概要
単行本3巻(TVアニメ第5話「侵入」・第6話「覚醒」)に登場した三姉妹の怪物(けもの)で、人間社会では最近ブラック企業であるとニュースになっていた「バグバイト電子工場」のマネージャーである。
「バグバイト電子工場」は彼女たちが就任してから業績が急速に回復しており、社員の退職も一切無くなったことから社長からの信頼も厚い。
「隠神探偵事務所」から夏羽、織、晶の3人+ミハイが作成した高機能ラジコン「ミハイマグナム」が調査のため、工場内に侵入することになるのだが...
蚊賀三姉妹
蚊賀レイカ
(CV:南條愛乃)
長女。ショートカットでメッシュが入った黒髪の落ち着いた雰囲気の女性で、3姉妹のリーダーとして工場内の社員に指示をあたえるなどして取り仕切っている。
怒らせるととても怖いらしい。
蚊賀エリカ
(CV:小宮有紗)
次女。長い黒髪のパンツルックの女性で、工場内に誰かが侵入した様子を感じ取り、周囲の状況から隠れていた織を発見する。
蚊賀モモカ
(CV:楠木ともり)
三女。後ろを束ねた茶髪の女性でお気楽な性格。エリカとともに工場内を警戒中に夏羽と晶を発見し襲いかかる。
蚊婆
「蚊婆」は名前の通り蚊の怪物で、とても食欲旺盛であり尖った口吻で人間の血だけではなく、内臓や脳も吸ってしまうといわれる。
「バグバイト電子工場」の急速な業績回復は、彼女たちに死なない程度に脳を吸われて思考ができなくなった社員を馬車馬のように働かせ、脳が回復してきたら吸うのを繰り返していた結果だったのである。
結末
見た目は子供の夏羽と晶に油断したモモカはいとも簡単に返り討ちにあい、エリカは蚊の頭部を持つ蚊婆の正体を現すが、ミハイに煽られた織が蜘蛛の力を使ったことでやはり撃退されてしまった。
そこに現われたレイカは、妹たちを助けるどころか吸い殺して力を取り込み、巨大な蚊の姿に変身して織と晶を行動不能にしてしまう。
しかし、夏羽がミハイの助言により鬼の力に覚醒したために、腕を引き千切られたレイカは戦闘不能になり、そこに現われた野火丸によって燃やし尽くされてしまったのであった。
余談
3姉妹の担当声優が全て『ラブライブ!』の生徒会長役経験者であったために話題になった。
この怪物は本作オリジナルであるが、カナダのネイティブアメリカンには脳を吸うことで人を脳卒中にして殺すという蚊の魔物が伝承されている。