ー天元無限、智勇双全。
概要
2019年3月21日にインティ・クリエイツによりニンテンドースイッチダウンロードソフトとして配信された。後にSteam・PS4でも配信されている。
前作ブラスターマスターゼロの直接の続編であり、今作では超次元を旅して宇宙と惑星を渡り惑星ソフィアを目指すものとなっている。
前作同様にサイドビュー(惑星内)とトップビュー(ダンジョン)を探索するのだが、前作がメタファイトのリメイク的なものが強かったのに対して今作ではほぼ完全オリジナルとなっている。
そこかしこにサンソフトの名作(迷作)ネタが仕込まれている。
ストーリー
地球の天才少年・ジェイソンはある時に発見したオーバーテクノロジーの超惑星間万能戦闘車両であるメタルアタッカー「ソフィアⅢ」を駆り地底を探索していき、その旅で出会ったガイノイドの少女「イヴ」と共に地底に巣食うミュータント共と戦っていた。
その戦いの果てにミュータントに囚われたイヴを救うべく、超次元の謎の空間で「ミュータント・コア」との壮絶な戦いを経てイヴを救出。平穏な日々がやってきた…。
しかし、その平穏は長くは続かなかった。
イヴに突如異変が発生。ミュータント・コアに囚われていた際にわずかに残っていたミュータント細胞が彼女を侵食し始めた。地球の技術では救う手立ての無いイヴを再び救うべく、ジェイソンは新たなメタルアタッカー「G-ソフィア(ガイアーソフィア)」を開発し、イヴの故郷「惑星ソフィア」を目指す超次元の旅に走り出した。
イヴの治療法がある事を信じて…。
登場人物
- ジェイソン・フラドニック
前作でミュータントの脅威が迫る地球をオーバーテクノロジーの兵器MA(メタルアタッカー)「ソフィアⅢ」「ソフィアゼロ」で救った天才少年。
イヴに起きた異変を解決すべく、衝撃をエネルギーに変換する「ガイアシステム」を搭載した新型MA「G-ソフィア」に乗って、超次元を越えて「惑星ソフィア」を目指す。
旅路で出会った他のMA乗りとの思わぬ対決と交流を経ていく。
- イヴ
MAのサポートロイド(アンドロイド)である少女。
ミュータント・コアとの死闘の最中に救出されジェイソンと平穏な日々を過ごしていた
…が、ミュータントに囚われていた際の僅かに残っていたミュータント細胞が突如右半身を侵食し始めた事により、ジェイソンが八方手を尽くすも地球では治療不可能と判断されてから彼女の生まれた惑星ソフィアへの旅が始まる。
サポートロイドなのに何故か前作よりも成長している。
終盤、まさかのプレイアブルキャラクターとなるが、ジェイソンよりも攻撃力に乏しいが特殊能力を駆使して進む事となる。
- フレッド
外見はカエルに似た生物に見えるが、実は惑星探査機かつワームホールを発生させる機能を持つ。
地球から離れてからは何故か緑から銀色に変色している。
- 権兵衛
惑星モントイの山間の村で百姓を営む青年。MA「クエビコ」を所有しており、しょっちゅう無茶をしては故障させている。
竹槍と鎌の使い手であり、百姓一揆を起こした事があるらしい…と、いうか元ネタは間違いなくメタファイトを送り出したサンソフトの迷作「いっき」(おそらく小説版)が元ネタ。しかもモントイのボスミュータントはアトランチスの謎のザヴィーラである。
ステージの畑の全体の何%かを荒らすと強化されるので注意。
- タエ
クエビコのサポートロイド。
権兵衛は稲荷大明神の化身と信じ込んでいる。原作にはおらず小説版「いっき」に同名の登場人物がいる為、多分こちらが元ネタだとされる。
- ライプニッツ
謎のMA乗り。常に強化服を纏ったジェイソンと似た姿であり素顔は不明。矛盾と狂気に苛まれている人物でジェイソン達を次元空間で突如高速機動型のMA「ガルーダ」で襲った。
何故かMA乗りにしてはサポートロイドがいない。
彼がこうなったのはある理由があった…その背景を知ったジェイソンは「もしかしたら自分もそうなってしまうかもしれない哀しき姿」と感じている。
続編でその素顔が最終盤で明かされる。
