硬度10
こうどじゅう
「誰が硬度10ですの!?」
『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場するAqoursのメンバー、黒澤ダイヤの一部からの通称及び動画サイトなどで付けられるコメント。
元々は「恋になりたいAQUARIUM」ドラマパートで小原鞠莉が一見融通の利かなそうな堅物っぷりを名前の由来である宝石ダイヤモンドの高い硬度になぞらえたもの。
一部にはこの呼び方を苦手とする者も多いので注意。
アニメの告知映像でも「私が生徒会長でいる限り、スクールアイドル部は認めません!」と硬度10の貫禄を見せつけ、前作の生徒会長のようにいかに彼女が変わっていくのか(硬度が下がっていくという意味で)が期待されていた。
…が、実際に本編が始まってみれば机を強く叩き過ぎて手を痛める、気持ちが昂ると机の上に脚を乗っけて身を乗り出す、スクールアイドルは認めないと言いながらラブライブ(大会)のレギュレーションにやたら詳しいなど初っ端から硬度が下がっているような言動が垣間見られ、告知映像はいかにも硬度10っぽく上手い事編集された映像だった事が発覚する。
中盤どころか1話ですら硬度は保てていなかった。
…ついでに言うと硬度というのは傷つきにくさを表す数値で、割れにくさを表す数値ではない。
宝石の割れにくさを表す数値は靭性で、ダイヤモンド自体の靭性は実は妹のルビィ(ルビー)以下である。
つまりやり方を変えて(ハンマーで叩いて)しまえばちょろい(あっさり割れる)という事。ある意味こういう所までダイヤモンドに忠実なキャラクターである。
しかし、一定の世代としてはこのフレーズは体の硬度を自在に変えることのできる超人を意味するものである。実際、pixivのタグとしてもそういう用法がある。
その結果、こうなってしまった。
なお現行シリーズにおいてはこのさらに上を行く「硬度10♯」を披露し、読者を沸かせている。
彼を象徴するフレーズとしてはいまだ現役であるといえよう。
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