概要
フルネームは、ゴッドベルト・マンダヴィル(Godbert Manderville)。
ウルダハの有力財界人からなるメンバー「砂蠍衆」の一人。種族はヒューラン(ハイランダー)。
南ザナラーンの一大娯楽施設「マンダヴィル・ゴールドソーサー」のオーナー。サロンには純金製の彼の立派な像が立っており、連日賑わっている。
第七霊災により死亡したエオランデ・キヴロンに代わり砂蠍衆入り。
宝飾商として財をなしたが、ウルダハの彫金師ギルドおよびブランド「エシュテム」は同じ砂蠍衆のロロリト・ナナリト傘下であり、ゴッドベルトは特に関係していない。
ゴールドソーサーにアラミゴ難民を多数雇用しており、難民の救済と治安問題の解決を図っている。
政治的には王党派、共和派、中立のいずれの立場も示していない。
新生編終盤のドマ難民の受け入れに対しては政治的配慮からか反対の立場を取り、紅蓮編でアラミゴ難民の救済に国費を投じる事についても「一時しのぎでしかない」としてナナモ・ウル・ナモに意見している。
ウルダハを実質支配する重要人物……なのだが、メインではなくサブストーリー「事件屋ヒルディブランド」に登場。絶大なインパクトを残している。
曰く、「エオルゼア最強の彫金師」。
「白髪鬼」という物騒な二つ名を併せ持つ。
容姿
屈強な肉体にパンイチ+パンスネ(丸サングラス)、リーゼント+見事なヒゲという、ツッコミどころしかない姿。
一応公の場や寒冷地では服をキチンと着ているが、よく見ると下だけはいつものパンイチor短パン姿である。
活躍
※以下の記事にはネタバレがあります。
本編では、温泉地であるキャンプ・ブロンズレイクに登場。
グレートバッファローの大角を取ろうとしてかすり傷を負った為に湯治しており、傷によくきくサラマンダー油を冒険者に塗りたくってもらった。
その後のぼせてブッ倒れている(完全に湯に沈んでいる)所を、冒険者から冷水をかけられてさっくりと蘇生している。
新生編メインクエスト終了後、「事件屋ヒルディブランド」が発生。サブクエストにおける主要人物として本格的に関わる事となる。
かのヒルディブランドの父。
唯一彼が勝てないのは「ママ」こと妻ジュリアンで、彼女もまたフライパン一本で悪漢を殴り飛ばし、料理一つでゾンビー化から回復させる剛の者である。
あるアイテムを修復できる「エオルゼア最強の彫金師」を求めて北ザナラーンを訪れた光の戦士が、マンダヴィル一族に伝わる「紳士の舞」を踊るのを見て登場。そして10年前に後継ぎを嫌い出奔したヒルディブランドと再会するや、逃走する我が子を追って怒涛の勢いで肉薄。必殺のマンダヴィル・メテオドライブをキめ、喜びを露わにした。
なおヒルディブランドは埋まった。
常日頃から新しい宝飾品のデザインを求めており、素材集めの際には彫金ハンマーや素手で強力なモンスターをなぎ倒す程度の実力の持ち主。脳天に彫金ハンマーが突き刺さったキマイラの死体に茫然とした冒険者は多いだろう。
その後もちょいちょい登場してはマンダヴィル・メテオストライク、マンダヴィル・彫金武神覇斬などを披露している。ギャグ時空ってのはこええなあ。
蒼天のイシュガルド
「蒼天のイシュガルド」の事件屋クエストにも登場。
フォルタン家と商談の為にイシュガルドを訪れていた。異端審問官のキール・ブライムから異端の疑いをかけられたものの、フォルタン家のお墨付きである事を差し引いても「決闘裁判してもこっちが敗北すなわち死」とキールが察した事で、訴訟は速攻で中止された。
寒風吹きすさぶクルザスの地でもパンイチはそのままだが、流石に寒いのか上にちょっとだけ着ている。
色々あって思いがけず「父親」になったヒルディブランドをママと一緒に見守る。孫(?)は可愛いが「おばあちゃん」になったママがうっかりした一言で悪鬼羅刹と化し、大変なことになった。
紅蓮のリベレーター
「紅蓮のリベレーター」の事件屋クエストにも引き続き続投。
