概要
ラーカス王国の騎士で、ウィリアム侯爵の元で浮遊城の警護をしていた。レイラと婚約している。
ディハルトの先輩にして剣術の師匠であり、兄のように親身になって世話をしていた。
アルテミュラー元帥率いるリグリア帝国の軍勢が浮遊城を襲撃した際にウィリアム侯爵と共に迎撃にあたり、アルテミュラーの副官ファーナ将軍を退けた。しかし、アルテミュラーに敗れて瀕死の重傷を負いディハルト達に連れられてかろうじて陥落した浮遊城から脱出した。
その後、ラーカスの友好国であるバーラル王国を目指し国境の街で自身とレイラの生まれ故郷でもあるラフェルの都にたどり着き教会で手当てを受けたが、アルテミュラーとの戦いで負った傷は致命傷でありもってあと数日の命であった。
ラフェルに敵が攻め込んで来たとの知らせを受けると、皆の足手まといにならぬよう自分を置いて逃げる様ディハルトに命じた。そして、必ずや大陸一の名誉ある騎士になりラフェルを奪還するよう言い残した。
しかし、この時ジェリオールは知らなかったがラフェルに攻め込んで来たのはリグリア帝国ではなくバーラル王国の軍勢だった。
バーラル国王ウィルダーはヴェルゼリア3魔将の一人・虫使いラグに虫を植え付けられ、ラグの傀儡となってしまったのである。
ラフェル陥落後にウィルダー王同様ラグに虫を植え付けられ、王の暴虐な振る舞いに反感を抱いたディオス将軍に代わるバーラル軍総指揮官たる正体不明の髑髏仮面の黒騎士ダークナイトにされてしまった。
ちなみにラグの虫は瀕死かそれに近い状態の生き物にしか取り付くことは出来ないため、瀕死の重傷を負っていたジェリオールはラグにとってうってつけの手駒だったのである。
虫に取りつかれたものは重傷を負っても短時間で完治し、首を切り落とされない限り心臓が止まっても蘇生してしまう。
リグリア帝国との戦いではアルテミュラーに一騎打ちで自らも負傷しながら重傷を負わせ前線からの撤退させ、帝国四将軍の一人ガイエル率いる飛空艇団に火攻めで壊滅的な打撃を与えて撤退させる等の活躍を見せた。
ディハルトの前にもバーラル軍を率いて立ちはだかるが、幾たびかの戦い果てにダークナイトの正体に気づいたディハルトの決死の呼びかけにより虫の洗脳から一時的に解放され、正気に戻る。
いずれ虫の力で再び操られることを恐れたジェリオールは自らの首を撥ねる様ディハルトに頼むが、ディハルトに協力している大魔術師ジェシカの魔力で頭の中に取りついたラグの虫を除去してもらった。
しかし、虫の魔力で生かされていたジェリオールの命は後わずかであった。ディハルト軍伝令となっていたレイラの危機を救う為、ラグが率いるヴェルゼリアの魔物達が攻め寄せてきたラフェルに駆け付け、ディハルト達と協力して魔物達から街とレイラを守った。
自信を操っていたラグが死んで戦いが終わった後、レイラに正体を明かさずかつて贈られたペンダントを形見として渡す。約束通り立派な騎士となり、ラフェルの街を守ってくれたディハルトに礼を言うと姿を消していった。
モバイルではレイラとの2人1組のユニットとして登場する。
関連記事
(後日追記予定)