「ブロディア王城兵、ラピスよ」
データ
概要
ブロディア王国王城兵。スタルークの臣下。ピンク髪に真紅の軽装の鎧に身に纏った美少女剣士。
警戒心が強く厳格な一方で、根は心優しくお人好しな性格。可憐で華奢な外見とは裏腹とても怪力の持ち主。
実家は芋農園を営んでおり、手先が器用で食用草に精通している。一方でとても貧しく、家族に恩返ししたいと考え、狩りでの経験を活かし金銭目当てで王家主催の闘技大会に出場し、見事優勝。これがきっかけでスタルークの臣下となる。
君主でもあるスタルークには淡い恋心を抱いているが、ラピス本人が奥手なためなかなか進展しない。
ユニット性能
7章から参戦。
怪力と言うのは大嘘であり力の伸びは下から数えたほうが早く、HPや守備も人並み。
そのかわり、速さの伸びが全軍トップであり初期値も高いという、久々となる純粋な剣士型の成長をするキャラ。魔防も結構高い。
その性質(下記)から、使い方が解らないと力と守備の不足が痛く、クラスを変更してステータスを補おうとしても補い切れないため、そのまま使うには最弱まであり得るほど弱い。
ではどうするのかというと、速さを活かして回避盾にするのである
回避盾はその性質上極めるほど加速的に強くなる傾向があり、中途半端に回避を上げて敵命中率40~50%程度に抑えた程度では事故死の危険が大きすぎるが、あとちょっと伸ばして額面上の回避率を100%くらいまで持っていければ、剣と短剣でもほぼ回避できそれ以外は完全回避が可能となるため、平地上に無策で突っ立っていても全く死なない状態になる。
アーマー系と異なり魔法やハンマーが混ざっていても受けることができ、移動制限もなく、さらに「連携」で味方火力の足しになることもできる。
特に、高威力な武器ほど命中率が低い傾向にあるため一度ここまで達すれば後半もそのまま通用し、本人の速さ成長やスキルの追加取得をすればさらに回避は盤石になっていく。
しかし、そこまで行くためには多大な苦労が…とも限らず、紋章刻印で暁の紋章(威力-3だが回避+40)や覚醒の紋章(威力-1、命中回避+30)を刻印した武器を持たせれば、合計Lv15くらいの段階でもうその域まで到達できそのまま実戦で使用できる。
刻印する武器は、必殺で火力を補うつもりなら倭刀やキルソード、必殺を狙わないならFEH連携特典のフォルクヴァングが有力候補。サンダーソードやアーマーキラーをサブで持っておくと倒せる相手が増えるが、使用する際は周囲に他の敵がいないことを確認して用いること。
火力面に関しては、非力だがここまで素早いとありとあらゆる敵に2回攻撃できるため、敵の守備力の影響を強く受けることになる。アーマー系が苦手とする魔法系や戦士系の相手が得意で、逆に鎧を着ている騎士系の相手には文字通り刃が立たない。
クラスチェンジはその道を究めるならソードマスター、助太刀による火力を期待するならブレイブヒーローとなる。
この後、剣枠としてディアマンドやカゲツなど誰が使っても強力な仲間が登場する。特にカゲツは、成長率が高く初期職業もソードマスターとなっており、ほぼほぼラピスの上位互換となっている。だが、性能をきっちり理解すればそれらとは全く違う面白い運用が可能となるユニットである。
別の可能性としてはグリフォンナイト(剣)が挙げられる。実はラピスは魔力成長率も20あり、そこそこ伸びる。ソードマスターのクラス成長率は魔力成長率が0だが、グリフォンナイトなら15もあるのでちょっとだけ補強が可能だ。その代わり、HP成長率が10から0になってしまう。基本は回避盾運用するので多少低くても大丈夫ではあるが、事故には気をつけなければならない。高い魔力から繰り出されるサンダーソードの攻撃で、アーマー系を処理しやすくなり、また射程2からの安定した攻撃手段ともなるだろう。
また、グリフォンナイトの利点はスタイルが【連携】から【飛行】になるところだ。チェインアタック喪失は痛いが、飛行ユニットとなることで森や霧、流砂といった地形移動デバフマス、崖などの移動不能マスを気にすることなく移動できる。これにより味方との隣接がよりやりやすくなり、個人スキルを発動しやすくなる。移動も6となるのも重要だ。また、弱点となる弓攻撃だが、スナイパーやウォーリアーといった弓ユニットは速さ上限が30代なので、ワンチャン相手の弓攻撃に対しても回避が狙えるようになる。
クロエに引き続き、第二のグリフォンナイト枠として採用するならば一考の余地があるだろう。
紋章士選びは加入時期の問題で難儀する。
回避を補強するマルスが最も相性がいいのだが、加入して間もなくの10章クリアでマルスを初め、この地点で持っていた紋章士の指輪を全て敵に奪われてしまう。11章でアイビーがリンの指輪を持って登場するが、確かに速さに関するスキルを所有するリンとは相性抜群なのだが、実は弓のスキルも多く覚えるので君主のスタルークと取り合いになる可能性がある。リーフはラピスの弱点だった体格のなさを補強するスキルを覚える。
回避盾として使用する場合、マルスが離脱する前に「回避+10」を取得しておきたい。剣主体かつ必殺なしで戦うと決めているなら、「剣術・柔」もよい。
余談
- 名前の由来は「ラピスラズリ」からと思われる。
人類が初めて利用した鉱物と言われ、ラピスはラテン語で「石」を意味する。
- CV担当の高柳氏はシリーズ初参加。
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