クガネにて、名刀「ソボロ助広」を巡る取り逃げ事件に巻き込まれる。事件の黒幕だったラザハン商人の策略で薬を使って洗脳され、まさかの敵側に回る……が、オチはやはり事件屋クエストだった。
メインストーリー後半、僅かながら登場。なお真面目な話ゆえにきっちり正装姿だった。
アラミゴ解放を受け、長年の難民問題解決に焦りを見せるナナモを上述の言葉で諭して「真の難民救済」に開眼させるなど、普段とは違う彼の一面を覗かせ、確かな存在感を見せつけた。
暁月のフィナーレ
「漆黒のヴィランズ」で一回お休みになった事件屋クエストがパッチ6.1~6.5に登場。彼の出番は6.25実装分からだが、そこから派生する武器強化コンテンツ「マンダヴィルウェポン」の主要人物として、光の戦士と関わることになる。
ある事情から月を探索していたところ、昏睡状態から復活したものの宇宙人・コヨコヨによって月に誘拐されたヒルディブランドや、それを追ってきた光の戦士たちと再会。挨拶代わりに、ヒルディブランドとその複製体に「マンダヴィル・ダブル夢幻闘舞」をお見舞いした。全員でラザハンに戻った後は、光の戦士にマンダヴィルウェポンの制作への協力を依頼する。
実は商談によりラザハンを訪れていた際、終末の災厄が起きた現場に居合わせていたことが判明。襲い来る終末の獣から人々を守るために戦うも、その凄まじい戦闘力を以てしても被害を抑えきることはできず、多くの犠牲が出るのを目の当たりにしてしまった。
その光景が忘れられず、失意のどん底に陥り、仕事も手につかなくなる中、光の戦士が終末をもたらした元凶を打ち破ったことを知る。光の戦士は歩み続けたのだから、自分も立ち止まっている場合ではないと奮起したゴッドベルトは、自分なりに世界の平和を護るために、マンダヴィル家初代当主である伝説の職人「ゴッドブランド」が生み出したとされる武器群を現代に蘇らせることを決意したのだった。月を訪れていたのも、その素材として必要不可欠な希少な金属「マンダリウム」の鉱石を求めてのことである。
製作にあたっては、これまでの武器強化コンテンツでも光の戦士と関わってきたエオルゼア最高の武具職人「ゲロルト」を招き、自身は製法が記された古文書の解読と、エーテルを増幅させる特殊な装飾、そしてエーテル伝導率を高めるエクスマンダヴィル油の仕上げを担当する。
6.35でもマンダヴィルウェポンの強化に必要な「闘争本能を引き出す強敵」を求めて引き続き登場。
ヒルディの助手であるナシュがルゲイエに誘拐されたという知らせを聞き、ヒルディと共にバブイルの塔に乗り込む。
このクエストではついにゴッドベルトを操作キャラとして使用できる。
ギャグシーンさながらの高速移動が可能な「マンダヴィルスプリント」や、範囲攻撃なのに減衰が発生しない「マンダヴィルドロップキック」「マンダヴィルダブルラリアット」といった「絶技」を駆使してルゲイエの刺客や魔導兵器を薙ぎ倒し、本来なら複数人で受け止めなければならないいわゆる「塔踏み」を反復横跳びで単独処理するなどのデタラメな力を見せ、ルゲイエにドン引きされた。
おおよそ苦戦などしている様子もなかったがこれでも闘争本能はしっかり目覚めたらしく、制作を担当するゲロルトにも闘争本能を目覚めさせるために「最強の魔法人形」をけしかける。
サラマンダヴィル油によるパワーアップも加わり、半ば相討ちの形で戦いを制して闘争本能を目覚めさせたゲロルトだが、実はゴッドベルトが用意した人形は「最弱の魔法人形」で、サラマンダヴィル油も血行促進程度の効果しかなく、強敵を演出するための方便であった。
また、マンダヴィルウェポンのレプリカを作って売り出す計画も進めており、商人としての抜け目なさもかい見える。
流れの聖人
毎年12月に行われるイベント「星芒祭」で出会う、赤と白の祭服に身を包んだ白髪の紳士。
どこからどう見てもあの人物そのものだが、本人は「流れの聖人」だと名乗っているので余計な詮索はやめておこう。
服装はどうであれ、昔から各地で人助けをしているらしく、彼に感謝している元子供も少なくない。