「ミハリ・クシゼキキ・イヨカナ・ハグジソラム!」
「弄んだ死体など、星の数ほどあります!いちいち覚えているわけ、ないでしょう。」
概要
魔族軍の大幹部ヴェルゼリア三魔将が一人。死者を蘇らせて自らの僕として操るネクロマンサー。
死して間もない場合等肉体が残っていればそのまま使役し、
たとえ残っていなくとも霊体を使役する力を持つ。
三魔将の一角だけありその術の効果は凄まじく、非常に多くの骸を一遍に蘇生させられるので、
たとえ総力戦で大量の手下を倒されても一度に全て復活させる事が可能な上に、
その地の怨念だけを集めて凝縮し、怨霊という形で霊魂を呼び出す事もできるが、
この場合蘇生ができないという欠点が有り、
調子に乗って蘇生させ続けて弾切れに気付かないといった詰めの甘い一面を持つ。
初登場の「Ⅲ」では序盤から登場。
辺境の村の墓地から死体を蘇らせてジェシカ抹殺を企てるが、
村民に見つかり、口封じの為村民を襲撃させる。
しかし、その村に隠棲していたギルバートを蘇らせた彼の亡娘コティに襲わせるという
暴挙に走った事で彼の怒りを買い、再び剣を取る切っ掛けを作ってしまう。
その後、人間達の戦争も酣の頃にヴェルゼリアが本格侵攻を開始した際は先鋒として
国境の村を襲撃。相も変わらず逃げ惑う村民を魔物達に襲わせる残忍振りを見せつける。
モタモタしていると村民が殺されてしまうので急いで兵力を減らす必要が有る。
そして、魔族の本拠地ヴェルゼリア城前でディハルト一行との最後の戦いに臨む。
「攻撃3倍の法則」を理由に数で劣るディハルトを煽り、
ある程度まで攻め込むと魔物の死体を蘇らせて挟撃してくる。
しかし最後は聖剣ラングリッサーの前に敗れ去り、剣の力に恐れを為し敢え無く退場となった。
皇帝殺しの冤罪を着せ帝国の崩壊を招いた張本人。
ランフォードの盟友であったバルクをゾンビとして復活させて嗾けたり、
同僚のフェラキアですら自身の手駒として操るなどその戦術は合理的だが正に外道そのもの。
それ故『Ⅴ』に登場する敵の中では最もシグマ一行の怒りを買い、忌み嫌われていた。