Horrortale
ほらーてーる
※Undertaleのネタバレを含みます。原作をプレイされてからの閲覧を推奨します。
※また、強烈なグロテスク描写を含みますので、閲覧にはご注意下さい。
概要
Sour-Apple-Studios氏によって制作されたUndertaleの派生作品。
Deviantartで連載されているwebコミックと、ブラウザゲーム二つの媒体が存在している。このほかにもDeviantartやTumblrにて設定画や本作の設定に関するQ&Aが公開されていたり、Deviantartのコメント欄で質問をすると答えてもらえることもある。
原作のNルート(トリエルが追放されアンダインが女王となるエンディング)から長い年月が経ち、全てが悪い方向に進んでしまった地下世界が舞台、という設定である。
そんな地下世界に落ちてきた主人公・Aliza(アリザ)が地下からの脱出を目指すというのが大まかなストーリー。
登場するモンスターは殆どが狂ってしまっており、アリザは彼らによって何度も悲惨な目に遭わされたり、最悪殺される羽目になる。
漫画版とゲーム版の違い
漫画版
漫画版は花畑(原作のスタート地点)でアリザが目覚める場面から始まり、いせき編(第一章)、スノーフル編(第二章)、第三章・第四章の過去編、再びスノーフル編(第五章)、パピルスの家編(第六章)に入り、エンディングを迎えた(2022年2月。…が、作者によれば、まだ完全には終わっていないそうだ)
まれに、物語の中でアリザにどのような行動をとらせるか読者に選択肢を出し、その投票結果で物語が分岐することがある。エンディングもいくつか候補が用意してあり、いままでどのような選択をしてきたかによって、たどり着く結末が変化する予定らしい。気になる人は参加してみるといいだろう。
ゲーム版
ゲーム版のスタート地点はスノーフルの森で、アリザをスノーフルの外へ導いてあげることが目的である。こちらはサンズにHorrortaleの世界についてあれこれ質問できたり、パピルスのスパゲティを食べたりすることができる。パピルスにパズルを挑まれたところでゲームは終了となる。
登場人物
Horrorの名の通り、モンスター達は皆狂気に満ちた恐ろしい外見になっているのが特徴。
※各媒体の展開や設定画、作者様のTumblrなどを参考に編集しています。漫画本編およびゲーム版のネタバレもありますので、気になる方はご注意ください。
Horrortaleの主人公。タマシイの色は青紫。
年齢は9~12歳。ボロボロのワンピースを着た茶髪の少女。足元は裸足。
目は基本閉じている(または糸目)が、開眼することもしばしばある。開眼時は目つきの鋭いイケメン。原作の主人公とは異なり、セリフを喋る場面がある。
原作では「ケツイ」の力によってセーブとロードが行われていたが、Horrortaleでは「キョウフ」によってオートセーブが行われる様子で、彼女が死んだり死を望んだりする度に元の状態に巻き戻されてしまう。服はボロボロだが、地下に落ちる前は貧乏な暮らしをしていたというわけではないようだ。(ゲーム版のサンズの発言については間違った印象だとSour-Apple-Studios氏は述べている)
また、番外編(サンズとのレストランデート)にて、「知っている言葉のうち一番汚い言葉」が、「おしり」であることが判明した。
上品な家庭の娘だったのかもしれない。
チャプター5では、アンダインと話すために、青い雪と石炭、そしてフラウィを使い、モンスターに変装をしている。
また、その際にパピルスがやらかし、「パピルスの姪」、つまり、「サンズの娘」という設定になってしまった。
首がちょん切れて死んだり、耳を切られかけたり、片腕を引きちぎられたり、手に穴を開けられたり、共食いをしたり、生き埋めになって死んだり、グリルで焼かれたり…等々を経験しても狂ってしまわない点を見る限り、地下世界で過ごす内に段々と精神面が強くなっているのかもしれない。
現在は「ハッピーモンスターファミリー」の一員。
フラウィの言葉を借りれば「人肉喰らいの少女」。
サンズとの接点が多い影響で、彼とのカップリング「ホラサンアリ(ホラアリ)」がある。
アリザが地下で最初に出会う、言葉を喋る花。容姿は原作と異なり、単眼になっている。(花弁の枚数は5枚だったり6枚だったり。基本的には5枚。)
詳細は不明だが、アルフィーの実験のせいであるらしい。登場してすぐトリエルに燃やされてしまうが、その後アリザに助けられて復活し、行動を共にする。アリザを馬鹿にすることもあるが、基本的にはアリザにアドバイスをくれる味方ポジションである。
変装したアリザのベルト代わりにされ、かなり不機嫌になっている。
いせきの番人。荒れ果てた家で暮らしている、ヤギに似た容姿のモンスター。
目が爛々と緑色に輝いており、ローブに描かれている紋章は破り取られている。
精神的に病んでしまっているようだが、原作同様落ちてきた子どもたちの世話をしている。
地下世界が地獄と化したことを知っているため、いせきから人間が出るのを阻止しようとしている。これまでいせきから出ようとした人間の多くを殺害している。アリザも彼女に保護されるが、毒を盛られ薬品を注射されて殺されかけ、フラウィの助けを借りながら脱出を目指すことになる。
ゲーム版ではいせきの扉を調べると彼女と会話することができるが、機嫌を損ねるような回答をすると炎魔法で焼き殺されてしまう。
- サンズ(詳細はHorror!Sansを参照)
スノーフルで暮らすスケルトン。パピルスの兄。詳細は該当記事を参照にて。
