認められない系生徒会長
みとめられないけいせいとかいちょう
ラブライブ!シリーズにおけるお約束の一つ。
主人公達の学校の生徒会長が、スクールアイドル活動を始める主人公達の前に立ちはだかる壁として行動すること。
彼女らが主人公らを如何にして認めていくのかが見どころとなる。
また仲間入りすると、全てポンコツ属性を併せ持っている。
2013年放送の『ラブライブ!』において、絢瀬絵里が高坂穂乃果たちμ'sの活動に対して、「たとえ(生徒を)5人集めてきても認めるわけにはいかないわね」「でも、私は認めない」などと発言。
星空凛からは「学校の許可ァ?認められないわァ」と誇張した物真似をされてしまった。
その後、絵里は改心してμ'sに加入。μ's加入前には見せなかった、お茶目だったり、世間ずれした一面などを見せるようになった。
その後、2016年7月にアニメ放送を控える『ラブライブ!サンシャイン!!』の番宣PVで、スクールアイドル部の部活申請をする高海千歌が映る場面。「わたくしが生徒会長でいる限り、スクールアイドル部は認めません!!!」と一蹴し却下する生徒会長の黒澤ダイヤを見て誰もがこう思った。
ああ、彼女は間違いなく前作の生徒会長の後継者だと。
…………要するに、前作に引き続きアイ活を認められない堅物が生徒会長になってしまったのである。
そのことがきっかけで、「認められない系生徒会長」というワードが生まれることとなった。
元々、地元の名家である黒澤家で厳しく育てられた生い立ちを持つ事や主人公が通う高校の生徒会長だった事、Aqoursのデビューシングル」のPVでスクールアイドルのメンバー集めをする千歌達を窓越しに不機嫌そうな表情を浮かべて見ていた事から、絵里と同じポジションではないか?と推測されていたが的中する形となった。とはいえ、サンシャイン!!のプロジェクト始動時の彼女は千歌のアイ活に対し「お好きにどうぞ」程度にしか見てなかったはずだが…どうしてこうなった。
しかし、徐々にポンコツ属性があるが発覚した絵里と違い、ダイヤは既にポンコツ属性の兆候が見られる(机を叩いて手を痛める、千歌と対等に喧嘩した上に足を机に乗せるなど)、それどころか2話で重度なラブライバーであることが発覚したので、陥落は意外と早かったりするのだが…………
そしてサンシャイン!!以降のシリーズでも必ず該当するキャラが出てきているため、もはやラブライブ!シリーズにおける伝統のようなものになっている。そして加入後ポンコツ化しがち。
ちなみに、絵里以外は本編開始前に自身または身内がスクールアイドルとして活動した経験を持っており、菜々を除いた全員が160cm以上の長身という特徴もあったりする。
ラブライブ!
絢瀬絵里(アニメ版無印)
国立音ノ木坂学院の生徒会長。高校3年生。
上述した通り、シリーズで唯一となるアニメ開始時点で自身や身内がスクールアイドルに無関与な生徒会長である。
彼女がこれまで認めて来なかった理由は、元々幼少期にバレエをやっていて、高い評価を得ていたが何らかの経緯で挫折し、ダンスパフォーマンスにおいて層の厚い世界を間近で見てきたため。また、そのような厳しい世界を知っている者からすればスクールアイドルは遊びにしか見えず、そんな生易しいやり方で学校の廃校を防げるはずがないと考えていたのも理由の1つである。ただし、徐々にスクールアイドルの楽しさに刺激され自分も混ざりたいと考えを改めるようになったため、必要以上に意地っ張りだったのも否めない。
今は上述で述べたようにポンコツキャラで定着してしまっているが、アニメ前の媒体での彼女はいずれもチャラくて明るいキャラクターで描かれていたこともあり、アニメ版における堅物キャラは新規のラブライバーのみでなく古参ライバーにも衝撃的だった。
花陽は「怖い」と怯えていたがそれも無理はなく、視聴者も初見では「どうやったら説得できるんだこの子…………」と絶望するほどのラスボスオーラを漂わせていた。
入部後のポンコツ具合はPKEを参照。
ラブライブ!サンシャイン!!
