概要
ラーカス王国防衛の要である浮遊城の責任者ウィリアム侯爵の娘。
騎士見習いとして浮遊城に来た主人公ディハルトを兄のように慕っている。
本作のヒロイン候補の一人であり、告白時は自身を妹分ではなく異性として愛してくれたディハルトに心から信頼と愛を誓う。
そのディハルトへの信頼の深さは、詳細は伏せるが最終局面の絶体絶命の状況下において微動だにしなかったほど。
ディハルトの騎士叙勲が行われる当日に浮遊城はアルテミュラー元帥率いるリグリア帝国軍に侵攻され、父ウィリアム侯爵は戦死。浮遊城の動力は破壊され、ディハルト達と共に逃亡を余儀なくされた。
天真爛漫で元気な女の子だが、内には父を殺された悲しみと憎しみを抱えている。
普段は自身の明るい性格で隠しているが、ストーリーの端々でその心の傷の深さを露見させていくことになる。
その心が唯一爆発するシーンが、リグリア帝国との停戦協定の場面である。
ラーカス王国の王女として参列したティアリスは、父の仇であるアルテミュラーを前に
「死んだ父は戻ってこない」「簡単に気持ちは変えられない」
と、涙を堪えきれずその場を走り去ってしまう。
このシーンは主人公・ディハルトとの好感度によって分岐し、一定以上の好感度を持っていれば、ディハルトが上記のセリフを前にティアリスを気遣うも、
「死んだ人々は戻ってこない」「だったらこれ以上自分のような人を出さないために頑張るしかない」
と、ディハルトが感心するほどに王族として国民のために自身の感情に支配されない覚悟を応えるシーンに変わる。
この場面はこれまでゲーム内でもとりわけ子供っぽいキャラクターだったティアリスが一人の王族として如実に成長したことを示すシーンであるため、印象に残ったファンも少なくないのではないだろうか。
魔法の才能があり、戦いの最中に開花させてゆく。
特に職業柄、魔物との戦闘には滅法強く、序盤のエリアで魔物ユニットが出てきたらティアリスが生命線となるため、撃たれ弱いタイプだがしっかり育成を進めておきたい。
終盤ディハルトが告白できるヒロインの一人だが、ディハルトと結ばれなかった場合はエルスリード王国の国王になったルインと結婚した事がエンディングで語られる。
しかしながらゲーム中に1度でも敗走していた場合、子をなした後病に倒れ、若くして病没してしまう。