詳細
メサイヤから発売されたラングリッサーシリーズの第3作目で、SS(セガサターン)より発売され、後にPS2(プレイステーション2)に移植されたが、システムは変わらないどころか裏技が削られているため難易度が上がっている。
システム的には他作品と異なる。
3作目ということでタイトルはⅢとなっているが、ストーリーは"ラングリッサーⅠ"よりも前の時代であり、聖剣ラングリッサーおよびシリーズを通して暗躍するボーゼルの誕生と、全シリーズに登場するジェシカの秘密が明らかになる作品である。
主な登場キャラクター
ラーカス王国
ディハルト
今作の主人公。ラーカスの騎士叙任式の最中、リグリア帝国の襲撃を受ける。その後、仲間を集めて帝国に対抗していく。Ⅱのレオンの御先祖様。
ティアリス
ラーカス王国の国防の要・浮遊城を守備するウィリアム侯爵の令嬢。
子供らしい言動で、ウィリアム卿の元で騎士修行を積むディハルトを兄の様に慕う。
ルナ
大陸全土に名を知られる知将トーランド男爵の娘。父譲りの知勇を引き継ぎ、礼節を重んじる。ディハルトの副官兼軍師として活躍。Ⅰのナーム、Ⅱのシェリー、Ⅴのシグマとクラレットは彼女の末裔。
リファニー
ラーカス王国の貴族令嬢で魔術師見習い。
リグリア帝国四天王・ガイエル将軍の手勢に追われている所をディハルトに救われ、
以後行動を共にする。言動はのんびり屋に見えるが頭脳明晰。
ソフィア
ファーベル神官の娘で光の巫女。ルシリスゲートの南門を守る実力者だが殺生を嫌う。リアナとラーナの御先祖様。
ルイン
レイモンド卿の息子で、彼が建国したエルスリードの二代国王。レディン、エルウィンの御先祖様。
ギルバード
娘コティを誤って殺した後悔から片田舎で暮らす剣豪。娘の魂をもてあそんだグロブを憎悪し、討ち果たすべく邁進する。
シルバーウルフ
戦前はラーカス王国首都ラーカシアを騒がせていた義賊。
バーラル王国軍に包囲されたラフェルの街からディハルト達を離脱させる為に奮戦、
後のラーカシア奪還の為に協力し、行動を共にする
ピエール
ラーカス王国の騎士見習い。
リファニーと共に民衆を連れて敵軍から逃亡中、ディハルトに救われ仲間に加わる。
気楽な言動で味方を賑わすムードメーカー。
ファーベル
ルシリスゲート東門の守護神官でソフィアの父。温厚篤実な紳士だが敵に立ち向かう気概を持つ英傑。
ジュグラー
ルシリスゲート西門を守る聖獣。味方では珍しく人外でふかふかの姿から人気者。エスト、オストのように様々なモンスターにクラスチェンジできる。
霧風
東方にある倭国という国のサムライなる戦士階級。主君と家族を虐殺され、レイモンド卿の客将として仇討ち行脚の旅をする。軍人仲間のディハルトに愛刀を託した。
ジェシカ
伝説の魔導師と呼ばれる大魔導師。
今回はその正体が明らかに…!
