鬼滅キッズ
きめつきっず
注意 |
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本記事の編集にあたっては過度に中傷的表現を含まぬ様、中立性並びに公共性を保った編集を心がけてください。 |
概要
別名「鬼滅信者」。
鬼滅キッズとは、『鬼滅の刃』及びその二次創作のファンを揶揄する中傷的な表現である。
キャラクターデザインやアニメのクオリティの高さから爆発的な人気を誇り、社会現象にまでなったが、その一方で過激な言動や棲み分けの出来なさで他者に迷惑をかける行為をする悪質なファンとそれに便乗して過激に叩くアンチも問題となっている。
そのため、節度を持った鬼滅ファン達にとっても鬼滅キッズという蔑称は悩みの種になっている。
使用上の注意
勘違いしている人も多いが、鬼滅キッズとは『鬼滅の刃』及びその二次創作が大好きな子供……、ではなく、マナーの悪い一部のファンを子供になぞらえた蔑称である。
そのため、例え悪質なユーザー相手であっても使うのは避けた方がいい。
またマナーやネチケットを守っている普通の人でも、仲間内以外で「鬼滅の刃のファン」という意味で「鬼滅キッズ」という表現を使うのは控えた方がよい。いらぬ敵を作る事になりかねないからである。
※そのため、友達や仲間などの親しい人が自分から言っていたとしても、第三者が使うことはあまり好ましくない。
鬼滅キッズとされる例
「○○(作品名)は鬼滅のパクリ」等の発言を行なっているとするもの
鬼滅キッズの主な被害者としてあげるのは、アニメの放送時期が重なった「炎炎ノ消防隊」、作者も影響を受けたとされる「ジョジョの奇妙な冒険」等の作品である。
そもそも数多くの作品が生み出された現代において、他の作品と被る点が全くない作品を見つけることは難しい。
当然本気で言っていようが冗談で言っていようがマナーの悪い行為である事には変わりない。
原作派からアニメ民への煽り
アニメから鬼滅の刃を知ったユーザーを貶めるように原作の内容をネタバレする者、または未発売のジャンプの内容を載せる者(言うまでもない事だが、こちらに関しては普通に違法である)。
しかしこれに関しても、他の作品でも多々行われることであり、鬼滅の刃に限定して言及するのはナンセンスである。
万引き問題
上記の通り社会現象にもなったことでコミックスが手に入りづらくなったことから、「万引き」の被害が相次いでいるのも問題視されており、書店によっては鬼滅の刃を置かない本屋も出て来ている。
万引きに関しても、鬼滅の刃がブームになっているため大きく取り上げられているだけで、上述したONEPIECEや進撃の巨人といった人気作品(ただ、この2作は大抵の本屋に専用のブースが設けられている)においても、万引きで逮捕者が出る事件が起こっているため、一概に本作だけを原因にはできない。
また、急激にブームとなった人気作品より分母が少ないであろう商品においても、万引き犯は存在する。
ブームが引き金となって万引きの事例が多いことが本来の要因であり、鬼滅の刃=万引きとする事は事実からかけ離れている。
流行りものである作品を狙って万引きを繰り返す犯罪者と金儲けの為に買い占める転売ヤーを責めるべきである。
それ以外にも、万引きによって本屋が鬼滅の刃を置かないようになってしまったら、作者や出版社に収益が入らないという被害も発生する重大な問題でもある。
原作と二次創作の棲み分け問題
鬼滅キッズは原作と二次創作の棲み分けが出来ないとするもの。
もちろん二次創作は原作ありきで成り立っているため、その原作を蔑にすることは当然マナー違反である。そのため、原作との設定の違いを楽しむことならまだしも原作設定を否定することはお門違いである。(これに関しては2次創作が盛んな他作品でも暗黙の了解として扱われている)。
逆に、原作しか認めない人も二次創作を楽しむか楽しまないかは個人の自由であり、わざわざ正面から頑なに否定する必要もない。要は読まなければいいのである。
しかしこれについても、鬼滅に限ったことではない。
後述にも出てくるが、pixivのランキングに鬼滅の刃関連の作品が増えただけで怒りを感じる場合は棲み分けが出来ていないとも言える。
グッズ買い占め問題