作者が「(ホラーテールの時間軸が起こった件は)誰が悪いのか?」と挙げた3人のうちの一人
「復讐者」
スノーフルで暮らすスケルトン。サンズの弟。
目が小さく、大きさの不揃いな歯を持っている。歯には血のようなものが付着している。
地下世界が地獄と化してもその陽気さは失われておらず、周囲のモンスターからはアンダインより尊敬されている。怠けているサンズに怒ったりする、アリザにパズルを解かせるなど原作と大差なく見える場面も多い。しかし、人間を太らせようとすることに対して意欲的だったり、アリザが来ないのに腹を立て、恐ろしい形相で叫びながらモンスターを押し退けたりする程短気だったり、何処か原作と違う。
ゲーム版ではお腹を空かせたアリザを太らせようとスパゲティを振舞ってくれる。
……が、食べると中から髪の毛や目玉が出てくる。
部屋の中には何か恐ろしいものがあるようだ。(肝の座ったアリザが速攻でドアを締めたレベル。何があったのかは不明)
作中では色々とやらかしたり、他キャラの怒りを招く事が多く(サンズも「分かった、もう黙れ!!」と声を荒げるレベル)、「アホの子パピルス」とまで呼ばれる始末。
サンズとは対照的に、アンダインとはまだ「トレーニング」をする仲。
ただ、その内容は「絶対無理!」なものらしい。
地下世界の女王。漫画版では第二章の最後に少しだけと、第五章に登場し、第三章の過去編では原作と変わらない姿で登場している。ゲーム版には直接登場はしていない。
第二章での登場時は、紫色の鎧を身に着け、左目には眼帯ではなく血の滲んだ包帯を巻いている。
第五章では、デルタルーンの紋章が刻まれた紫の鎧と、血の滲んでいない包帯を巻いている。
左側のヒレ耳は欠損していて、ポニーテールは千切れたようになっている。
サンズの娘設定のアリザに向かって、「お前のママは旦那のことが恥ずかしくて自殺したのか?」と発言するなど、サンズとは互いを嫌っているらしい。(サンズは彼女をクソアマと呼ぶことがある)
ロイヤルガード達に、反逆したモンスター達を食わせているらしい。
作者が「誰が悪いのか?」と挙げた3人のうちの一人
「実行した者」
第三章の過去編に箱型形態が登場している。過去編におけるモンスターたちはまだ原作と大差ない姿をしている者がほとんどだが、彼だけは頭(?)の左側が破損し、右腕も欠損したボロボロの状態である。
現在はどうなっているか、EX形態になれるのかなどはまだ不明。
第三章の過去編に登場した。コアがエネルギー切れを起こし、アンダインに助けを求められるが、「とある提案」のみをする。
「提案」もだが、サンズにコアの現状について説明したり、アンダインに彼の弱点を教えたりと、彼女の言動のせいで悪化した物事も多い。
脳みそを貫かれ、マトモなことは喋れなくなってしまった。(レモン!!ミスターイグアナはお月様を買えるほどのお金を持っているのよ!)
過去編における容姿は原作と変わらないが、現在はどうなっているか不明。
作者が「誰が悪いのか?」と挙げた3人のうちの一人
「アイデアを与えた者」
コアのエネルギー切れが原因で皮膚(炎?)がただれ、永遠に苦しむことになってしまったモンスター。
サンズがコアの修復に協力しようとしたきっかけの一つ。
「サンズ!サンズ!!助げでぐれ゛!!」とサンズに助けを求め、結局救われなかったが、彼のことを恨んでいる様子はなく、グリルビーズに座っているサンズの横で、変わらずコップを拭いていた。
・イヌッサ
ロイヤルガードの一人を殺害した。
イヌッスを地獄が始まってすぐに亡くし、人間を食べることにも意欲的だったが、アリザの勇姿を見て、彼女に協力するようになる。
アリザを送り届けた後、グリルビーズに向かい、生きることを「くだらない」と嘲ったサンズを叱りつけた。
・DB
ドランクバニー(グリルビーズの酔っぱらいうさぎ)。
パピルスにアリザを「自分(DB)の姪と言うように」と言った。(パピルスは勘違いしてしまったが、上手く行けばもう少し穏便に済んだかもしれない)
アリザに激励と後に役立つトマトペーストを与え、イヌッサと共にサンズの元へ向かった。
サンズの前では、どもりが酷くなる。
・市長
市長ではない。
原作ではただの政治好きのクマだが、かなり狂っていて、自分をスノーフルの市長だと言い張っている。
「お前市長じゃねぇだろ!」とツッコまれた。
過去、サンズを追いかけてアンダインの元へ向かったところ、サンズの叫び声を聞き、「親友を外に出せ!」と叫ぶが、ドアの隙間から出てきた大量の塵に覆われてしまう。
サンズが死んだと確信した彼は、パピルスに彼の死を伝えようと憂鬱な気持ちでスノーフルに帰ったところ、演説をしている途中の、「生きている」サンズを見つけた。
スノーフルの住民を代表し、アリザを「ハッピーモンスターファミリー」の一員に迎え、人肉料理をプレゼントする。
・雪だるま
アリザに作り直された雪の塊。
アリザに自分の一部である雪と、後に重要な役割を果たす人参を与えた。
・ロイヤルガード達
アンダインに反抗したモンスター達を処刑して食べている。
サンズの遺体を埋葬しようとして、彼に内側から爆破された兵士(サンズの赤い目の持ち主)
小さな骨でHPを削られて死亡した兵士数人
サンズに後ろから眼球を飛び出させられた兵士
サンズをラボに案内した巨体の兵士
アンダインと共にサンズを馬鹿にした兵士達(その内の一人はイヌッサに殺害される)
等、殆ど何かとサンズに関わっている。
・テミー達
過去編で共食いをしていた。現在の状況は不明。