概要
RPG『FF4』の裏切り王カインがゴルベーザ戦に勝利した後や二度目に裏切る際に発するセリフ。
元々、セシルと共にバロン王国を旅立つも、程なくして事故に遭遇して行方不明になってしまったところを、セシルの恋人ローザへの片想いという心のスキを突かれてゴルベーザに操られてしまい、再会したときには敵になっていたのである。
ゾットの塔ではテラの活躍によりゴルベーザが大きなダメージを受けたことで洗脳が解けて元に戻る。さらに、続くバルバリシアとの戦いでは、元に戻ったカインに対して裏切り者と呼ぶ彼女に対し、カインのそれは堂々とした宣言であった。
「ねがえったのではなく
しょうきに もどったと
いってもらおうか バルバリシア!
そして、一度は敵に回ったカインが戻って来たうえ、万全の戦闘体勢でバルバリシア相手に空中戦を制し、その頼もしさを再確認するのであった。こうしてカインは再びパーティのアタッカーとして皆を支えることになる。
それからしばらくして全てのクリスタルをゴルベーザの手に渡さないよう地底を探索中、封印の洞窟にて最後の1個のクリスタルを持ち帰ろうとしたその時だった。
ゴルベーザ「かえってこい カイン‥‥ そのクリスタルを もち わたしのもとへ‥‥」
この言葉を聞き、再び操られてしまうのではないかと思ったセシルとローザは
カインにしっかりするよう声をかける。
カインは洗脳から元に戻った経歴があるため、期待と不安が混ざったシーンである。
そして、カインの返答は次のようなものだった。
「だいじょうぶだ‥‥
おれは しょうきに もどった!」
やっぱりもう大丈夫だ、と誰もが思った次の瞬間…
カインはクリスタルを強奪してパーティを去った。
「私の術を舐めてもらっては困る」とのゴルベーザの発言通り、洗脳が解けていたのは一時的なものに過ぎず、セシルたちを利用するために敢えて再起動せず泳がせていただけだった。
バルバリシア戦とは逆の意味で発言したのである。
実際の所、洗脳とは本人にその自覚がないからこそ洗脳と呼べるものであり、操られていようがいまいがこのセリフを言うことに不思議は無い。
しかし
一度は洗脳から立ち直った時のフレーズを再び使いながら洗脳されていたインパクトは絶大で、このやりとりが彼の裏切り伝説を確固たるものにしたことは間違いないだろう。
FF4TA
続編でもセシルの居場所を知り抹殺する為に謎の少女と取引をしてクリスタル強奪に協力する。かつての仲間達や関係者達に正気か、操られているかをいちいち確認されるほどカインの裏切り癖は有名のようだ。
リディアが地底の封印の洞窟に行った時に彼の名台詞を思い出すシーンがある。
ディシディアシリーズ
ディシディアディオデシムではめでたくカイン参戦。
加えてディシディアシリーズは「ファンがニヤリ」な要素をふんだんに取り入れているため、このセリフももちろん収録している。しかも山ちゃんボイスで。
カインのLvを100にしてEXバーストを発動させると、低確率で喋ってくれる。
スタッフ良い仕事した!
関連タグ
タグとしてはカイン関連の、主にネタ絵に付けられるようである。漢字交じりになったり「!」が付いたり付かなかったりと、多少の表記ゆれが見られる。
ブレイブリーデフォルトⅡ・・・竜騎士のアビリティに「正気に戻った!」がある。
Ysシリーズ・・・裏切者にカインという名のキャラがいる。