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ルキホルメティカ・ルケの編集履歴

2022-12-28 14:27:31 バージョン

ルキホルメティカ・ルケ

ひかりごきぶり

ゴキブリ目オオゴキブリ科

概要

別名「クラヤミノヒカリゴキブリ」。

南米・エクアドルにある火山性の熱帯雨林に生息する虫で、名付けられたのは2012年とごく最近のことである。

 

特徴

仮にもゴキブリなのだが我々のよく知るあの薄汚い生命体とは異なり、茶色い羽と「胸」の顔マークみたいな模様が特徴。

その上暗闇で体が光るという能力を持ち、色は蛍光グリーンのおしゃれな虫。

 

なぜ光るの?

発光する生物といえば、深海魚のように「獲物をおびき寄せる」か、「仲間と連絡を取る」というのが主流。

だが彼らの場合は同じ地域に生息する有毒ホタルに擬態して身を守るとされ、そのために発光バクテリアを体内に共生させる形で自らを光らせていると考えられている(実は目玉に見えるのはバクテリアが通る穴)。

だが発光する能力は生きた状態で確認されたわけではなく、標本に特殊な実験を行って証明されただけ。なので、他の用途がある可能性も否定できない。

 

絶滅?幻の虫

実はこの虫、標本自体は1939年に採取されている。しかしそれ以降は全く再発見されず、研究自体も進んでいなかった(だから70年以上も名無しでほったらかしだった)。

そもそもこの虫が生息していた熱帯雨林は活火山がある地域で、近年も噴火の影響で環境が激変。

ゴキブリなのでたくましく適応しているor他にも生息地があって、どこかで再発見される可能性も否定できないが、限定的な環境で暮らす生物は環境の変化に弱く、数十年に渡って再発見例が皆無という事実も「相当な稀少種で数が少ないから」だと考えられる。噴火で現地の環境が変化している事も踏まえればすでに絶滅した可能性が高く、自然界の無慈悲さを感じるところだ。

 

ちなみに火山のせいで絶滅のトリガーが引かれた先輩にオオウミガラスがおり、古生代ペルム紀の大量絶滅も世界的な火山活動の影響で引き起こされたと考えられている。

 

関連タグ

ミヤコショウビン

オガサワラハシブトゴイカンザシバト

→標本が1体しか残っていない絶滅種。

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