戦闘民族高町家
なのはのじっか
『とらいあんぐるハート3』及び『リリカルおもちゃ箱』、そしてそれらから独立した『魔法少女リリカルなのは』シリーズに登場するキャラ・高町なのはの実家の事。なのは自身に加えて、父・高町士郎、母・高町桃子、姉・高町美由希、兄・高町恭也から成り立つ5人家族から成り立ち、一家で喫茶「翠屋」を経営している。
なのはの実家は「永全不動八門一派・御神真刀流、小太刀二刀術(通称:御神流)」が伝わっておるが、その辺の事情はそれぞれ異なっている。その為、作品に分けて解説する。ただし、タグの由来は原作版における活躍に由来している他、単に「高町家」と言った場合なのは&フェイト&ヴィヴィオの3人を指す事が多い為、それとの差別化を兼ねた意味合いもある。
とらハ3・リリちゃ箱
元々これらの作品は人外のキャラや圧倒的な力を持つ人間が多く、そして主人公である恭也の家族も例外ではない。
御神流は『とらいあんぐるハート』シリーズの時系列に於いて最も古い『とらハ2』から存在しており、簡単に言うと2口の太刀・棒手裏剣・ワイヤー・体術を用いた暗殺術という物。美由希や彼女の実父である御神静馬の出身である御神家はボディガードに特化した御神流を、恭也や士郎と父の妹である美沙斗の出身である不破家は暗殺に特化した御神流・裏を家系に伝えていた。
その為、一般人の桃子や生まれる前に父を失ったなのは以外の家族は人並み外れの戦闘力を持ち、なおかつ彼らは魔力も存在していないので、非魔導師としては非常に高い戦闘力を持っていた。
ただし士郎が仕事中に殉職し、それに加えて家族を守らんとする故の無茶を恭也がやらかして交通事故と2度に渡る膝の重症を負ってしまい、剣士の道を諦めて美由希に託していた。ただし4年後は手術によって完治し、彼も御神流に復帰して士郎を殺した犯人を敵討ちした。
なお、この作品では高町家の家庭環境が複雑であり、
- 恭也の実母は夏織であり、士郎と恭也の旧姓は「不破」だった
- 士郎には妹の御神美沙斗がおり彼女の実子が美由希であり(美由希の実父は御神静馬)、その関係で恭也とは従兄妹同士
- なのはから見て恭也と美由希は異母兄弟
になっている。
リリカルなのはシリーズ
こちらでも御神流は存在しているが、士郎は事故に遭いながらも生存しており(ただしその時にはなのはが既に生まれていた)、完治した後には引退し翠屋の店長として専念している。その為、恭也は体を壊すことなく常に剣士を続けており、同時に美由希にも御神流を教えている。
ちなみに彼らの戦闘シーンは描かれていないため、戦闘力については不明となっている。また、上記のような複雑な家庭環境の設定はオミットされている。
別の地域が舞台となる『StrikerS』以降では殆ど登場していないが、アニメ本編とリンクしているドラマCDでは機動六課の仕事の為になのはは一時期実家に帰り、そこで高町家の人たちはなのはの新しい友達と対面した。(ただし恭也は月村忍と共にドイツに行っているため不在)
続く『Vivid』では第1話のみの登場だが、ヴィヴィオがお世話になっている人たちに記念写真を送るシーンで登場しており、高町家がなのはの養子となるヴィヴィオの事を知っている模様(恭也も彼女のことを知っているかは不明)。その為、『StrikerS』から『Vivid』までの間に、なのはが実家にヴィヴィオの事を伝えたか、ヴィヴィオと共に再び実家に帰った事が窺える。なお、『Vivid』時点での年齢は士郎が51歳・桃子が47歳・美由希が31歳になっているのだが、士郎&桃子夫妻の見た目は中年かつ(血は繋がっていないものの)孫がいながら14年前と変わらない若々しい容姿になっている。
現在の所、全く登場していないのは『Force』のみとなっており、なおかつ『Force』のストーリーが進まない状況になっているので、再登場の機会が乏しい事態になっている。
末っ子のなのはの戦闘力が青年期には完成されている為、どちらかというと小学生時代にあたる無印と『A's』にネタが見られる傾向にある。
主に家族の人がなのはが魔力を持っていることを既に知っている事を前提で、なのはに迫りくる新たな脅威を彼女から守ったり、魔力を持たない者としての可能性を披露したりと、原作版の設定を折衷させる事が多い。