概要
『ラブライブ!スーパースター!!』に登場する葉月恋は、文武両道で多様な分野に秀で、礼儀正しく落ち着いた物腰のお嬢様。圧倒的な得票で結ヶ丘女子高等学校の生徒会長に就任するなど人望もあり、TVアニメ1期の第2話では「弱点が無い」とまで言われていた。
しかし、本作の「認められない系生徒会長」ポジションである彼女だけに、「主人公たちと対立していた頃はクールだが、仲間に加わったらポンコツ化するのでは?」とかねてから囁かれていた。
そう、ラブライブ!シリーズの生徒会長キャラには、いくつも前例があるからである。
仲間に加わってみると……
長らく澁谷かのん達のスクールアイドル活動を否定してきた恋だが、第8話でその原因となっていた誤解が解け、自らも仲間に加わってスクールアイドルとして活動することになった。そうなってからは……。
- 第9話でのグループ名を決める会議の際、彼女が考えていたのは「綺羅星」「絶世時空」「流麗姉妹」「円環乙女」と、難しい漢字を多用し教養の高さは見て取れるものの、何かズレたものばかり(一部には厨二病疑惑も)。
- そもそも動画配信というものを全く知らなかったという程の世間知らず。
- ウェブ会議の際、一人だけカメラの切り替え方が分からなかったためか、アイコンでしか表示されない(ただし会議そのものには支障なく参加できている上、アイコンをデフォルトから大好きなイチゴに切り替える程度のことは出来ているので、絶望的に電子機器に弱いわけではないはずである)。
- なお、2期第1話ではちゃんと自身の顔を映せるまで使いこなしている。
- 動画配信を試した際、自身への「可愛い」「美人ですね」「髪型が素敵」といったコメントに照れて狼狽してしまい、すぐに停止してしまう。5人で配信した際にも、「恥ずかしいからやめよっか」というかのんの態度に逆上して頬をつねる様子がそのまま映るという放送事故を起こしてしまう。
- 第10話ではラップを「韻を踏むもの」と聞いて、韻を踏むということで短歌を詠むという真面目ボケを晒す。
- 第11話では部室に置かれていたPCで好奇心から「禁断のセカイ」なるいけないサイト(バナーからして明らかに百合系)を覗いてしまい、それがバレて理事長に呼び出されたのかと思い込んで「生徒会長ともあろう者があんなものを……失格です停学です退学ですわたくしの人生終わりました…」と落ち込む。なお校内放送で呼び出しを聞いた際にはあの伝説の顔芸そのもののような変顔を見せていた。
- 翌第12話ではまた理事長からの呼び出しを受けた際に、かのんから例のサイトのことで「 恋ちゃん、またパソコンで見ちゃいけないものを? 」と突っ込まれ、「見てません、忘れてください!」と彼女は必死に否定するものの千砂都から「 いいんだよ、趣味は人それぞれなんだから 」と、フォローに見えて更に煽られ、これもすぐさま打ち消す「 だから違うと言っているのですぅ!!!!!!! 」。サイトを本当に見ていたかどうかは不明だが、弄られキャラとしてのポジションに。
と、数々のポンコツとしか言いようがない言動を見せるようになっている。やはり仲間に加われば見えてくるものがあり、彼女もまたポンコツ化の呪いから逃れることは出来なかったのだ。
こうして、ポンコツな絢瀬絵里を表す「PKE」や黒澤ダイヤの「PKD」に倣い、「PKR」という言葉が生まれた。
Ponkotsu(ポンコツ)
Kawaii(かわいい)
Ren-chan(恋ちゃん)
というわけである。
さらに2期でも、
- 第5話で可可の家に集まりトランプで大富豪をプレイするがなかなか上がらず痺れを切らしていた一同。そんな中、テーブルにゲーム機を見つけた恋は今までゲームをしたことがなかったということで(部屋の間取りの関係上外に放り出されていた)かのんとすみれをほったらかしにして部屋にいる残りのメンバーで人生ゲーム的なものを始めてすっかりのめり込んでいた。その後可可の家から出て一同が話している中、恋はスマホゲームに夢中になるなどすっかりゲームにご満悦な様子。
そしてついに……
- 第7話でかのんの家の店で話し合いにも参加せず練習中もどこか気が抜けており、一同を心配させた。そんなある日、忘れ物を取りに教室に行ったメイがどこからか聞こえてくる音に導かれて向かった先には隠れてゲームをしている恋がいた。前述の5話でゲームに夢中になっていた恋は父親からPlayStation、セガサターンをはじめに、ツインファミコンやXBOX、果ては3DO REALやピピンアットマークのようなキワキワモノまでどんどんゲーム機を届けられ、更にはアーケードの大型体感ゲームの筐体まで置かれるようになり、夜遅くまでプレイするなど、すっかりゲーマーになっていた。
ここまでくると、歴代の先人たちのポンコツ化ぶりを超えていると言わざるを得ない。
- 第11話では家に炬燵が無く、炬燵でゴロゴロするということを知らなかったことが判明。練習場の屋上に持ち込まれた炬燵に入ってみれば、その魅力に取りつかれすっかりゴロゴロしていた。
リエラジ!では
アニメ版で加入する以前から、リエラジ!の冒頭ドラマパートでは恋が既に加入しているていで話が進められるため、対立していたころのクールな雰囲気はそこまで無く終始柔らかな恋が見られる。
では、こちらの恋はポンコツでないのかというと…
- 第10回では「動物を集めて育てる冒険アプリゲーム」で丸いアザラシキャラのまま未進化育成をしようとする千砂都に「自ら目標としていた進化を止める…ゲームとは奥深いものですね」と大真面目に感心する
- 第16回では、ミニスカートの衣装を猛プッシュする可可に最初は反発するが、「Liella!のために必要なこと」と言われて一瞬ノせられかける。
- 第21回では「ちぃちゃんが来てくれなくてマンマルが寂しいって言ってた」というかのんの言葉を聞いてかのんに動物と話す能力があると勘違いする。しかも、それを否定されて結構本気でしょげる。
- 第37回では自分の席に置いてあったイチゴを見て魔が差してしまい、いちご泥棒さんになってしまう。
- 第42回では、「とびっきり可愛いミニスカートの衣装が弱点の宇宙人が攻めてきた」という突拍子もない可可の嘘を丸っきり信じる。
…まあポンコツでした。
しかも、アニメ第8話放送以前の第29回以前からこれらのポンコツ要素が出ている。
※あくまでもラブライブの楽しみ方のひとつなので、用法用量は正しく使いましょう。濫用や押し付けはお控えください。
関連項目
ポンコツせつ菜ちゃん(PKN) ポンコツ果林姐さん:前例その3。前者は主に好きな存在に対して発動するが、後者は見た目に反してポンコツな一面が見え隠れするという特徴がある。