きっと明日も輝ける。
(公式ポスターより。製作決定告知ポスターでは「明日もきっと輝いてる」だった)
進む、Aqoursらしく。
(2019年1月4日の読売新聞朝刊全面広告(23面)から引用)
概要
テレビアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の劇場版で、時系列はテレビアニメ2期最終話の後日談。正式名称は『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』。
配給は前回の劇場版と同様、松竹が担当。全128スクリーンでの公開となる。
テレビアニメ2期最終話である「私たちの輝き」がTOKYO_MXで放送された2017年12月30日、放送終了直後に完全新作劇場版の制作が発表され、一部で2019年冬公開予定と書かれた記事が出回ったが、2018年6月9日、6月10日の両日に埼玉県のメットライフドーム(西武ドーム)で開催された3rdライブの初日にて映画の正式タイトルと翌2019年の1月4日に公開される事が発表された。
さらに公式twitterにて、本作の第1弾ビジュアルポスターが載せられた。メンバー1人ずつの9種類で、このポスターをもとに、舞台はイタリアだということが確定した。
公開当日の2019年1月4日、読売新聞朝刊の全面広告にAqoursが登場している(登場するメンバーは地域によって異なる。また、公開前日の1月3日には静岡新聞朝刊にも全面広告として登場している)。
上映期間内に全国各地で、Aqoursキャストによる舞台挨拶が行われた。公開初日の1月4日は、13時と16時30分の2回の上映回において、舞台挨拶付きの全国一斉ライブビューイングとして上映された。
また、公開3週目の1月20日からは「応援上映」(当初は7館。1月25日からは54館に拡大された。また、前回の劇場版とは異なり、平日にも応援上映が開催されることがあることが特徴)が、公開4週目の1月25日からは「ULTIRA上映」(イオンシネマ幕張新都心、イオンシネマ港北ニュータウン)が、それぞれ実施されている。
入場者特典には各種限定アイテムのほか、スクフェスとぷちぐるラブライブ!で使える各ゲーム内カードの引換シリアル(ランダム封入の全9種)が付属。
全国上映期間終了後も、聖地内にあるシネマサンシャイン沼津及びシネマサンシャインららぽーと沼津では度々期間限定、あるいは単発企画として同作を上映している。
BD発売後も無料でのネット配信や地上波放送がなかなかされなかった作品(前作はBD発売からわずか1年で放送された)でもあり、公開から2年4ヶ月後の2021年5月2日にNHKで放送されたのが最初となった。
あらすじ
浦の星女学院のスクールアイドルとして参加する最後の「ラブライブ!」で見事優勝を果たしたAqours。新たな学校への編入を進める2年生、1年生の前に、想定外のトラブルが連発!?さらに、卒業旅行へ向かった3年生が行方不明に!?離れ離れになって初めて気づく、お互いの存在の大きさ。新しい一歩を踏み出すために、Aqoursが辿り着いた答えとは…?
みんなで目指した輝きのその先へ!
未来へはばたく全ての人に贈る、最高のライブエンターテインメントムービー!
(劇場版パンフレット「STORY」より引用)
登場人物
ここでは、本作で初めて登場したキャラクターのみを掲載する。
- 鞠莉の母(鞠莉ママ)(CV:矢島晶子)
- 渡辺月(CV:黒沢ともよ)
新曲
3年生
劇場版CMや特報映像のBGMとして流されたティザー曲は「Hop?Stop?Nonstop!」であるが、本作の事実上のオープニング曲は「僕らの走ってきた道は…」である。また、「Next SPARKLING!!」が事実上のエンディング曲として位置付けられている。
この他に、新曲ではないが「キセキヒカル」も、挿入曲の一つとして使用されている。
聖地
- コロッセオ(ローマ)
- トレビの泉(ローマ)
- スペイン広場(ローマ)
- 真実の口(ローマ)
- サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(ヴェネツィア)
- サン・マルコ広場(ヴェネツィア)
- ため息の橋(ヴェネツィア)
- サン・ジョヴァンニ洗礼堂(フィレンツェ)
- ピサの斜塔(ピサ)
関連動画
特報
本予告(60秒バージョン)
本予告(90秒バージョン)
CM
PV
PV
余談
劇場公開日の2日前となる2019年1月2日の16時台、この時期には珍しい夕立の後、本シリーズの聖地である沼津市内のいたる地点で虹が観測された。
川や海の前で高い建物が少ない場所だと、左右の虹の根元が見えそうなほどの大きなアーチが見られ、しかも濃い1本の虹の外側に薄いもう1本ある二重の虹。まさに『Over the Rainbow』だと話題になった。
参照ツイート(外部リンク)
また、公開初日の1月4日には、渡辺月役の黒沢ともよが「大切な"Aqours"」と題したブログエントリーをアップしたことを自身のTwitterにて投稿。これが11時08分の投稿になり、舞台挨拶付きのライブビューイング上映で初回鑑賞を予定していた多くのラブライバーは、思わぬ形で「ネタバレ」(?)を浴びることになった。
この映画のラストシーンにて、声だけの出演の女子生徒(台詞からするとまだ中学生か高校への新入生)が「私もAqoursみたいなスクールアイドルになる」と決意を決める台詞がある。その声を担当していた林鼓子氏は後に楠木ともり氏の後任として優木せつ菜/中川菜々役に選ばれた事により、中の人の話とはいえ本当にスクールアイドルとなった。
関連イラスト
外部リンク
ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow特設サイト