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楽曲情報編集

作詞:秋元康

作曲:杉山勝彦

編曲:杉山勝彦、有木竜郎


概要編集

「きっかけ」は、乃木坂46の2枚目アルバム『それぞれの椅子』(2016年5月25日発売)のリード曲である。

この楽曲は、10代のころに誰もが感じたことがある未来への不安や悩み、自分へのコンプレックスなどから希望へと続く 複雑な感情を歌っており、歌詞はグループのこれまでの多くの楽曲と違い、楽曲における主人公の一人称が「僕」ではなく「私」になっており、若い女性が大人に成長していく過程の中で「自分らしい生き方」を求め続け、時間の経過の中で急激に本当の自分に目覚めて行く様子を描いている。そのため、メンバーの卒業コンサートや卒業セレモニーで度々披露されており、メンバーだけでなくファンからも「神曲」「グループを代表する曲」との評価を受けている。

2016年7月5日の『寺岡呼人 presents Golden Circle 第20回記念スペシャル〜僕と桜井和寿のメロディー〜』で、桜井和寿(Mr.Children)らによってカバーされたことが話題となり、メンバーもそのことを知って驚くと同時に感謝していた。ピアニストの清塚信也は、「この楽曲のリズムがMr.Childrenの『星になれたら』とほぼ同じであり、それも桜井さんが選曲した理由の一つではないか」と推測している。また、2021年には、4期生の遠藤さくらTHE_FIRST_TAKEに初出演した際にこの楽曲を披露、大きな話題となった。さらに、同年の12月31日に開催された「第72回NHK紅白歌合戦」にて歌唱曲として披露され、同日を以てグループを卒業した生田絵梨花の門出を飾った。

2022年には、藤井風がライブツアーにて本作をカバーした。本人曰く、「去年のThe First Takeを聴いて、いい曲だなって思ったのとリクエストが多かったのでセットリストに入れました。」とのこと。

2024年5月にはMrs.GREENAPPLE主催の「Mrs.TAIBAN Live」にて大森元貴がメンバーと共に本楽曲を歌唱した。


アルバムについて編集

ハルジオンが咲く頃に続いて通常盤とA~D盤の5形態での発売。ただし、通常盤とA盤のCDの中身は全く同じでBlu-rayがあるかないかの違いになっている。命は美しい~ハルジオンの表題曲4曲、きっかけ、太陽に口説かれて、欲望のリインカーネーション、悲しみの忘れ方、乃木坂の詩の計9曲は共通して収録されている。残りは形態ごとに異なるが、全体で見ると新曲が多め。形態や新曲の多さにより、かなり力を入れているアルバムだといえるが、アルバムコレクターにとってはお財布に大きなダメージになり得ただろう。


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