黒澤ダイヤ(アニメ版サンシャイン!!)
浦の星女学院の生徒会長。高校3年生。
上述した通り、アニメ版ではガチのスクールアイドルオタク(特にμ's)として描かれており、二年前には実際にスクールアイドルをやっていた。また、東京の大会に招待されるほどには実力者でもあった。
そういった経験と実力故にスクールアイドルそのものを否定していた絵里とは違い、大会のレギュレーションを全く知らないどころかオリジナル楽曲を作れる人員すら揃えていない生半可な状態でスクールアイドル活動を始めようとしたため千歌達の申請を認めなかった。
なし崩し的ではあるものの、2年前のスクールアイドル仲間だった小原鞠莉が2年ぶりに理事長として復帰し千歌達に適切な試練を与えたり、東京での大会に無事ライブを出来たりと過程を経て次第に態度を軟化させ安堵の表情を見せていた辺り、再び活動するからには絶対に二年前より良い結果を残したいという情熱も強かったようだ。
ただし1年時でのグループ解散から3年に進級するまでの間にダイヤにスクールアイドル活動を申請した生徒が他にもいたらしく、その時も部活の申請を却下していることから、結局はかなり厳しい生徒会長であることに変わりはない。
新生Aqours加入後は、PKDを参照。鞠莉・果南が下級生から「ちゃん付け」で呼ばれて親しまれているのに対し、自分は「ダイヤさん」と呼ばれるのにコンプレックスを抱く、「ブッブーですわ!」という名言、妹の黒澤ルビィを溺愛する(特にCDドラマ版や二次創作で見られる)などかわいらしい面を見せる。
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
中川菜々(スクスタ・アニガサキ)
虹ヶ咲学園の生徒会長。高校2年生。
前作のダイヤ同様、スクールアイドル同好会が空中分解するまでスクールアイドルをやっていた。
便宜上認められない系生徒会長にカテゴライズしているものの、ゲーム版は厳密には主人公との交渉の末、廃部撤回に厳しい条件(部員を10名揃える)を突き付けただけで、スクールアイドル活動を「認めない」とは言っていない。どちらかというと彼女は前作の鞠莉ポジションに近いといえる。
アニメ版でも、かなり早いタイミングで正体を看破されたのもあって「認めない」とは一度も言っておらず、「せつ菜抜きでやるなら部活を再建してもいい」とまで言っている。
ゲーム版では一度空中分解した部活を軽い気持ちで再開すれば再び同じことになりかねない、アニメ版では自らの個性を押し付けて仲間の部員を傷付けてしまったせつ菜は部を去ったほうがいいと判断したことが休部・廃部にした理由だったが、後者は何故廃部にまでしたのかについては明かされていない(一応、初期の同好会はせつ菜ありきで成立していたことを匂わせる描写はある)。
スクールアイドルに限らず、アニメや漫画なども(当初は勉強に厳格な親に隠して)愛好し、そのことになると我を忘れて熱く燃えるオタクキャラである(芸名も愛読するラノベが由来である)。特にせつ菜モードの時は明るい笑顔を浮かべていることが多く、//*イ`^ᗜ^リ_ペカー なる顔文字も誕生している。よって、ポンコツというよりは子どもっぽい感じである。しかし致命的なポンコツが1つあり、料理の腕が壊滅的に悪い。同好会一の料理上手な近江彼方が、裏でこっそり味をマイルドに整えていることが多いが、アニメでは天王寺璃奈が、スクスタでは鐘嵐珠がせつ菜が作ったオリジナル版を食して被害にあっている(なお、味覚オンチなのではなく、料理のセンスに絶対的な自信を持って味見をしないからであり、彼方が味を整えているのも知らずにみんなと一緒に食しながら「やっぱりおいしい」と納得しているのである。料理センスが無いが味見をせずに見た目も気にせず完璧と思い込んでいるのはジャイ○ンと同じ)。また、アニメ2期で栞子に生徒会長=優木せつ菜であることがバレた際に、誤魔化そうとパニックになった結果、自ら本名を名乗って優木せつ菜と同一人物であることを認めてしまう。参考:PKS
