曖昧さ回避
エフェクターのファズ
割れた音を出す歪み系のエフェクター。
ファズ(fuzz)は「毛羽立った」の意の英語。
倍音成分が多く含まれた、潰れたような深い歪みが特徴。
バイポーラ・トランジスタの増幅回路により音を歪ませるが、同じ歪み系のオーバードライブやディストーションとは違った独特の音となる。
- 1950年代にはエレキギターで歪んだ音を出すため、真空管アンプをオーバーロードさせる、スピーカーのコーン紙に不規則に穴を開けるなどの試みが行われていた。
- 1960年、グレン・スノッディーが回路設計を手がけた世界初のファズ・ペダル「ファズ・トーン」がマエストロ社から発売された。トランジスタはまだシリコンではなくゲルマニウムで、中低域を強調したウェットなサウンドが特徴。ローリング・ストーンズの『サティスファクション』などでそのファズ・サウンドが聴ける。
- 1966年、アービター社(現在はジム・ダンロップ社が所有)のファズ・ペダル「ファズ・フェイス」が発売された。ギターのヴォリューム・ノブに繊細に反応するのが特徴で、ジミ・ヘンドリックスなどの使用で知られる。
- 1980年代には扱い易いオーバードライブやディストーションが歪み系エフェクターの主流となり、ファズは使われなくなったが、1990年代にジーベックス社が発売した制御用ツマミを設けた「ファズ・ファクトリー」により再び注目を集めるようになった。
- 1997年、ローランド社が開発したシリコン・トランジスタ仕様のファズ・ペダル「BOSS FZ-3」は安定した動作と高域を強調した乾いたサウンドで、終売となった現在も人気が高い。
関連タグ
『ラストランカー』のファズ
CV:中村悠一
武器は大剣で、奥義は高速の突進から繰り出される斬撃「グランタスク」である。
カンタレラの次期族長であり、親友ジグと共にカンタレラを守り継いでいこうとしていたが、ジグが部族を抜けたため取り残された。
その後、カンタレラがアンチと判断されて七騎士ユーリの襲撃を受けて壊滅し、妹のミシーを誘拐されてしまった。このことから、ジグを裏切り者と考えてしまい、ユーリの配下となった。
ジグと戦った際に助けを求め、アンチと機構の戦いの際にジグと和解する。その後、新七騎士の一員となる。