概要
初登場は『ドラゴンクエスト4』。自分の背丈がありそうな棍棒を持った怪獣ないしドラゴンのような巨漢のモンスター。
いわゆる大振り系のモンスターの走りで、攻撃をほとんどミスするが当たると必ず痛恨の一撃になる。
終盤ダンジョンの闇の洞窟に出現し、FC版では必ず単体で登場していた(リメイク版では他モンスターと一緒に登場するようになった)。
実はこの痛恨の一撃はDQ4とDQ5でしか使われていない固定ダメージタイプのレアなバージョンで、内部的には実は攻撃力はたった21しかない。なので通常攻撃をした所で終盤相当の戦力のこちらには一切ダメージを与えられずミスになり(2章で出てくるひとくいそう等と同値である)、5倍の固定ダメージを与える痛恨の一撃では105ダメージが出るという形で大振りな攻撃を表現している。
とはいえ終盤で105ダメージというのは微妙なラインで、低HPのミネアやブライでもなければそこまで致命傷にならない程度だったりする。
それでもFC版では高HPを誇った為になかなかしぶとかったが、リメイク版で毎ターン100程度の高めの自動回復能力を貰った代償にHPが930→330にまで低下させられてしまい、おまけに攻撃力も21→19に低下して痛恨の一撃の威力も100を切る弱体化を食らっている。
また、上記のミネアですらもHP100以上は普通に行くようになっているため、かなり見掛け倒しなモンスターとなってしまった。
このように本来の登場作品で微妙な扱いだった埋め合わせなのか、後発作品で登場する場合は普通にパワー系のモンスターにしてもらっている事が多い。
ドラクエ10にも登場しているが、こちらはドラゴン系として登場している。パワーを活かした攻撃だけでなく、「しゃくねつ」のブレス攻撃を仕掛けてくることもある。
ドラクエ11にも登場。邪版は「魔竜のたましい」を所持しており、リーズレットにそれを渡すと貴重なアイテムに変換してくれる。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズではジョーカーから参戦。どの作品においても概ねHP、攻撃力が非常に高く守備力もそこそこ。反面MPと素早さ、賢さは微妙な数値になっている。
特に猛威を揮っていたのがジョーカー2で、メガボディ、ギガボディといった大型なモンスターに大ダメージを与える「ギガキラー」という特性を持ちこれがストーリーでのボス戦や対人戦で脅威となっていた。…がそのお陰でプロフェッショナル版では時折無駄行動を採るデメリットスキルを持たされた上に前述のギガキラーが誰でも習得可能になってしまう逆風に晒される事となった。
続くテリワン3D、イルルカではデメリットの削除と耐久性を強化する特性の獲得で復権を果たす。そしてジョーカー3ではなんとギガボディに巨大化した。ここに来ても持ち前の攻防優れた重戦車っぷりは健在だったのだが…栄枯盛衰は世の常人の常、プロフェッショナル版においてまたも強烈なデメリットスキルを背負わされて一気におにこんがオワコンとなってしまったのであった。
ダイの大冒険では魔王軍の本隊に所属するモンスターとして登場。終盤、バーンパレス等に登場。
おにこんぼう系のモンスター
バルザック+
エドガンの弟子だったバルザックが進化の秘法でパワーアップしたもの。サントハイムの城を乗っ取っている。『ドラゴンクエストジョーカー2プロフェッショナル』では、メガサイズのモンスターとして登場。ドラクエ10では、オフライン専用のボスとして、「金のほこら」という建物に登場している。上記のように、エドガンの弟子という設定はない別の個体である。
ギガデーモン
地底世界の南西の祠にいる四天王のひとりとして登場。見た目通りのパワー派で、打撃攻撃はミスこそ多いものの、時々強力な痛恨の一撃を繰り出すことがある。マーニャに頭悪そうだとか言われるが、主人公に背後の床を調べさせてその隙に不意打ちを仕掛けようとするズル賢さを持っていたり(リメイク版のみ。FC版ではミスなのか仕掛けてこない)、少しだけではあるがルカナンを使って相手の守備力を下げてくるため、決して頭が悪いわけではない。『モンスターバトルロードⅡレジェンド』で単独で中ボスクラスの敵として登場している。『ドラゴンクエストジョーカー2プロフェッショナル』では、ギガサイズのモンスターとして登場した。ドラクエ10では、ルカナンを使わない代わりに「はげしいほのお」や「衝撃波」を使ってくる。ドラクエ11で通常のモンスターとして登場。「魔竜のたましい」を持つモンスターとしてリーズレットが教えてくれる。
ギーグハンマー
ドラクエ10で魔法の迷宮のボスで登場したモンスターで、魔軍12将のひとり。棍棒ではなくてハンマーを持っている。時々2回行動することがあり、ターンエンド時に衝撃波で攻撃し、「しゃくねつ」や「暗黒のきり」といったブレス系の攻撃を使い、「テールスイング」で攻撃してくる。愛用するハンマーの重さはほんのメガトン級だが彼が振るうとその破壊力はギガトン級に達すると言われており、攻撃力も魔軍12将の中でも高く、痛恨の一撃なんか食らったら一発でオダブツである。強モードでは「サンドブレス」も使ってくる。破壊の権化と言われ目に付くもの全てを壊し、仲間すらも彼の犠牲となる。
ネルゲルデーモン
3DS版ドラゴンクエスト11、ドラゴンクエスト11Sで出てくる「追憶の神殿」に登場するボス。冥王ネルゲルのような配色のギガデーモンで、メガトンギオスとコンビで襲ってくる。HPが12000とバケモノ染みた高さであり、「衝撃波」や「巨大な火炎」等の多数の技を使ってくるが、中でも大ダメージを与えてくる痛恨の一撃や、超高確率で即死させる「闇をまとった巨大なハンマー」が恐ろしい。たまに相方のメガトンギオスとれんけいして「ジゴエクストリーム」等の強力な連携技を使う他、その相方が倒されると3回行動になる。
破皇 ゴンザ
星のドラゴンクエストのイベント『武神十二王皇』に登場する。
ハンマー以外の武器はいまいちダメージが通らず、自身も数々のハンマー専用スキルを繰り出してくる。
ヘルギガース
発売される事の無かった幻のGBC版ドラクエ4の登場予定だった没モンスター。没になったが故に何色をしていたのかは不明。
名前の由来はFFシリーズで出てくる「ヒルギガース」だろうか。また、レイギガースとは関係無い(あちらにも没モンスターがいるが)。