何度目の青空か?
なんどめのあおぞらか
「何度目の青空か?」は、乃木坂46の10枚目シングルであり、2014年10月8日発売。センターは、7thシングル「気づいたら片想い」、8thシングル「夏のFree&Easy」で2作連続センターを務めた西野七瀬に代わって、大学進学を理由に前作への不参加を発表していた生田絵梨花が本作から復帰し、自身初のセンターを務めた。
これまでの表題曲の歌詞は「きみとぼくのストーリー」が多いのに対し、本作は、「自分自身を今を見つめ直すこと」がテーマとなっている。同曲で示されている今とは、歌詞の通り青春時代のことである。楽曲は、表題曲としては「君の名は希望」以来の四つ打ちバラードになっており、キックとピアノのシリアスな旋律から曲が始まり、次第に空が開けるような展開で構成されている。
本作はサウンドスキャンジャパン、Billboard JAPAN Hot 100、Billboard JAPAN Top Singles Sales、オリコン週間CDシングルランキングなどの週間チャートで初登場1位を獲得した。オリコン週間CDシングルランキングにおける乃木坂46の1位獲得は2ndシングル「おいでシャンプー」から9作連続で通算9作目となり、連続1位獲得数でAKB48(24作連続)、SKE48(11作連続)に続き、ピンクレディーとならぶ女性グループ歴代3位となった。初週推定売上は47万8788枚で、8thシングル「気づいたら片想い」が記録した約45万8000枚を上回り、自己最高記録を更新した。
グループ始動から実に10枚目のシングルとなった今作、斎藤ちはるが初選抜入りを果たした。ちはるの初選抜入りによって、本シングル期間突入時に在籍していた1期生は全員選抜入りを果たした。
グループ恒例「富士登山ヒット祈願」の始まり。
事前の収録にてクジに(ハズレる形で)選ばれた「フジ6(ロック)」メンバーとセンターの生田(本人自ら参加を志願)が挑戦。
9月末の登山で気温も低く、ひょうも降ってくる最悪のコンディションで、下山する登山客も多い中、メンバーは何と10時間近くかかって富士登山に挑んだ。
道中、体調不良により桜井玲香にドクターストップが下され無念のリタイア。富士登山の過酷さを象徴するシーンとなった。
富士山の頂上では、なぜか降り続いていた雨がやみ、澄み渡るような日本で一番近い、手に届きそうな青空がメンバーを迎えた。