のみ全難易度で札によるルート制御が為されている。
ステージ
前段後段ともに3海域ずつの全6海域。
前段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-1 | インド洋/アラビア海 | 【遠征艦隊、西へ!】 | ☆ |
E-2 | アラビア海/アデン湾/紅海 | 【アデン湾を抜けて】 | ☆ |
E-3 | スエズ湾/地中海 | 【アレクサンドリアの風】 | ☆ |
後段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-4 | 大西洋/ジブラルタル沖 | 【トーチ作戦任務部隊、抜錨!】 | ☆ |
E-5 | ジブラルタル沖/北アフリカ沖 | 【反攻上陸!トーチ作戦】 | ☆ |
E-6 | カサブランカ沖 | 【カサブランカ沖海戦】 | ☆ |
新艦娘
ドロップ
Brooklyn級巡洋艦1番艦 USS CL-40 Brooklyn(ブルックリン):E-4
South Dakota級戦艦3番艦 Massachusetts(マサチューセッツ) USS BB-59:E-5・E-6
なお、後段作戦の新規実装艦は全て史実のトーチ作戦の参加艦艇となっている。
新敵勢力
新アイテム
報酬
初期装備
新規BGM
その他
異色の欧州遠征
今回の欧州遠征だが、新艦娘の実装については昨今の『艦これ』のイベントの慣例や傾向からは外れている部分がいくつかあり
- 欧州遠征で毎回実装されてきたブリティッシュ艦娘とイタリアン艦娘が今回1人も実装されなかった
- フレンチ艦娘の実装は17年夏イベント・西方再打通!欧州救援作戦のリシュリュー以来5年ぶり、2期では初
- 戦艦級の複数実装は15年春イベント・発令!第十一号作戦でリットリオ・ローマが同時に実装されて以来7年ぶり。異なる艦級の複数実装は史上初
- 最終海域報酬であるJean Bartは『艦これ』初のWW2終戦後に就役を迎えた艦(進水自体はWW2期だが、カサブランカ沖海戦当時は未完成だった)
等、2期初であったり1期から通しで見ても初だったりする要素がある。
関連イラスト
関連タグ
期間限定イベント海域 期間限定イベント海域(2018.9~)
大規模反攻上陸!トーチ作戦!:表記ゆれ。イベントバナー上ではこちらの表記が使用されている。
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『激闘!R方面作戦』『血戦!異聞坊ノ岬沖海戦』 |