概要
2019年より運営されている、音楽アーティストによる一発撮りのパフォーマンスを企画・配信するYouTubeチャンネル。
白いスタジオに置かれた一本のマイク。
ここでのルールはただ一つ。
一発撮りのパフォーマンスをすること。
詳細
日本の博報堂とアメリカのTBWAの出資を受けて設立された広告代理店のTBWA_HAKUHODOが主導して、SonyMusicと共に動画配信サイトYouTube上で歌手の一発撮り音楽を届ける企画。(※要出典)
商標はソニー・ミュージックレーベルズが持つ。
企画・クリエイティブディレクターを務める清水恵介氏曰く、「YouTubeで誰もが動画を発信できる今、ユーザーが求めているのは、これまでにない本格・本質を、真実性をもって感じられるプリミティブな映像コンテンツなのではないかと考えました」との話で、撮影中に歌い手が歌詞を間違えても撮り続けるスタイルをとっている。全編4K画質で撮影されており、映像写真ディレクションは長山一樹氏、制作編集はTYO_DINERの木下健太郎氏が担当している。
スタートダッシュで既存メディアを使った積極的な宣伝を実施せず、2019年11月15日よりYouTube上で企画を開始した。最初に配信したadieu『ナラタージュ』を皮切りに、SonyMusic系レーベル所属者を中心とした動画投稿を継続している。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言期間は撮影方法を見直し、『THE HOME TAKE』と題して規模を縮小した撮影スタイルで配信した。
芸能事務所の"エゴ"に押し潰されている昨今のテレビやラジオの音楽番組へのアンチテーゼとして、YouTubeチャンネル立ち上げと同時に日本国内で注目を集めていた...。が、チャンネルの認知が広がる過程でアイドルグループやタレントの楽曲が数多く投稿されるようになった。版権都合と思われる公開規制も発生しており、例えばn°70の菅田将暉/『虹』はYouTubeチャンネルでは公開されてない(「虹」の初回限定盤DVDに収録。ショート動画がTikTokで公開されている)参考
企画コンセプトとしてJ-POPの海外宣伝も意図されており、実際に日本国外からの動画視聴者も少なくない。そのためか、日本のアニメ作品の関連楽曲が積極的に投稿される傾向にある。
企画動向と反響
基本、動画は不定期配信ではあるが、リリースタイミングを意識した投稿(TOMORROWXTOGETHERのForceなど)、当該アニメ作品の宣伝時期(西川貴教のFREEDOMなど)を念頭とした投稿は多い。ネットライブ配信企画『THE FIRST TAKE FES』の初回が開催された2020年秋頃からオンライングッズ展開がスタートした。電波発信の側面では、FMラジオ局J-WAVEの音楽番組『SONAR MUSIC』内のミニコーナーとして『THE FIRST TAKE MUSIC』が同年9月より設けられている。
生の歌唱力勝負という企画主旨に対する反応は大きく、YOASOBIのヴォーカルikura(幾田りら)が『THE HOME TAKE』形式で披露した『夜に駆ける』、DISH//のヴォーカル北村匠海が歌った『猫』などは芸能界だけでなくZ世代の注目を集め、その後の活動の足掛かりとなるきっかけを掴んだ。
SONY製品のCMも企画され、2020年のウィンターソングとして制作されたLiSA×Uru『再会 (produced by Ayase)』はソニーヘッドホン「1000Xシリーズ」のCMソングとして各マスメディアで広く発信された。
歌唱された楽曲
THE FIRST TAKEについて言及のある楽曲の記事のみ抜粋。
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めざましテレビ…コラボ経験あり