概要
運にばかり頼ってる人を上から目線で罵倒する目的で使われるネットスラング。
春日の部分は、本来であれば「運だけのカスが」と書くべき所を「運だけの春日」と書いてしまった誤字であり、それがそのまま定着した。
運とは努力ではどうにもならない要素であるが故に、幸運であると感じる人を妬ましく思うことも時には出てくるかもしれない。
そういう状況に際して、「運を使った方法でしか解決できないカスが」といったニュアンスで他人を罵倒したい時に使用されるネタ言葉である。
ただし、この言葉を使用する者にとっては運だけで解決してるように見えても、当人の目線で見れば類稀なる努力の積み重ねによって成し遂げたものという事例もあるだろう。
そもそも当ネタは「カス」という罵倒語を含んでいる誹謗中傷に該当する言葉であることには注意する必要がある。
元ネタ
発端は対戦型のオンラインTCG『Shadowverse』(シャドウバース)のコミュニティの場。
2020年2月頃、オンライン記事を自由に投稿できるサービス「note」にて、プレイヤーの一人がシャドウバースの攻略記事を投稿。また、その記事は有料設定の記事だったのだが、それを購読した別のプレイヤーが、金を払って記事を読んでも参考にならなかったために記事の投稿者へクレームを送信。しかしその中に本来「運だけのカスが」と書く所を「運だけの春日」という誤字を含んでしまう。
その様子がTwitterにて晒され拡散したことで、珍妙な誤字がウケてシャドウバースのプレイヤー同士で使用されるようになる。
また、このネタの「春日」の部分がお笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰を連想させたため、相方の若林正恭とかけた「実力の若林」なる対義語が出現。
次第にそれらを組み合わせたネタ画像が投稿され、それがTwitterのトレンド入りするなどの結果、界隈から飛び火しシャドウバースをプレイしてない人の間にもネタが伝播した。
特にシャドウバースが対戦型のスマートフォンゲームであるため、類似するオンライン対戦ゲームのコミュニティで当ネタが用いられる機会が多い。
なおそのような経緯であるため本来オードリーとは無関係なのだが、その語感から当ネタの意味や由来を知らない人が見た場合、オードリーの春日を不当に中傷してるように見えても仕方ないだろう。
そういった誤解を避けるという意味合いでも、できることなら当ネタの使用は控えるようにすべきである。