- カンナ
MA「エイル」のパイロット。頭が植木鉢でしかも頭の中がお花畑の掴みどころが無い脳天気すぎる植物生命体。
ムッチムチでボインボインの体はどうやら果実の集合体らしい。植物生命体なのか口癖は「フラワー!」「草はえる」。実は薬学に詳しい為特殊能力として薬を作り出せる。
しかもセリフには専用の絵文字持ち。
ステージや彼女のモチーフは、ゲームボーイのサンソフトのアクションゲーム「トリップワールド」である。
ぶっちゃけた話、Pixivではブラスターマスターゼロ2関連のイラストは彼女のイラストが大半を占めている(と、いうかほぼ)。しかもR-18方面が多めなので注意。
…恐らく人外萌えの人達にはカンナの容姿がどストライクなものだった模様。
更には公式が彼女が主役のDLCミニゲーム「カンナを育てまストランガ!」を配信し始める始末。
内容もかなりキチg…カオス全開な代物である。
- ケンウッド
「エイル」のサポートロイド。外観からして執事そのものといった人物であり、実質的にエイルの操縦をしているのは彼。
- ジョッキ
MA「アトム」のパイロット。
彼の血液には「ソフィアニウム」なるMAのエネルギー源となる石炭クリスタルが含まれている珍しい宇宙人。整備工の腕がある為、MAの修理等に長けている。
事情によりアトムのサポートロイド・ティセットとは離れ離れになってしまっている。
- ティセット
「アトム」のサポートロイドである幼女。
ジョッキがMAの整備までしてしまう為にサポートロイドとしての自信を失っている。
サンソフトの格闘ゲーム・「わくわく7」のティセ・ロンブローゾと非常に名前から容姿に台詞(「おばけではありません…自動人形です。オートマタなんです…」→「人ではありません。自動人形です。サポートロイドなんです。」)までもが似ている為、元ネタはそれではないかとされている。
DLC追加キャラクター
※本編をクリアする事で「EXTRA」から選択できる。
- アキュラ(白き鋼鉄のX)
白き鋼鉄のXから「G-RoRo(ジャイアントロロ)」のパイロットとして参戦。ジェイソンよりも使い勝手がよく(高い所から落ちても平気・壁登り可能)、サイドビューならびにトップビューのどちらでもロックオンを駆使して攻撃可能。
しかもスタート地点からG-RoRoに乗っておらず乗る場合はスタート地点で呼び出す必要があるが、ぶっちゃけた話、アキュラだけで撃破可能なチート性能。カゲロウの発動さえ継続できるのでダメージを無効化する事も可能(しかも即死地形にすら耐性を持つ。ただしずっとではないのでカゲロウ切れには注意)。さらにRoRoの歌であるディーヴァトリガー(歌は白き鋼鉄のXの「白銀の約束」の8bitアレンジ)を発動させるとその間はEXウェポンが無限に使用できる始末。しかもエネルギー回復できる状態だと途切れさせる事がほぼない。
G-RoRoの立場が霞んでいる・・・。ただし、攻略上必要な箇所がある。
ちなみにストーリーには関わっておらず(会話シーンすらない)、ジェイソン(本編)における真エンドルート一直線になっている。
期間限定で無料でDLできるが、期間が過ぎると有料で購入となっている。
- 皇女(DragonMarkedForDeath)
DragonMarkedForDeathのプレイヤーキャラクター。詳しくは当該項目を参照。
剣をメインに使う為、基本的には接近戦となる。ドラゴンスキルを駆使して進む事となる。戦車として「D-アタッカー」に搭乗する。
惑星でのスタートでは専用のテーマが流れる。
アキュラ同様ストーリーには関わっていないのは同様。
余談
今作もトゥルーエンドを見るにはくまなく探索が必要だが、実はその為のイベントは見落としやすい。
また、前作にあったDLC等があった「EXTRA」は当初存在しなかったが2019年11月29日に解禁された。
前作にあった「入れるが特に進行上必要なアイテムがあるわけでもないハズレダンジョン」は今作には無い。