三船栞子(スクスタ)
虹ヶ咲学園の新生徒会長。高校1年生。
菜々の態度が比較的まだ柔らかめな部類でストーリーに認められない度が足りなかったためなのか新たに登場。理事会に掛け合って菜々をリコールして生徒会長の座から引きずり下ろし、再選挙では言葉巧みにスクールアイドル同好会メンバー以外の全校生徒たちの心を惹きつけ、生徒会長の座を奪取、同好会の廃部を目論んだ。
初代に登場した絵里以来のスクールアイドル活動そのものに理解が全くない人物である上、高1にしては良くも悪くも合理主義思想のかなり大人びた考えの持ち主であるため、ダイヤ以上に敵対的である。
認めなかった理由は進学においては不要であると判断したため。奇しくも「限られた時間を将来のために考え勉学に励むべき」という意見は絵里もTVアニメ1期1話で発言している。
ただし実際にはもっと個人的な理由があったことが後に語られる。詳しくは三船栞子を参照。
同好会加入後は、「まっすぐ系」の肩書きを持ち、素直で真面目なキャラであり、また良家出身で姉とは異なり、言いつけをしっかり守って育った箱入り娘なので、世間一般の常識も一部知らないところがあり、素直すぎて何を言われても信じてしまうポンコツな面を見せる。更にその真面目さが空回りして天然ボケを炸裂することもある。また、姉や幼馴染みのランジュの我が強く、二人のなすがままに流され(連れ回され)、自らの意思を溜め込んでおかしな方向に持って行かれる傾向がある(スクスタ2ndシーズン終盤からは、ある程度は自分の意思表示を二人に見せるようになっていく→その象徴として歌われたのが『翠いカナリア』である)。
一方、アニメ版ではキャラ設定が刷新されており、スクールアイドルを全面肯定している(詳細は後述もしくは個人記事を参照)。
ラブライブ!スーパースター!!
葉月恋(アニメ版スーパースター!!)
結ヶ丘女子高等学校の生徒会長。高校1年生。
ただし正式に生徒会長になったのは7話からで、1話では新設校のため仮発足状態だった生徒会の構成員に過ぎず、生徒会長だと誤解する視聴者も多発した。
とにかく何かにつけて「音楽学校としての名誉や誇り」を最優先しており、スクールアイドルにも十分な音楽要素はあるにもかかわらず、何故かあたかも学校の繁栄を妨害する要素であるかのように毛嫌いしている。
ラブライブ!シリーズにおける典型的な生徒会長キャラではあるものの、正式に生徒会長になってからもスクールアイドルを格下の普通科の嗜みだと差別するかのような扱いをしていたため、どっちにしろ認められない系生徒会長であることには変わらない。このあたりは前作の栞子と共通している。
ただしかのん達の前では厳しい態度で接するものの、裏では複雑な表情を見せており、また学校創設者の娘という肩書きとの板挟みになっていると思われる描写がある。
そして肝心のスクールアイドルを認めなかったのには、歴代の生徒会長キャラ一の重い背景があった。詳しくは葉月恋を参照。
歴代シリーズの生徒会長では最年少であるが、背は一番高い(163cm)。
加入後は、PKRを参照。映像のライブ配信に恥ずかしがり(校内放送を恥ずかしがった園田海未に似ている)、同様に恥ずかしいといった言い出しっぺの澁谷かのんに突っ込みで両頬を引っ張りつねり、それがライブ配信で流れてしまう。インターネットに疎く、理事長から呼び出された際には、部室に置きっぱなしだったPCで怪しいサイト(メノ^ノ。^リ<どんなサイトだったのかしら?)を興味本位で閲覧したことを勝手に自白して、「あぁ退学です!」などと慌てふためいた(ちなみに呼び出しは別件)。次に呼び出された際は、かのんと千砂都に「またPCでいけないものを?」「いいんだよ、趣味は人それぞれだから」と言われてムキになって否定している(もちろんこちらも別件)。
