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ナナモ・ウル・ナモの編集履歴

2023-01-30 19:55:46 バージョン

ナナモ・ウル・ナモ

ななもうるなも

『ファイナルファンタジー14』に登場するララフェル族のNPC

ウルダハの宝は、金銀でも、宝石でもあらぬ。そなたたち民じゃ!


cv:伊瀬茉莉也


概要

ウルダハの現女王。「ナルザルの神子にしてザナラーンの守護者」の尊称であらわされる、ウル朝ウルダハ第17代国王。

しかし政治的実権は有力な街の顔役六名で構成される「砂蠍衆」に握られている。21歳。


5歳の時、両親である先代国王夫妻が視察からの帰路で落石事故により死亡、国王の座を継いでいる。

この事故は共和派による暗殺ともいわれるが定かではなく、本人も調査したところで藪蛇になると考え、追求しないこととしている。


グランドカンパニー「不滅隊」の最高司令官・ラウバーンとは、互いに絶大な信頼を寄せている。

彼女が14歳の時にコロシアムで上覧試合に臨み、一方的に不利な試合を組まされた彼の窮地を助けたのがきっかけ。


人物

ウルダハを見て回るナナモ様

古風な口調で、一人称は「わらわ」。

存外に気が強く、第七霊災で混乱するウルダハで暴動が起きかけた時には、自らが先に立ち、暴徒達を一喝して混乱を修めている。

一方で逼迫する周囲の状況に耐えかね、ラウバーンに縋りついて号泣する場面もあった。


一方で年相応の女性である事は変わらず、お忍びでゴールドソーサーを初めて訪問した時には目を輝かせたり、メルウィブ提督主催の晩餐会では大好物の料理を口にして顔を綻ばせている。


たびたび某家のお嬢様「リリラ」に扮し、お忍びで外出して市井の様子を自分の目で見ようとする。しかしそのたび、身辺警護を担当する元銀冑騎士団のパパシャンや侍女達が大慌てで探す羽目になる。


ウルダハの民を想う気持ちは誰よりも強いが、政治経験が浅く、経済にも疎い。

良くも悪くも「女王」であり為政者とは程遠く、人情を優先する傾向にあり、国益および自己の資産を重要視する共和派からは良く思われていない。

ナナモ自身も政治手腕の不足は痛感しているが、際限なく難民を受け入れるだけ受け入れて事実上放置していたり、イシュガルドとの国交回復の足掛かりとしても重要だった祝賀会の席という最悪のタイミングでよりによってウルダハの政治不安を招きかねない共和制への移行を宣言しようとしていたりと、手腕や経験不足以前に時節を読む力や為政者としてのセンスも全くない。


女王でありながら王党派と共和派の争いを鎮めることが出来ない自身の権力基盤の弱さや、それをどうにも出来ない自身の弱さをもどかしく思っている。

(もっとも、不滅隊というウルダハで最大規模の戦力、軍権を保持しているに等しい状態なのにここまで基盤が弱いのはラウバーンの落ち度もあるが、基盤以前の問題でもある)


深まり続ける両者の溝に限界を感じたナナモは、ついに王政を廃止し、共和制に移行することを民に向けて宣言しようとするのだが……


関連タグ

ウルダハ NPC ララフェル ラウバーン

ファイナルファンタジー14



















ネタバレ

共和制への移行を決意したナナモは、エオルゼアの英雄である光の戦士を自室に招き、この事を相談する。

しかし話の最中に飲み物を口にした途端、突如として苦しみだし、そのまま倒れてしまった。

ナナモの口にした飲み物には毒物が混入されており、陰謀により証拠となる瓶を掴まされていた光の戦士は女王暗殺の犯人として捕らえられた。更に彼/彼女の協力者である暁の血盟やラウバーンまでもが、共犯者として疑われてしまう。


