概要
西洋で生まれた技法や材料で描かれた絵画。たいてい、油彩画をイメージされることが多く、狭義にはこちらを指す。
種類のわけ方には、いくつかあり油絵や水彩画、パステル画、銅版画が挙げられる。表現法では対象物を具体的に描く「具象画」、そうではない「抽象画」がある。
絵の具は油絵具を用いる。描写はきめ細かく、陰影を付けディテールまで細かく表現する。
歴史
起源は古代人が描いた洞窟壁画に遡る。キリスト教が広まると、聖書の内容を表現した絵画が教会などに飾られた。ルネサンス期になると、写実的な表現法が求められるようになり、科学的な分析により技法の発展が促された。19世紀までこうした写実的な表現の流れが続いたが、20世紀になると、これら写実にとらわれない新たな潮流が生まれ、現在に至る。
日本での歴史
日本では、16世紀の西洋人渡来によりその歴史は始まる。江戸時代には平賀源内や司馬江漢が活躍した。そして、19世紀半ばのいわゆる文明開化により、本格的な発展が始まる。以後、日本絵画の中心を占めるようになり、海外の影響を受けつつ発展していく。
pixivでは
pixivはイラストSNSであるものの、投稿されている作品のほとんどがCGであり、アナログで描かれたものにしても「洋画」タグがつけられているものは見当たらない。また、部分一致検索だと「海洋画」も引っかかる。「西洋画」という呼び名もあるが、タグとしてはあまり普及していない。