象徴の魔女。
その性質は、啓示
抗えない使命を帯びているかのように、ひたすら繁殖を続ける魔女。
意識を持たないので、出自や年齢はわからず、何をしたいのかも考えたことがない。
ただ、自分を増やしたいという空疎な行動原理に従って、今まで増やしてきた自分の分身と連携しながら更なる分裂を続けている。
しかし、繁殖以外の意思がないので、いくら数を増やしても、見つかると簡単に潰されてしまう。
ゆえに魔女にとっての栄華はほど遠い。
概要
神浜市に出没する魔女の一種。サービス開始時点では使い魔が登場するのみで、その容姿や詳細な設定(性質、真名など)は不明だった。
プロフィール
外見
太陽のような球体を中心に抉れている立方体の大理石の柱に手足と翼が生えたような姿。大きなラッパと天使の輪のようなものを持っている。
特徴
隕石を降らせたり自らの体を叩きつけて攻撃する。
経歴
メインストーリー第二部12章中編で、千鶴によって言及される。
千鶴は水名露が魔女になるのを助けられず、さらに城の地下に潜んでいた象徴の魔女に挑んだものの倒せず、千鶴も魔女化したという。
なお11章で露は魔女化する寸前、「手を取り合うぐらいなら、東の人間を恨む象徴として水名城に根を…はる…」と発言している。
上記の千鶴・露の発言から、この時点では「象徴の魔女=魔女化した水名露」と考えられていた。
ピュエラ・ヒストリアにおいて、魔女になった露が他の魔女に取り込まれ、その魔女が千鶴を負かしたことが判明。
ストーリー後半で史実のものとは別の個体としてようやく登場。巧生の人々を操っていたが、鶴乃とさなに発見されて倒される。
なお魔女の手下及び結界は神浜にも居る訳だが、大元の魔女が現代まで生きられるはずも無く、神浜から来たのではと推測されている。
余談
攻撃手段や容姿は旧約聖書に登場する「終末を告げる七つのラッパを持つ天使」を彷彿とさせる。
その点から真名の読み方もイタリア語の「7」に由来する「10^21(ゼタ)」と読むのではないかという考察の声もある。