楽曲情報
作詞:秋元康
作曲:杉山勝彦
編曲:杉山勝彦、石原剛志
概要
乃木坂46の26枚目シングルであり、白石麻衣の卒業シングルであった「しあわせの保護色」以来約10ヶ月ぶりのシングルとなった。センターは、3期生の山下美月が初めて務めることとなった。3期生のセンター就任は、18枚目シングル「逃げ水」の与田祐希と大園桃子によるWセンター以来であり、単独センターは史上初となる。2021年1月27日に発売された。
歌詞は、「今一番嫌いな人の名前とその理由を」や「死にたい理由ってこんな些細なことだったのか」といったように今までのシングルとは打って変わって「嫌い」や「死にたい」など過激なフレーズが多く、2020年に芸能界で自ら命を絶ってしまった方々を想像するファンもいた。だが、前に進もうとする歌詞や曲調も所々見受けられており、ファンからは最初は批判的な意見も多かったものの、徐々に受け入れられていった。
アニメ版のMVも制作されており、漫画『映像研には手を出すな!』で有名な大童澄瞳がストーリー・絵コンテ・原画、アニメーションは映画版の劇中でアニメを製作した(株)monofilmoが担当した。この経緯については、スタッフと大童が「ストーリー性あるMusic Video」の話しが盛り上がっていた時に、「ならばアニメ版でそれを実現してしまおう!」と意気投合したことで実現したとのこと。
堀未央奈のソロ曲「冷たい水の中」のMVでは冒頭で涙ぐむ堀が卒業発表するという演出がある。MV中で卒業発表するというのは異例中の異例である。彼女の卒業を皮切りに、2021年~2022年上旬は2期生を中心としたメンバーの卒業が相次ぎ、2回目の卒業ラッシュを迎えた。
4期生楽曲「Out of the blue」では遅れて加入した5人(黒見・璃果・林・松尾・弓木)が合流。前作での4期生曲「I see...」はミュージックステーションで4期生単独での披露となったが、この曲も別テレビ局の音楽番組であるCDTVにて4期生単独で披露した。「まさかまさかの急展開~!」
主な記録としては、オリコン週間ランキング第1位(2021年2月2日付、25作連続25作目)。女性アーティスト「シングル連続1位獲得作品数」記録は浜崎あゆみと並び、歴代2位タイとなった。
発売前日(集計初日)の2021年1月26日付オリコンデイリーシングルチャートにおいて推定売上枚数は455,852枚となり、初登場1位を記録した。
2021年1月の月間ランキング2位。
2022年3月14日、「第36回日本ゴールドディスク大賞」の「ベスト5シングル」を受賞。
しかし、「サヨナラの意味」から続いていたミリオン記録は本シングルでは達成できず、途絶えてしまった。コロナ禍による握手会→ミーグリへの変更が大きな原因だとされる。
MV
- 通常ver.
- アニメver.
ヒット祈願
「梅澤美波・山下美月・久保史緒里が神社を巡ってお神籤を引いて3回連続で大吉を出せばヒット祈願達成」というもの。歴代最難関になる可能性もあり、歴代最易にもなり得るという完全に運頼みのヒット祈願である。まあ当然、そう上手くはいかない。誰かが大吉を出してももう1人、もしくは2人が大吉以外を出してしまうという状況が続いた。そのため、途中で初選抜となった田村真佑と清宮レイが登場して2人と山下で挑戦することに。結果は、田村と清宮が大吉出すと宣言して3人が圧をかけるも本当に2人とも大吉を出して山下が外すといったものだったが。最終的には1期生の齋藤飛鳥、生田絵梨花が参戦し、齋藤と生田の2人、久保、山下、梅澤の3人のうち3人大吉出ればOKとなり、久保を除く4人が大吉を出して一応成功。久保は涙したが、「みんなで成功させたんだよ!」と励まされる。スタジオ内でもバナナマン・設楽統にこの件をイジられ、「ホントにすみませんでした!」と謝罪している。
なお、3人にとってこのヒット祈願は納得出来るものではなかったようで、27thシングル「ごめんねFingerscrossed」、30thシングル「好きというのはロックだぜ!」ヒット祈願にて山下は「なんかザラっとしていた」と評している。
関連タグ
僕が僕じゃないみたいだ:同時期に発売されたSixTONESの4thシングル。奇しくも、略称が「僕僕」と被る事態となったしまった。ちなみに、このシングルの発売日は2月17日であり、数字を入れ替えれば当シングルの発売日となる。