アニメ以外のメディアまで含めると、生徒会長は認められない系ばかりでもない。
漫画版『ラブライブ!』の絵里は(自分は参加する気はないが)応援する立場を取っているし、漫画版『サンシャイン!!』のダイヤはそもそもスクールアイドルが何なのか知らない。
またアニメ版でも、『無印』で絵里の後を継いだ高坂穂乃果はそもそもメンバーの一人というかスクールアイドル活動の発起人であるし、劇場版『サンシャイン!!』の渡辺月(静真高等学校)は応援派であった。
(なお、穂乃果が生徒会長の後任であることはテレビアニメ版およびそれを基にした媒体のみの設定であり、穂乃果を生徒会長のカウントに含めないケースもある。)
また、代替わり選挙後に葉月恋の後任となった桜小路きな子も先にスクールアイドルになっていてその後生徒会長に就任したパターンである。
前述の通り、アニメ版の栞子はスクスタ版とは大きく設定が刷新されている。
アニメでは二期からの登場となるが、菜々を生徒会長の座から引きずり下ろすような強硬手段は取らず、そもそも生徒会長としての菜々もスクールアイドルも好意的に認める発言を一貫していた。また、生徒会長に就任するタイミングも変えられており、同好会に入部した後、2期のエピローグ内で正当に代替わりの選挙で、次代生徒会長に就任した。既にスクールアイドル活動をしながら、生徒会長に就任という流れは、穂乃果と同じ。
『Link!Like!ラブライブ!』に登場する蓮ノ空女学院の生徒会長・大賀美沙知(3年生)は、なんと元スクールアイドル。
2年生の秋頃まで蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに在籍しており、当時1年生だった乙宗梢・夕霧綴理・藤島慈を導いていた(これは蓮ノ空においては、生徒会長は部活動に所属してはいけないという規則があるため)。
これまでは、いずれかの媒体で生徒会長が登場する作品では、穂乃果を除くすべての生徒会長がストーリー開始時点では対立していたが、初めてストーリー開始時点で友好的な関係の生徒会長がついに登場したことになる。
かつて確執があった者が仲間になる、という展開は古今数々の捜索で人気となる展開であるが、ラブライブ!では美少女系の血を引くコンテンツなこともあってかこのような展開を好まないファンも初期から少なからず存在していた。
最近の否定的意見ではアニメで似たようなドラマが繰り返されてきたこともあり「最初から好意的な生徒会長を描けないのか」「制作の引き出しが少なすぎるように感じる」といったマンネリを指摘するものが多い。2022年度末のLiella!3rdライブでの青山なぎさの「登場当初の恋はあえて嫌われるような演技をするよう言われた」という告発染みた発言も相まり、後者の方が最近は否定意見の多数派となっている節がある。(青山氏の発言に関する詳細はこちらを参照。)
それを予期していたのか、知っていたのか、もしくは偶然なのかは分からないが、アニガサキではせつ菜の認められない系展開は早いうちに解決し、栞子はそもそもそういう展開が無くなっている。蓮ノ空の沙知も主人公達とは友好的な関係で、いずれもファンの反応も良好だったため、認められない系生徒会長の新登場は今後少なくなることも考えられる。
ここではラブライブ!シリーズ以外の作品が原典の似た扱いをされているキャラを紹介。
白鳥百合子(トロピカル〜ジュ!プリキュア)
