※ここから先はラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ1期9話「未熟DREAMER」の最大級のネタバレとなっております。
ネタバレを避けたい方はブラウザバックをお願いします
ネタバレ
概要
(元祖)Aqoursとは現在の三年生組(松浦果南、黒澤ダイヤ、小原鞠莉)が一年生時に結成していたスクールアイドルユニット。
リーダーは松浦果南。
アニメ1期6話で沼津の高校との統合の話が立った浦の星女学院。
実は三年生組が一年だった頃から統廃合の噂が立っており、それを阻止するために当時一年生だった果南とダイヤは「見た目の受けもよさそう」という理由で同級生の鞠莉を誘いスクールアイドルグループを結成する事を画策。
当時の鞠莉はスクールアイドルに一切興味がなかったので全く乗り気でなかったものの、果南達が必死に交渉した結果、鞠莉をメンバーに招き入れる事に成功する。
実力のほどは定かではないが、7話で千歌達も出場した「東京スクールアイドルワールド」に招待された事から、少なくとも地元ではかなりの実力は持っていたとされる。
だが東京に集結した全国の強豪達に恐れ慄き、自分達の番で歌う事が出来ず失敗に終わる。この件をきっかけに果南が話を持ち出しグループは解散、三人は分裂してしまう事になる。
三年生になって浦の星へ戻ってきた鞠莉は果南やダイヤにハグしたりスクールアイドルの話を自ら持ちかけるようになっているが、かつてはこのように真逆の立場であった。
だが、彼女のどんな事にも前向きな本来の性格を知っていた幼馴染の千歌は、「東京での挫折程度でグループを解散させるような人物ではない」と疑問を持っていた。
ある日の三年生の教室でたまたま言い争う果南と鞠莉を目の当たりにして痺れを切らした千歌は三人を部室に呼び、グループ解散の真相を聞き出そうとするが果南は部室を出て行ってしまう。
そこで残ったダイヤに解散の「真の理由」を問い詰める事になるが…
真相
実は「東京スクールアイドルワールド」で果南が歌わなかったのは意図的なものであった事が判明する。
その理由は本番当日、鞠莉は連日のハードな練習のしすぎで足首を痛めていた為。作中でダイヤが千歌達に語った通り、もし鞠莉が怪我を押してライブを強行していればいずれ事故になってもおかしくはなかった。
また鞠莉には海外留学の話も出ており、「これ以上、鞠莉の足首に負担をかけたら将来のあらゆる可能性を奪ってしまう事になる」と判断したためでもあった。これらが果南がグループ解散を言い渡した真相である。
その結果、
ダイヤ・果南(鞠莉を強引に自分たちのアイ活に巻き込んでしまった事に申し訳なさを感じ、将来を思って解散させた)
⇅
鞠莉(留学よりもスクールアイドルの方が大事だった。このままアイ活を続けてくれても構わない)
という皮肉にも両者の気遣いが裏目に出てすれ違いが生じてしまい、2年間もの確執が続く事となった。
だがダイヤは鞠莉が浦の星女学院に戻ってきてからは、表向きは厳しい事を言いつつも千歌達を裏で何度かサポートするようになった事からも、それなりに鞠莉の真意を見抜いていたようである。
ちなみに、過去にも似たような例が存在する。
それは無印一期11話の「学園祭ライブ」で、 センターの高坂穂乃果が過度の練習が祟って曲の終了後にダウン。高熱を発症したために数日間安静にせざるを得ず、その結果19位まで上昇していたラブライブを辞退せざるを得なくなったというアクシデントへと繋がってしまった。
μ’sの例を考えれば果南たちが下した判断は正しかったとも言えるが、それとは別に事態が悪い方向へと向かってしまったようである。
お互いの真意が分かった事で三年生組は和解、ついに9人全員のAqoursが揃う事になる……。
また、この3人組の当時のグループ名は「Aqours」であった事が判明する。
3話で千歌達がグループ名を決めるきっかけとなった砂浜の落書きは誰が描いたものだったのか長らく議論になっており、当初は果南が描いたという説が有力だったが、ダイヤが残したものだと判明し議論は終焉を迎えた。
なお、他のメディアでは三年生はいずれも元々スクールアイドルに無関心だったためこれはアニメ版限定の設定である。そのためスクールアイドルフェスティバルでAqours三年をナビゲーターに置いた際の一部セリフもアニメ版と矛盾が生じている。
その後明らかになった要素
- 理事長の鞠莉から部室の使用許可をもらった、散らかったまま放置された部室で千歌が偶然発見したホワイトボードの文字は3人編成時代に書かれていた「未熟DREAMER」の歌詞の一部だった(1期4話)。
- 果南が作詞、鞠莉が作曲、ダイヤが衣装(妹のルビィも手伝っていた)を担当していた。(2期2話)
- 鞠莉が足首を痛めた原因は当時のAqoursダンスフォーメーションアイディアノートにも残されていた「MIRACLE_WAVE」の振り付けだった(2期6話)。この曲のセンターはロンダートとバク宙という高難度のパフォーマンスを成功させる必要がある他、センター以外のメンバーの振り付けもかなり難しい。
- なお、3人編成当時のセンターは果南だった事から、果南もロンダートとバク宙を出来るという事になる。果南は元々、運動神経が曜と並んで高く持久力では最もずば抜けていたため、ロンダート&バク転が出来ていてもまったくおかしくない人物だが、負けず嫌いな鞠莉の性格を考えればそのような練習を相当積まなければ出来ないようなテクニックを含んだ振り付けを体を痛める事もなくマスターしてしまった果南に追いつこうと無理をしてしまうのも仕方ないと思われる。
『スクスタ』34章にて
※この先は、アニメ版では無く、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS』第34章のネタバレとなります。
できれば、先にプレイされることをオススメします。
アニメ版のみの設定と思われていたが、『スクスタ』34章でこの設定が生かされた。(元々、スクスタにおけるAqoursメンバーの設定は、ほとんどアニメ版準拠であったが)
スクールアイドルファンサイトの企画で『Aqoursチャレンジ』をやることになり、各自チャレンジをしていく中、鞠莉が果南とダイヤに提案したチャレンジは、3人で歌い、あの苦い思い出の歴史を塗り替えること。今度こそ3人で歌う。ダイヤは賛成し、果南も「あの日あの場所に残してきてしまった想いを迎えに行く」と応じた。
普段の9人での練習が終わり1、2年生の6人が帰宅した後、3人で大会の出場に向けて猛特訓する。そして、クタクタになって3人で寝転んで休んでいる中、鞠莉は「もう少し欲張りたい」と言い出す。果南は「3人で優勝すること」だと考えを言い当てる。ダイヤは「欲張りではなく当然、やるからには優勝を狙いますわよ、元祖Aqoursで」と応じた。
そして、3人で大会に出場し、見事に優勝を勝ち取り、チャレンジ大成功。苦い歴史を優勝という輝かしい成績で塗り替えることができたのだった。
関連イラスト
pixivでは、一年生時代の三年生組のアイドル姿を描く場合、同名グループの区別としてこのタグを付ける事を推奨する。