昨今の人気作品は様々な商品や企業とコラボを行っているが故に、この買い占め問題も深刻化している。
コラボ限定グッズ欲しさや推しキャラのコラボグッズ欲しさにサーチ行為を働いたり、過剰にコラボ商品を買い込む人達まで登場している。
目的の違いこそあれど、これでは転売ヤーとやっていることがほぼ同じである。
アニメでのクレーム
「無限列車編」の映画が地上波放送された際、CMが多いことにクレームを飛ばした視聴者が多数存在したが、地上波で放映される以上、CMがあることは当たり前である。そこまでCM無しで見たいのならば金を惜しまずにDVDを買えばいい話である(寧ろ売上にも貢献できる)。
また、10月31日に放送予定だった第四話が選挙特番になったことに関しても騒いでいた視聴者がいるが、鬼滅の事が好きすぎるあまり、日本や国民の未来を顧みないのは当然ながら褒められた事ではない(ただし、無限列車編が全7話であることがプロモーションリール時点で確定していたが、実際はアニメ版無限列車編第1話放送日から遊郭編第1話放送日までで1週多い8週間も時期があったため何かしらで1週休む、もしくは特番が行われることが確定していた)。
ランキング長期間独占問題
ピクシブ百科事典の「注目の記事」「定番の記事」ランキングが鬼滅の刃関連だったことから、鬼滅キッズ認定したもの。
しかしこれに難色を示すのは身勝手である。
人気作品は投稿数が多くランキングに投影されるのは当然であり、この件について被害を受けたと主張するのは所謂「自分の好きな作品が最優先されないと納得がいかない」「嫌いな作品を目に入れたくないだけ」という根本的な勘違いが要因である。
何度も言うが、これらも鬼滅の刃に限った話ではない。
どのようなジャンルにも、迷惑ユーザーは存在することを知ってもらいたい。どのような作品にもクレーマーはつきものである。
【番外編】pixiv内での問題行動
創作活動サイトである『pixiv』及びその派生サイトである『ピクシブ百科事典』において、関連作品や記事を鬼滅キッズが独占しているとされるものである。
「pixiv」や「ピクシブ百科事典」はあくまで皆の公共スペースであり、そこの棲み分けが出来ないユーザーは、立派に鬼滅キッズの仲間入りといわれても過言ではないという主張をさもまともなユーザーとして繰り広げているものの、現実は嫌いな(もしくは苦手な)作品を見たくないという我儘という物。
皆の公共スペースなら尚更、流行り物で占領されたなどという幼稚な発言をすべきではない。
また、「鬼滅の刃とのコラボ」タグが付いた作品を鬼滅キッズ扱いするユーザーもいる。
自作品の宣伝に人気作品を利用しているとするものである。
しかし鬼滅の刃をダシに取った自分語りの宣伝については、鬼滅キッズのタグをあえてつけた鬼滅の刃アンチ作品も同じことである。
表向きは非常識なファンへの注意喚起としながらも、本当の目的は自分語りであり、ブクマや動画の視聴回数を稼ぐ事が目的とされる。
まとめ
鬼滅キッズとしてあげられる問題は鬼滅の刃に限ったことではなく、人気になったり一時的に注目を集めた作品には付き物である。
また迷惑なファンというものは若い世代だけではなく、ジャンプ黄金時代と呼ばれる世代にも当然存在する。
決して特定のファンや年代が問題児だというわけではない。
現在SNSにおいて「鬼滅キッズ」を含む投稿を検索すると、ファンや作品への批判のリプライを繰り返す者が多々見られる。
その矛先は一般の鬼滅ファンばかりか、鬼滅の刃公式アカウント、コラボ先のアカウントやニュースサイトにまで向けられている。
最後に
この様に差別的な発言が相次いだ事で、改めて今一度ネットのモラルを見直す必要も出てきているという声もある。
ただし、間違いなくこれらの問題点の被害者は鬼滅の刃という作品であり、その作品を純粋に愛しているファンである。
今や世界的大ヒット作となった鬼滅という作品を純粋に愛しているファンは、今や日本だけでなく世界中におり、非常識なファンやそれに便乗する悪質な者達を本当に嫌っているのはそういったファン達である。
どの作品においても、本当に作品が好きなら、本来のファンのあるべき姿をよく考えて行動するべきであり、当然ながらファンを蔑称で一括りにしたり、作品そのものまで叩いたり荒らしたりするなど決してあってはならない事である。