ジェリオール
浮遊城を収めるウィリアム侯爵の配下で、ラーカス最強と名高い騎士。
ディハルトの良き先輩・兄貴分として接する。
浮遊城陥落の際、リグリア帝国軍元帥アルテミュラーとの斬り合いで深手を負い
ラフェルの街まで撤退するも、ディハルトに自分を置いて行く様に言ってラフェルに残る。
その後の消息は不明だったが…
リグリア帝国
アルテミュラー
若干19歳で元帥になった若き大公で、人望が熱い。
中盤で、パウルとガイエルのためにファーナを殺され、怒りに我を忘れてアルハザードを握ってしまい、ボーゼルとなってしまう。(PS2版では名前が“アルテ・ボーゼル”と表記されている)
正史ではファーナとエマーリンク、ディハルトたちの説得で人間の心を取り戻し、ラングリッサーの力で正気に戻り、終盤でディハルトたちの仲間に加わる。
Ⅴのシグマのご先祖様であると同時に、全シリーズを通して暗躍する今のボーゼルを生み出してしまった元凶でもある。
ファーナ
アルテミュラーの恋人で帝国四天王の紅一点。妹を人質にされたりと悲劇的な女性である。
エマーリンク
帝国四天王の一人で、冷静な策略家。
中盤でボーゼルになったアルテミュラーの性格が豹変していることに気付き、
アルテミュラーを救いたい一心で一度は離反し、ディハルト達の仲間に加わる。
アルテミュラーを救った後は正規ルートにて再び帝国四天王に復帰し、ボーゼルになったパウルと対決する。
その際己の贖罪の為に自分だけを殺せというアルテミュラーの説得に聞く耳持たないパウルはもはや人間とは呼べないと察し「何処まで曲がった男だ…!」と怒りを露にしていた。
ボルツ
Ⅰのランス、Ⅱのバルガスのように卑劣な行いを嫌い、一兵卒であろうとも消耗品扱いしない男気ある好漢。戦災孤児だったために下々の苦労を理解でき、温かく接するために部下の信愛は強い。
パウル→ボーゼル
現皇帝の息子だが、自分が皇帝になるためには卑劣な手を使う。
そしてアルテミュラー失脚の為にガイエルと結託したが、結果的にはアルテミュラーをボーゼルにし、彼の復讐によって瀕死の重傷を負う。
正規ルートでは自分を痛めつけたアルテミュラーを呪い、自分を受け入れない世の中全て対する憎しみをカオスに認められ、闇の王子ボーゼルとなって転生。シリーズを通じて暗躍する。
ガイエル
帝国四天王の一人だが、年下であるアルテミュラーに忠誠を誓っておらず、不満を抱いている。
卑劣な手を使うことが得意で、アルテミュラー失脚の為にパウルと結託するも結果的にアルテミュラーをボーゼル化させて彼に瞬殺される。
しかし、自分の非を認めないまま死んだ為、終盤にてカオスの手によって魔将軍となって復活、後にⅤで再登場する。
バーラル王国
フレア
バーラル王国の姫君で、ディハルトと幼馴染。
ラグによって父が豹変したことでディハルトと戦わなければならないことに苦悩する。
正規ルートに進むための重要なキャラである。
ちなみに公式イラストでは女性キャラとしては珍しく重装備である。
ディオス
フレアの父・ウィルダー王の人柄に惹かれ仕える将軍。
ウィルダー王の変節後、王の方針に反発し軍を脱走し、追手が掛かった所を
ディハルト達の加勢で逃れ、以後行動を共にする。
ウィルダー
フレアの父親・バーラル国王。
優しい人柄だったがある時、狩りに出かけた際に負傷して帰って以来
人柄が豹変・暴君となり、リグリア帝国による浮遊城陥落に乗じてラーカス王国へ侵攻する。
ダークナイト
バーラル王国のラフェルの街制圧後、ウィルダー王が何処からか見出し雇い入れた騎士。
常に黒い鎧に全身を包み正体は不明、リグリア帝国のアルテミュラーとも互角に戦う強者。
戦で深手を負っても翌日には何事も無かったかの様に戦場に立つ、謎の不死性を持つ。
ヴェルゼリア
混沌の王カオス
魔族が崇拝する神だが、絶対悪ではない。
闇の帝王ボーゼル
ヴェルゼリアを総べる王だが、シリーズと通して登場する同名とは別人な上、容姿も異なっている。
変幻のフェラキア
いろんな姿を変えることが出来て、人々を混乱に陥れている三魔将の紅一点。
後にⅤにも登場する。
死人使いグロブ
死人を操ることが出来る三魔将の一人。
後にⅤにも登場する。
蟲使いラグ
蟲を使って人を操ることが得意な三魔将の一人。
魔族が崇拝するカオスの望む混沌の世界の永続という使命の為に、ウィルダー王を洗脳した張本人であり、正規ルートではディハルトとフレアの怒りによって完全に消滅した。
別名・表記ゆれ
ラングリッサー3 ラングリッサーIII ラングⅢ ラング3 ラングIII