概要
イスラム義勇兵をまとめ、武装・組織化したものが始まりとされる。東西冷戦時代は、ソ連のアフガニスタン侵攻に対抗するアメリカやイギリスといった西側陣営からの支援を受けていた。
湾岸戦争を境目に反米化したとされ、2001年の9.11テロをはじめとする数々のテロ事件の首謀者とされる。
かつてはウサマ・ビンラディン率いるひとつの組織として扱われることが多かったが、現在の実態はアルカイダを名乗る小さな集団が世界各地で独自の判断で動いているもので、個々のアルカイダ系組織が緩やかな連携を持っているに過ぎない。
だからこそ、従来の「明確な指導者/指導部が存在し命令系統が明確」なテロ組織に対するノウハウが通用しにくい面も有る。ある意味で「組織全体の降伏や解散が事実上不可能で、壊滅させるまでの労力が同じ程度の規模の上意下達的なテロ組織よりも大きくなる」ような組織とも言える。