人によっては蔑称と取られることもあるため、使用には注意しましょう。
概要
PONKOTSU ポンコツ
KAWAII かわいい
ELICHIKA エリーチカ
『ラブライブ!』の登場人物である絢瀬絵里がアホの子と化している、いわゆるポンコツなイラストに付けられるタグ。
元ネタは公式の自己紹介に使われていたキャッチコピー「KKE(かしこいかわいいエリーチカ)」の改変であり、それの対義語でもある。元ネタがひらがな表記なのに合わせて「かしこくないチカ」、あるいは「ポンコツチカ」などと呼ばれることも。
当初の印象は金髪碧眼でスタイルの良い美人、学業も優秀、多くの後輩から慕われる生徒会長という完璧キャラだった。だが、徐々にポンコツな面が露呈され、ラブライバーの間で「絵里かしこくない疑惑」が浮上、この造語が生まれるに至る。
いきさつ
アニメ1期劇中
この頃の彼女は、自身の苦い経験からスクールアイドルを認められず、その件で穂乃果達と対立する堅物な生徒会長としてキャラが通っていた。まだかしこい!!
8話にてアルパカに唾を飛ばされ不機嫌になるという場面を挟みつつ、ようやく蟠りが解けてμ'sに加入。そこからは心強い先輩キャラとして描かれるようになる。
9話で希に「玩具のチョコレートを食べようとしていた」などと、その後の伏線とも呼べるような過去を暴露されるが、8話のアルパカの件や、10話で枕投げに参加したのを合わせても既存のイメージを崩すほどではなかった。基本的にμ's屈指の常識人として描かれていた。
アニメ1期終了後
アニメ1期が好評のうちに幕を閉じ、スクフェスこと『スクフェス』が配信開始、1期ブルーレイのリリースなど本格的なメディアミックスが始まった時期。
そんな中、アニメBD5巻特典の「活動日誌」がラブライバーを震撼させる。
これまでの絵里からは想像もつかない幼稚な発言。思えば、これが絵里のポンコツ化の引き金になった気がしないでもない…
アニメ2期劇中
アニメ1期から一年後、満を持して迎えられた2期。1話からいきなり絵里のかしこいキャラに暗雲が……
- 1話……冒頭のミュージカル風のシーンからいきなり、荒ぶる鷹のポーズともまゆたんのカンフーとも取れる奇妙なポーズを披露。
- 2話……暗い所が苦手なことが発覚。後輩を前に自分だけ真夜中暗がりに怯え、灯りのあるテントに潜り込む。
- 12話で再発。夜中の部室で灯りを消されると、隣にいた後輩に涙目でしがみついた。
- 3話……かつて「ダンスが素人にしか見えない」と酷評(1期7話)していたA-RISEのパフォーマンスに圧倒されていまう。
- これについては、映像と生で見るのとで迫力に違いがあることと、A-RISE自身のパフォーマンスレベル向上で説明がつく。
- 4話……にこが妹たちに「 自分以外のメンバーはバックダンサー 」と嘘を吹き込んでいたことに激怒。にこの携帯の留守電に怒鳴り付け、彼女の自宅で待ち伏せし、帰ってきたところを後輩2人とで追いかけた。
- 6話……KISS風のデスメタルのコスプレにノリノリで参加。理事長に止められるまでμ'sをこのスタイルでやろうと本気で考えていた。
- 13話……アルパカの威嚇に驚いて顔芸を披露。なお、彼女は1期8話で同じアルパカに唾液をぶっかけられている。
このように2期ではポンコツな面が強調され、1期のかしこさは完全に鳴りを潜めてしまった。終いには中の人まで「最近の絵里はかしこくない」と公認する始末。そんなこんなでPKEは、KKEと同じくらい浸透していった。
アニメ以外のメディアミックス
スクフェス
所変わってスクフェス。そこのメインストーリーでもネタキャラの輝きを放っていた…
- 17章3話…自分からノリノリで鼻眼鏡を装着
- 21章2話…スイカ割りでスイカにたどり着けずプールに落ちる
- 22章…にこの作り話を鵜呑みにする
- 26章3話…「かわいくなりたい」という理由でにこのにっこにっこにーに便乗
などなど、こちらでもかしこくない面が強調されつつある。自身の『School idol diary』では、穂乃果を生徒会長に指名しようと慌てふためいて転び頭を打って失神してしまうというドジっ子っぷりも見せている。
スクスタ
普段は「頼れる上級生」であるが、時折怖がりな面が強調されることも。
- キズナエピソード4話…夜の校舎で、窓から見えた「何か」に怖気づいて大きな悲鳴を上げてしまう。確認してみるとそれはただの猫だった。
- イベントストーリー「ハイキングでリフレッシュ!」…みんなで森の中を歩いている時、茂みから飛び出してきた野良猫に驚き一人で逃げ出してしまう。
原因と補足
一応、彼女やその祖母の名誉のためにフォローしておくと、彼女がポンコツと言われるのはあくまで大人びた見た目や一期のクールで厳格な生徒会長キャラとの落差があまりに激しすぎることに起因する。
本来は生徒会の仕事もちゃんとこなしているうえに成績も良く、スクフェスのメインストーリー33章でも穂乃果の妹である雪穂に「立派なお姉さん」として憧れられるなど根はしっかり者な事に変わりはない。
また、幼少期をロシアで過ごし、帰国してからも妹と二人きりだけで暮らしているため、多少の世間知らずは仕方のない事だろう。
むしろμ's全体で見れば、体重管理が出来てなかったり(2期)、宿泊先のホテルを写し間違えるような凡ミス(劇場版)が日常茶飯事な穂乃果の方がはるかにポンコツである。
それだけにアニメ1期から入ったファンにはこういったポンコツ扱いに遺憾を示す声も少なくない。
一方で「1期は無理をしていただけでこれが本来の性格」とする見方もあり、いい意味で重荷が取れたのかもしれない。
そして一番重要なことがひとつ。賢かろうがぽんこつだろうが、方向性が変わるだけで彼女が可愛いという事実には何一つ変わりはないということを忘れてはならない。
なお、二次創作におけるポンコツな絵里はよく語尾に「~チカ」を付ける傾向がある。5thライブ1日目のCD物販の特典で配られた特製カレンダーでの南條愛乃の直筆メッセージで「もりあがっていくチカ!」と書かれるなど、こちらも半公式化しているようだ。
関連タグ
ラブライブ! ラブライブ!(アニメ) 絢瀬絵里 ?←HEARTBEAT まだかしこい
ギャグ ぽんこつ ポンコツ アホの子 おバカ コント だめだこりゃ
KKE:対義語
PKD:エリーチカの後継者。
ポンコツ果林姐さん:エリーチカの後継者その2。
PKR:さらなる後継者。