楽曲情報
作詞:秋元康
作曲:杉山勝彦、APAZZI
編曲:APAZZI
概要
「ごめんねFingers crossed」は乃木坂46の27枚目シングルであり、センターは24枚目シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」でセンターを務めた経験がある遠藤さくらが自身2度目のセンターを務めた。
音源初解禁直後から、ネット上では「YOASOBIの楽曲みたいな曲調」と話題になり、MV公開の際にも振り付けに用いられた中指と人差し指を交差させる「フィンガーサイン」(相手の幸運や成功を祈る際に用いられるサイン)が「五条悟の領域展開『無量空処』じゃん!」と話題になっていた。歌詞は失恋を思わせるようなフレーズが多く、ちょうど発売日である6月9日が梅雨の時期だったこともあり、どこか悲しさも感じられる「失恋ソング」となっている。
このシングルでは選抜入りが望まれていた早川聖来が初選抜入り、ロングヘアーをキムタク主演ドラマ「教場Ⅱ」の役作りのためにバッサリ切って大胆なイメチェンをして大きな話題を呼んだ樋口日奈が選抜復帰。なお、前作の選抜メンバーは全員続投となった。
2期生で選抜入りを果たしたのは3列目のドンともいえる新内眞衣のみ。2期生でただ1人だけの選抜入りという事態は裸足でSummer以来であり、新内にとっては初選抜となった太陽ノック以来2回目の2期生1人だけ選抜状態に。長らく堀未央奈と新内、たまに他の2期生が選抜入りという形になっていたものの、堀は前作で卒業、選抜とアンダーで揺れ動く北野日奈子も含め、残りの6人は全員アンダーとなってしまった。
なお、2021年のレコード大賞ではこの曲が候補としてノミネートされた。これもSingOut!と同様に寺田蘭世が選抜入りしていなかったためか、大賞に選ばれることはなかった。
また、乃木坂曲がレコード大賞候補としてノミネートされたのは現時点でこの曲が最後。2022年以降はノミネートすらされなくなった。これは寺田が卒業してしまったからかもしれない。
2021年6月21日付の「オリコン週間シングルランキング」で初週推定売上59万枚を記録し、初登場1位を獲得した。
同日付の「Billboard Japan Hot 100」で総合首位を獲得した。前作の「僕は僕を好きになる」の67万8684枚を上回る初週推定売上70万4346枚を記録し、シングルセールスで1位、そしてルックアップでも1位となり指標別では2冠を達成している。
MV
ヒット祈願
選抜入りした3・4期生が1期生に追いつくべく、過酷なヒット祈願に挑戦。秋元真夏、星野みなみ、高山一実が見守り人。
・岩本蓮加と久保史緒里、早川聖来は秋元が見守る中、スカイダイビングに挑戦。地上にある46㎡の「大ヒットゾーン」(という名の青いビニールシート)の上に着地するというインストラクターのマックスさん曰く「意外と難しい」ミッションが課せられた。
往路となる航空機の中では、早川が高所恐怖症によりパニック状態に陥っていたため、岩本と久保が「大丈夫だよ!大丈夫!怖くない!」と励ましている。
いざ挑戦したところ、久保と岩本は残念ながらミッション失敗となったが、早川はインストラクターの方が歩いて意地でも着地させたことでミッションクリア(?)。ヒット祈願達成(?)となった。これにはバナナマンの2人も「あれアリなの?」とツッコんでいたが、気にしないでおこう。
・梅澤美波、山下美月、田村真佑、賀喜遥香は星野が見守る中、滝行に挑戦。決められたタイムを4人で合計して達成するというもの。特に山下は前作「僕は僕を好きになる」のヒット祈願が自身の納得いかない「ザラっとしたもの」だったため、リベンジを兼ねて驚異の70秒を記録し、ヒット祈願達成に貢献した。なお、山下がヒット祈願だけでなくメンバーとバナナマンの健康と安泰を祈願したシーンはとても印象的。
・与田祐希と遠藤さくらは高山が見守る中、バンジージャンプに挑戦。ハイテンションな与田と怖がる遠藤という対極なリアクションや遠藤が殻を破ってバンジーに挑んだ勇姿、なぜか本人の6thシングル「ガールズルール」ヒット祈願時のリベンジと称して飛びたいという意向により高山もバンジージャンプに挑戦したというまさかの展開が話題に。