CV:斎賀みつき
概要
2023年2月22日のぱかチューブで公開されたウマ娘。モデルはサラブレッドの三大始祖の一頭バイアリーターク。ウマ娘の世界では女神像のモデルとなったウマ娘である。
左目の傷が軍人を思わせることから軍馬経験があるバイアリータークではないかと予想されていた。
三大始祖「バイアリーターク」
現存のサラブレッドの血統を記録の残る限り、「父の父そのまた父」というふうに遡っていくと必ずたどり着く3頭の種牡馬。その1頭がバイアリータークである。
バイアリータークのルーツについては残る文献はかなり少なく、一説ではトルコのオスマン帝国の軍馬であったという。
イギリスとオスマン帝国の間に起こった「ブダペストの戦い」の際、イギリス第6近衛竜騎兵隊のロバート・バイアリー大尉が敗走するトルコ軍から奪い取ったと言われている。
以後はバイアリーの乗騎となり、彼とともに死地に赴いた。残っている逸話の中にはバイアリーが敵に包囲されてしまい、万事休すかとなったところをバイアリータークの機動力で包囲網を突破し、難を逃れたという話も残っている。
軍馬としての役目を果たしたあとは競走馬に転身し、残っている記録では1戦を戦って勝ったとされている。
その後は種牡馬に入り子孫を残そうとするものの、集まった繁殖牝馬の質が悪く、子孫は残せないかに思われていた。しかし、玄孫の代からヘロドが生まれ、その子であるハイフライヤーが活躍し、一大勢力を築く事に成功した。
しかし、トウルビヨン以降は徐々にダーレーアラビアン系の勢いに押され始め、子孫のサイアーラインがなかなか伸びず、現在は存続は風前の灯となっている様相である。
日本においては、ウマ娘のモデルとなっているシンボリルドルフやトウカイテイオー、メジロマックイーンにダイタクヘリオス、ツルマルツヨシなどが活躍を残したが、現在ではサンデーサイレンス系などの勢いに押され、日本におけるバイアリーターク系の種牡馬はギンザグリングラスとクワイトファインのわずか2頭のみとなっている。果たして復権を担う名馬の誕生はなるのだろうか…?