「トロピカル〜ジュ!プリキュア」に登場するあおぞら中学校の生徒会長。中学3年生。
夏海まなつたちが提出した新部活創設(トロピカる部)の申請を、「まなつが提出した申請書の内容が非常に抽象的すぎて、申請の体をなしていない」(何をやる部活動なのかすらそもそも決まっていないためそうなってしまった)という至極まっとうな理由と、「部室の空きがこれ以上ありません」という本人たちの責任では無い理由で却下したり、本作の主要人物である滝沢あすかと浅からぬ因縁があり、過去に何かあったことが示唆されるなど、プリキュアシリーズの生徒会長キャラクターと言えば非プリキュアに限定すると、プリキュア側の人物とは比較的友好的な存在であったのに対して、彼女はシリーズ初となるビジネスライク且つ反感を一部から買っている人物として描かれている。
「わたしが生徒会長でいる限り、《トロピカる部》は絶対に認められません!」と、言いそうな雰囲気が当初から漂っていた。
そして第24話にて、トロピカる部が起こした騒動により部の存続をかけてクイズ番組に出演し戦うことになる(サブタイトル『熱血バトル!トロピカる部VS生徒会』)。
大浦飛馬(ザ・ハイスクールヒーローズ)
「ザ・ハイスクール ヒーローズ」に登場する五星学園の生徒会長。高校3年生。
真中大成が立てた「学園防衛部」を馬鹿にしており、廃部に追い込もうとする。
常にトップでないと気が済まない性格であるが、それはかつて徒競走で銀メダルを獲得した際父が一位を取れなかったことに怒り、母に暴力を振るっていたことを知ってしまったことが原因。
学園長の命令でマジンシステムというスマホアプリを学園内の生徒にばら撒き、道を踏み外した生徒や教師を魔人に変貌させ破滅に追い込んでいたが失敗続きで見限られそうになったため大成に暴行の濡れ衣を着せようとするも彼の無実が証明されたため釈放されてしまい、おまけに自身の過去を暴かれそうになったため逃亡。
その後三日月魔人に最後のチャンスとして黄金魔人に強制変身させられて大成らと対峙するが、仲間の大切さを見せつけられ心に迷いが生じ、流した涙が彼のスマホに入り込み魔人アプリをヒーローアプリへと浄化。黄金魔人の面が割れてギンヒーローへと覚醒。ハイスクールヒーローハリケーンのフィニッシュを託されて三日月魔人を倒した。
大成からは「ようこそ、学園防衛部へ」と手を差し伸べられたものの、「俺は生徒会長として学園を守る」と入部を断った上でそれ以降は協力関係に落ち着いたものの、ギンヒーローとなった事で学園上層部とは完全な対立関係となり、墨友の命で生徒会長に就任した豪田景樹が新たな黄金魔人となった事を知る。これは自身の問題であるとしてヒーローズとは別れ1人で彼との決着をつけようとするが、2度目の戦いの中アオ、キ、モモ、ミドの4人が駆けつけ共に戦うことに。黄金魔人とのマルバツクイズ対決の問題「学園防衛部は5人である」でマルに飛び込み不正解となった黄金魔人に対し、自らも学園防衛部の仲間となったことで防衛部は6人になったと告げ、勝利する。
霧雨カグラ(シャドウバース チャンピオンズバトル)(※メイン画像左上)
天青学園の生徒会長。目立った成果を出せていないことを理由に、シャドバ部に廃部を決定する。
伊勢田結花(えびてん公立海老栖川高校天悶部)
「えびてん公立海老栖川高校天悶部」に登場する生徒会長。幼馴染の蓮實と二人で天文部を創設したが、蓮實が後輩の響子と親しくしている姿に嫉妬して部を去り、その後部の名前を天悶部と変更して部員達がトラブルを起こし続けた結果天悶部を目の敵にし、事あるごとに「廃部よ廃部!」と脅している。だが、蓮實の誘いに乗って天悶部の天体観測に参加して以降は若干態度が軟化する。なお、自身は退部したつもりだが、蓮實が受理していないので、今も自身が名義上の部長である。