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概要

NHKの『みんなのうた』の楽曲の1つ。

作詞・片岡輝、作曲・越部信義。1975年初放映。

曲・映像の内容

モチーフはギリシャ神話イカロス飛行墜落だが、この曲ではイカロスを「人類が空を飛ぶことに挑戦した勇気ある先駆者」として位置付けられており、その流れで画面にはレオナルド・ダ・ヴィンチの飛行機械やオットー・リリエンタールグライダーらしきものも登場する。一方で父親ダイダロスは登場せず、あたかもイカロスが自分で翼を作ったような印象を受ける(伝承ではダイダロスが自分とイカロスの二人分作った)。

 

ちなみに原典の物語は「慢心を戒める」意味合いが強く、そもそもイカロスが太陽を目指したのも空を飛べるようになって調子に乗った結果、「俺ってスゴくね?ちょっと太陽神に会ってくるわ(要約)」と思い上がったからである(加えて「海上スレスレを飛ぶと湿気るし高く飛びすぎると暑さで溶けるから気を付けろ」というダイダロスの忠告も完全に忘れていた)。

※そもそもこの父子は王様を怒らせて塔に幽閉されてしまったため、そこから何とか脱出するべく鳥の羽根と蝋を集めて翼を作った。

  

とはいえ楽曲としての評価は高く、音楽教科書に収録される定番曲の1つでもある。

曲が短調で暗い上にシリアスな内容なのでちびっ子にはトラウマを刻む。教科書の楽曲として収録されるのは小学校高学年の教科書なので少しは耐えられるかも。

ちなみに

JAXAの小型ソーラー電力セイル実証機IKAROSの名前の由来となった曲でもある。

関連動画

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音楽 楽曲 曲イメージ みんなのうた

ギリシャ神話 イカロス IKAROS

 機械羽 飛行 墜落 トラウマ

アンパンマンのマーチ …イカロスの友は「勇気ひとつ」、こちらの友達は「愛と勇気だけ」。

勇気のルンダ …1番の歌詞では「たたかうときは心にいうんだ 頼るものはなにもないんだ 勇気ひとつがトモダチなんだ」となっている。

あはれ!名作くん…182話で1番(とその替え歌)が流れた。

日常(あらゐけいいち)…アニメのエンディングテーマに使われた曲の一つ。他にも気球にのってどこまでも、怪獣のバラードなどが採用されている。→日常の合唱曲

バビロンズフォール…壮大なオーケストラアレンジと合唱でカバーされた。