実はこの一連の流れはナナモを傀儡として操っていたが、いらぬ自立心が芽生え始めた彼女を疎ましく思っていた砂蠍衆のテレジ・アデレジの策略であった。

だが増長した彼はナナモの死に加えて死者を侮辱する言動を取り、怒り狂ったラウバーンに、その場で真っ二つに斬り殺された。混乱に乗じ、光の戦士たちは捕えられる前にその場を逃亡し、暁の賢人たちは散り散りとなってしまった。


蒼天のイシュガルド」中盤、ナナモ暗殺の真相を探っていた先で、彼女が実は生きていたことが発覚する。

テレジの暗殺計画は同じく砂蠍衆であるロロリト・ナナリトによってさらに利用されており、ナナモの死を良しとしない彼の指示で、毒物が致死毒から昏睡毒に差し替えられていたのであった。


ロロリトから解毒薬が提供されたことで意識を取り戻したナナモは、テレジの全財産とロロリトにとっては血肉に等しい財産の半分を提供される。更にラウバーンも現職に復帰となり、この事件は手打ちとなった。

この顛末については「蒼天秘話」第四話「女王陛下の二度目の宣誓」にて描かれている。


そもそも祝賀会のタイミングでの共和制移行など単なる責任放棄に等しく、テレジがアイメリクらを帰した上で事件を起こしていなければイシュガルドとの国交も無に帰す可能性が非常に高かった。(政治的動乱の真っ最中の国とわざわざ国交回復しようとする国があるかどうか、そしてエオルゼア軍事同盟を結んではいるものの、緩衝地帯で争っているリムサ・ロミンサとグリダニアがどう動くか、よく考えてみればわかる話なのだが)

結果的にウルダハの情勢は皮肉にもテレジの謀略とロロリトの機転で何とか最悪の方向に転ばずには済んだのである。


かくしてナナモは再び女王としての責務に戻ることになるが、依然として国内の問題を解決できず、さらに情勢悪化の影響で自らが決意していた共和制への移行も不可能になり、歯がゆさを覚える。


紅蓮のリベレーター」ではそれを乗り越えるべく、ウルダハで最も問題となっていた「アラミゴ難民の支援」を、砂蠍衆のゴッドベルトの忠言に耳を傾け、自分を利用したロロリト相手に「商談」を取りつける事で協力を得るなど、次第に王としての政治力を付けていく。

同時に、ナナモへの忠誠とアラミゴへの帰還の間で板挟みとなっていたラウバーンを砂蠍衆から解任し、アラミゴへ送り出した。

以降は一国の王としての威厳が出始め、ギムリトで謁見したガレマール帝国皇帝のヴァリスに対しても痛烈な意見を述べている。


漆黒のヴィランズ」では第一世界が舞台な事もあって登場はしないが、未来に起きる「第八霊災」によって各国の指導者ともども死亡した事が語られた。幸い、光の戦士改め闇の戦士によって霊災は回避される。


暁月のフィナーレ」では終盤、天の果てを目指す魔導船の完成を目指し、砂蠍衆の協力を仰いだ上で、好事家達がコレクションしていたアラグ時代の貴重な魔器を大量に供出。

エンディングではアーテリスへと帰還するラグナロクを、ウルダハ王宮から見上げる場面が描かれた。


パッチ6.25で追加された新システム「特殊ダンジョン」第一弾「ヴァリアントダンジョン シラディハ水道」では中心人物となる。

女王としての身代わりを侍女に頼み、身軽な服装に身を包んだ彼女は、かつて光の戦士がウルダハから逃げる時に使ったシラディハ水道の探索に光の戦士と共に挑む。その先で先代国王夫婦、すなわちナナモの両親やウルダハの歴史に関わる謎が次々と明らかになった。

道中では揺れる足場にひやひやしたり、珍しい光景に目を輝かせたりとリアクションたっぷり。様々な条件で分岐するルートを踏破し、全ての謎を明らかにすると、改めて光の戦士に礼を述べるのであった。

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