楽曲情報
作詞:秋元康
作曲:ナスカ
編曲:the Third
概要
『ここにはないもの』は、乃木坂46の31枚目シングルであり、本作の活動を以てグループからの卒業を発表した齋藤飛鳥が自身5度目・最後のセンターを務める。
歌詞は、作詞を担当した秋元が齋藤のことを考え、彼女のこれまでの人生、アイドルとしての約11年間の人生を想像して書いたかのように思わせるものであり、周りの人々からの応援や支えを受けて成長し、別れを滲ませながらも次なるステップへ踏み出そうとする主人公の姿を想起させるものとなっている。また、「裸足」や「人はみんな弱い」など歌詞の中に齋藤がこれまでセンターを務めてきた楽曲のフレーズが入っているという粋な要素もある。さらには、「しあわせ」や「サヨナラ」、「青い空」など齋藤にとって同期であり人生の先輩でもあったメンバーがセンターを務めた楽曲のフレーズも散りばめられている。
ダンスに関しては、振付師・LICOが過去に担当した27thシングル「ごめんねFingerscrossed」の振付の一部がそっくりそのまま使用されている。
なお、2022年11月5日の「乃木坂配信中」による生配信にて初披露されており、翌6日(7日深夜)の「乃木坂工事中」での選抜発表よりも前に選抜メンバー・フォーメーションが判明する形となった。これは「真夏の全国ツアー2017」宮城・ゼビオアリーナ仙台公演で初披露された「いつかできるから今日できる」以来5年ぶりであり、ライブ以外で明らかになるのは初の事態である。
MVは、六本木ヒルズの屋上と渋谷駅のホームで撮影が行われた。渋谷駅に関しては、スタッフ曰く「今まで映画やドラマでも中々撮影許可が下りなかった」らしく、映像作品で使われること自体かなり珍しい。