対象
馬場建材工業の社長馬場に依頼され、ライバル企業の社長一家である泉一家を襲撃し夫妻を惨殺、娘の真琴に生涯消えぬ傷を刻んだ活人剣遣いの辻斬り野郎であり半グレ組織羅威刃の幹部である小湊圭一に執行。
概要
某半島の北半分で行われている冷凍拷問を伊集院茂夫流にアレンジしたもの。本来の冷凍拷問は冷凍室などの大掛かりな設備を要するが、それらを用いずとも冷凍拷問を行える様に、ターゲットを鉄柱に拘束し、その鉄柱を霜が降りる程に冷却(液体窒素を用いていると推測される)して背面を冷却、前面は超低温の冷却ガス(流川曰く「マヒャド」)によって冷却する様にしている。更に今回伊集院は、それだけではターゲットの罪科に釣り合わぬと、かつて親の仇の一人に行ったものと同じ様に、凍る寸前まで冷えたターゲットの身体に鞭打を叩き込んだ。
それでもターゲットは自らを平然と正当化し、伊集院の矛盾を指摘する言葉を吐くが、伊集院はそれすらもすでに自分は重々承知していると言い放ち、更にはターゲットの母親が言ってた言葉の意味を履き違えていると指摘した(これは伊集院が隻腕である事が理由で差別された過去のある小湊に見せた最後の愛情だったのかもしれない)。ターゲットの心を完全にへし折ると、拷問を続け、地獄に叩き落とした。
その後、城ヶ崎は彼が伊集院に断罪された事を知っていた模様で、伊集院に対して明確な敵意を剥き出しにしていた。
余談
今回死亡した小湊であるが、京極組からは精神的支柱である六車謙信を意識不明の重体に追いやった怨敵として追われていた。しかし、伊集院が葬ったことを京極組は一切知らない(死亡したらしい事は風の噂で伝わっている模様)為、京極組は最早この世にいない小湊を延々と探す羽目になるか、もし伊集院が葬ったと判明した際、伊集院との少なくない禍根が残るか、感謝されるかのどちらかと思われる。