ボルツ(又はカーボナード〈carbonado〉ブラックダイヤモンド〈black diamond〉)とは鉱物の一種である。
また宝石を題材とした漫画『宝石の国』の登場人物でもある。pixivでは主にこちらを指す。
概要
天然の多結晶ダイヤモンド。
粒状結晶からなるものをカーボナード、針状結晶からなるものをバラスと区別することもある。ボルツは、ダイヤモンドの研磨屑を意味することもある。
色は黒色、暗灰色、濃褐色など。劈開がないので、単結晶ダイヤモンドと違い非常に割れにくい。
『宝石の国』の登場人物としてのボルツ
鋭く険しい顔つきと、黒い帯状のロングヘアが特徴の宝石(原作では床を擦るほどの長さだが、アニメ版では背丈と同程度になっている)。この髪は攻撃にも防御にも使用されている。
ダイヤとはペアであり兄弟関係。ダイヤのことは基本「お前」と呼んでいるが(三人称では「ダイヤ」とも)、極稀に「兄ちゃん」と呼ぶことがある。
硬度はダイヤと同じく硬度10を誇り、また、同じダイヤモンド属でもボルツは劈開を持ちにくい「多結晶体」であるため、靱性(割れにくさ)も最高ランクの”特級”に類している。
戦闘力は金剛先生に次いで高く、戦況を見極める冷静さも持ち合わせているが、気難しく冷徹な部分もある。ただし、冷酷非情というわけでもないようで、ふわふわで可愛らしい姿に変化した月人を斬ることに躊躇する一面も。
役職に就く以前より戦闘そのものが好きなようで、戦闘狂とも言われている。
趣味は、周囲の戦闘の癖を見つけることと、他の宝石の弱点を指摘し戦闘スタイルを矯正させること。ダイヤには戦い方指導を嫌がられていた。
実はクラゲが好きで、池でクラゲを何匹髪に包めるかチャレンジが密かな楽しみ。
冬眠での寝相は非常に悪く、たまに寝惚けて歩き回る。そんな時は、布を掛けると大人しくなるらしい。
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以下未アニメ化範囲のネタバレ注意
原作9巻(第七十話)にてフォスと対峙。
フォスにより左脚を削り斬られ負傷、その過程で参戦したシンシャの毒液を髪に浴びる。
毒を浴びた部分を削らざるを得なくなり、かつ無事だった部分も左脚の補填に用いる必要が出たことで断髪、ベリーショートとなった。
(シンシャはこの件で責任を感じていたが、彼の毒液が元でフォスを行動不能にできたこともありボルツは「気にするな」と述べている)
そして二百二十年後、戦闘の必要がなくなったことでボルツは戦いへの興味が失せ、かねてより興味があったクラゲに関心を向けるようになっていた。
11巻で再会、交戦を望むダイヤにその旨を告げると彼が元で葛藤や苦悩を抱いてきたダイヤは激昂。ダイヤの怒りを買うことになり……。